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(1.6.10) 赤い中国の国家独占資本主義 5G技術を中国が握れば世界は監視社会になる。

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 レーニンが帝国主義論で罵倒してやまなかった、国家独占資本主義が赤い中国に現出している。帝国主義論とは資本主義の最終段階で国家が企業活動に介入して支配し、それが独占資本となって世界を席巻し搾取するというものだが、実際に現れたのは共産主義の最終段階として国家独占資本主義で赤い中国が世界の人民と資源を搾取するという実に滑稽な構図になっている。

マルクスは資本主義打倒を叫び共産主義国家こそが人々の平和と安寧を約束するとアジっていたが、実際に現れたのは共産主義国家こそが、国家独占資本主義に変質し中国と人民を搾取している姿だ。
かくしてマルクスが叫んでいる。「万国の労働者よ団結せよ。そして共産主義国家を煉獄の炎で焼き尽くせ!!!」

 中国とアメリカの貿易戦争は第二段階に入り、中国が行ってきた国家ぐるみでの大企業育成策に対しアメリカがクレームをつけている。
中国企業は補助金で肥え太り、アメリカ企業を駆逐し始めた。特にファーウェイは中国政府の全面バックアップの下に、次世代通信システム5Gの覇権を握ろうとしている。これは非常に不公平な競争で国家が企業に補助金をだして介入するのは違法で国家独占資本主義だ
しかし中国はこの補助金制度こそ中国共産党が中国企業を支配できる打ち出の小づちだからおいそれとアメリカの要求に屈することはできない。
うるさい。そもそも共産主義国家とは国家が企業を支配するシステムで補助金やその他の便益を供与して世界企業を創設する仕組みだ。資本主義国家ではそうした資金を市場で調達するが、我が国は共産主義的資本主義国家だから政府の補助金で企業を育てる。それが悪いか!!」習近平氏が吠えている。

 先進資本主義国では共産主義や社会主義はすっかり人気がなくなり、日本でも旧社会党は実質的に消滅し、日本共産党もじり貧になってきて最後のあがきとして他党との共闘路線に切り替えた。
しかし赤い中国では共産党が国家ぐるみの資本家に衣替えすることで、国家独占資本主義体制を確立しますます健在だ。
見てみろ!!共産主義とは資本主義の最高形態で中国人民を監視社会において政治的不満を圧殺し、国家独占資本主義でアメリカに大量の物資を輸出して人民の腹を満たしている。人民などは腹さえ満ちれば文句は言わないものだ。くやしかったら真似てみろ!!

 アメリカと中国はハイテク覇権をめぐって、自由経済か国家独占資本主義かの体制の選択を迫っている。はるかに中国の国家独占資本主義のほうが効率がいいので次世代通信システム5Gでは完全に優位に立った。ファーウェイは世界の基地局の約80%を占め、これに対抗できる西側世界の企業はほとんどない。中国の一人勝ちであり、信じられないことに私が使用している無線通信の通信機器もファーウェイだ。
世界は通信基地を握ったほうが世界の覇権を握れる。これは当然で通信基地を通過するすべての情報を無料で入手できるからで、簡単に言えばメールアドレスもパスワードも解析技術さえあればすべて把握できる。
現在の高速コンピュータを使用すればどんな暗号電文でも解析できるのだから、これでは世界は中国の情報技術の前にひれ伏さなくてはならない。

 だからトランプ大統領が吠えた。「世界の情報大国を中国に譲ってはならない。何としてもファーウェイをたたきつぶし、アメリカが情報戦で今までのように中国を押さえつけねばならない
かつては情報戦ではアメリカの一人勝ちだったが、今では中国のほうがアメリカを凌駕し始めた。中国の実力は顔認証システムの実際の応用にも表れており、これで中国官憲は反体制派や犯罪者を次々にとらえている。
ジョージ・オーエルの1984年の監視社会が中国に実現されているのだ。

 次世代通信システムを中国が握れば国家独占資本主義が世界を席巻し、北朝鮮やベネズエラやロシアが息を吹き返す。今は自由主義社会と国家独占資本主義の戦いの天王山なのだ。

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