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(30.8.8) 私立医大の八百長入試は世の常だけれど・・・・・

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 世の中にはばれてしまえばおしまいという事例が山積している。
大相撲では長い間「八百長はない」と相撲協会が強弁していたが、警視庁に八百長表を抑えられ観念した。
今後は一切八百長は行いません
その後は八百長はほとんどなくなったが、おかげで力士が怪我人だらけになってしまった。
八百長だからこそケガもしないで済んだ大相撲がガチンコになり、しかも相撲協会がけが対策を一切しなかったためだ。このことはこのブログで何回も述べた。

 さて今度は医大の八百長が判明した。文部科学省の前局長に絡んだ情実入試が判明したことから芋ずる式に東京医大の入試の闇が暴かれている。
もともと私学の医大の入試にはいかさまがあることは常識だった。
私が大学を受験したのは今から50年も前のことだが、その当時でも「私立の医大に入るには寄付金の額で点数が上積みされるんだ。だから頭のいい受験生は私立医大を敬遠し、もっぱら国公立の医大を受ける。私立医大はあほばかりが集まっている」とうわさされていた。

 今回その噂の真偽が白日の下にさらされているが、過去2年間で八百長で東京医大に入学した学生数は19名だそうだ。1学年120名が定員だから1割に満たない数で、学生みんながあほというのは言い過ぎだというのは分かったが、やり口はかなりあくどい。
女性を3割以下に抑えるために一律に減点したり、3浪以上は合格しにくく得点調整をしていた。
また卒業生の子弟は優先的に入学させ、その際多額の寄付金をとっていたが、一部は前理事長と前学長がネコババしていた。

 メディアではこうした操作を「信じられない悪行」というスタンスで報じているが、実際はどこにでもある情実人事の一環に過ぎない。私が入社した会社でも関係者の子弟子女が優先して入社していたのを何度も見ているし、主要メディアも同じだ。
今回は東京医大がやり玉に挙がっているが、他の私大でも同様の操作が行われていることは容易に想像がつく。
一旦火が付くと次々に隠されていた悪行が表にさらされてしまうのが常で「実は私の大学でも同様のことがあり、それを理事会で告発したら解雇されてしまいました」などというタレコミ情報が次々にマスコミに寄せられそうだ。

 現在の日本では医者になるのがもっとも裕福になる手段だから誰しも医大にあこがれる。
権力が理事長や学長に集中している私立医大では容易にいかさま入試がはびこる温床がここにある。
当初から入試要項で「女子の定員は○○名、4浪以上は入試させない。寄付金による加点は1000万円で10点とし、文部科学省の局長以上の子弟は最大加点50点とするが見返りがなければ0点とする」と書いておけば少なくとも入試要項との齟齬はなくなる。

 これからしばらく東京医大を含む私立医大のスキャンダルが次々に暴かれるだろう。
知られてしまえばおしまい」という世界で、タレコミがつづけばもはや隠しようがなくなる。
入試を公明正大にすれば寄付金が取れず医大の経営に支障が出るし、一方現行のままの情実入試を続ければ医大の信用がなくなる。
私立医大にとって何とも悩ましい事態が続きそうだ。

 

 

 

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