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(30.12.11) 大相撲の崩壊現象 奴隷制の付け人制度を変えなければならないが・・・

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  大相撲は崩壊過程を速めている。横綱や大関がほぼ毎場所のように休場し、残ったのはまだ若いけがをしていない力士ばかりになっている。しかしこうした若い力士もけが対策を全くしない相撲協会の愚挙で早晩相撲が取れなくなることは確実だ。
遠藤も宇良もケガのためまともな相撲が取れない。

 さらに相撲界の暴力沙汰は後を絶たず、暴力反対を唱えて立ち上がった貴乃花親方は自身の相撲部屋がもっとも暴力沙汰にさらされていて足元をすくわれ相撲界から去った。
特にひどいのが日馬富士の暴行を受けた貴ノ岩が今度は付け人に暴力を振るい引退を余儀なくされたことだ。

 この付け人という制度は相撲界独特の制度で十両以上の力士に幕下以下の力士が世話係として付くのだが、実際は奴隷労働と何ら変わりがない。
まわしを運んだり本番前のけいこ相手をするぐらいならさして問題はないのだが、実際は力士の私的な用事でさえも文句を言わずすべて引き受けなくてはならない。なかにはまともな依頼でない場合もある。
これはローマ帝国やオスマントルコの奴隷そのもので付き人に人格はない。

 これほどひどい制度は人道問題をはらんでいる。確かに他のスポーツでも監督の指示は絶対でそれに逆らうと「オリンピックに出さないぞ!!」などと脅しを受ける例が女子レスリングなどにみられるが、これは監督やコーチの指示に従うか否かの問題で、同じ現役スポーツ選手の間での隷属関係ではない。
大学の運動部などでは先輩後輩の上下関係がやかましいが、1年たてば自身が上級生になって上位に立つ制度だから、相撲界のような半永久的な隷属ではない。
もっとも自身が強くなれば奴隷所有者の地位に駆け上がれるが、実際はほとんどの力士が幕下あたりで引退に追い込まれることが普通だ。

 他の野球やサッカー選手などは確かにコーチやトレーナーがついているがこうした人々は奴隷ではなく専門的知識で選手をサポートしており当然それに見合う報酬を得ている。一人相撲界だけは奴隷扱いで無報酬の隷属を強いられている。このような制度に今の若者がついていくはずはなく、日本人で相撲界に入るのはすぐに出世が可能な大学相撲出身者だけになり、かつてのように中学卒業後相撲部屋に入る人はほとんどいなくなった。

 こうした中でモンゴル出身者が大相撲を席巻しているが、最大の理由はモンゴル人は日本人以上に上下関係がやかましく相撲界の悪習にもすっかりなじめるからだ。
日馬富士が貴ノ岩を殴打したのは白鵬がしゃべっているときにそれを無視して携帯を操作していたため日馬富士が激怒したからであり、貴ノ岩が付け人を殴ったのは指示した風邪薬を忘れたからだが、そうした場合相撲界では殴るのが日常的に行われてきた。

 貴乃花親方が日馬富士事件で暴力反対を唱えたのは、本心は暴力などどうでもよくこれを機会に相撲協会の主流派を追い落とそうとしただけだったが、思わぬ波及効果が表れた。
大相撲関係者以外の人々が「確かに暴力はいけない」と目覚めてしまったからだ。
力士や親方は暴力は愛の鞭と思っているのでこの認識の相違に驚いている。
貴乃花が馬鹿なことを言ったので大相撲の古き良き伝統が崩壊しそうじゃないか・・・」

 もはや相撲協会はこの暴力問題解決なしに存続が危うくなってきた。付け人制度を廃止して近代的な制度に変更しなければならないが、そうできなければ大相撲は崩壊過程を早めるだけだ。

 

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