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(1.6.1) 中国経済の資金繰りがパンクしてきた。

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 私がまだ金融機関の現役であったころ、企業分析の中心は資金繰り分析だった。もちろん決算分析も行うのだが決算数字についてはいかようにも粉飾がされるので信用ができない。一方資金繰りは実に正直で企業の業績が好調といっているのになぜか資金繰りが忙しい企業は問題含みだと怪しんだものだ。
これは国家においても同じで、GDPなどの統計数字を見ると世界もうらやむ成長をしていることになっていても、なぜか市場や国際機関に過剰な融資を求めていたり、国内で為替管理が厳格になっている国家があるが、そうした国家は対外的発表とは裏腹に資金が枯渇して経済状況が悪化しているものだ。

 具体的には最近の中国がそうで、相変わらず6%以上の成長をしているはずなのに、市場から1兆ドル以上の社債を調達しているので、市場は怪しんで中国企業の社債には2%以上のチャイナプレミヤムをつけている。
社債はアメリカの格つけ会社が発表するレーティングに基づいてレート設定がされるのが普通だが、それに2%以上の金利が上乗せされるのだが、それでも中国企業の社債発行は止まらない。
また国内では為替管理が厳格になり、かつては留学費用としてアメリカに3万ドル(一回当たり)の送金が可能だったのに、今では2000ドル相当に制限が掛かっている。
また外国人が自分の預金を引き出すにも年間5万ドルが限度となって、中国で稼いでもその資金を帰国時に国外に自由に持ち出せない。
何かがおかしいのだ。

 さらに言うと最近中国は日本との友好を強調しだし、一帯一路の中国政策に日本企業や日本政府を巻き込もうとしている。数年前までは尖閣諸島で角突き合わせ「核心的利益は軍事力で守る」と大見得を切っていたのに最近はそうした言葉を全く使用しなくなった。
今日本を刺激すると日本から資金の導入ができない。ここはパンダ外交に徹して友好を強調しよう」ということだ。
中国大好き人間の伊藤忠の丹羽宇一郎氏などは「この機会を逃さず一帯一路に乗り遅れるな」などと盛んに吹聴しているが、実際は中国に資金がなくなってきたため日本の金を使おうということだ。
ここは臥薪嘗胆でまた日本をだまくらかしてやろう・・・・

 中国の外貨準備は公表では3兆ドル以上あることになっているが、なぜかその外貨準備を使うことができない。実際は世界各国の独裁政権国家の資源開発等に投入してしまっており、このところの資源価格の低迷で資金の回収がままならない。頭にきて採掘権や港湾などを担保としてとっているが、こうしたものは使用されてなんぼのものだから閑古鳥が鳴いている現状では全く価値がないのと同然だ。
中国経済は倒産前のダイエーにそっくりで、ダイエーはあらゆることに手を出しては資金が焦げつき資金繰りに窮して倒産したのだが、それと酷似してきた。

 しかも中国とアメリカは貿易問題で角突き合わせているが、この問題は実は貿易問題ではなくて次世代のハイテク技術をどちらの国家が握るかという覇権問題だから中国が全面降伏しない限り収束しない。

だが中国としてはメンツ問題があり、メンツこそが中国人が最後まで守る中国人のアイデンティティだから習近平氏が日本のように全面降伏するとは思われない。
経済金融的には完全に下り坂になっていても、落ちぶれた貴族としての体面だけでアメリカと戦うだろうから、この先も中国経済は悪化の一途をたどるだろう。
そして世界は自己中心的になり21世紀の経済は20世紀の経済とは反対に縮小していきそうだ。


 

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