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2018年6月

(30.6.29) 西野ジャパンは快挙を成し遂げたけれど・・・

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 私は熱烈なサッカーファンだから、ワールドカップなどが始まると気がそぞろになってしまう。しかし今回に限って言えば日本チームが勝つとは思っていなかった。大会前のテストマッチは散々であまりのひどさに監督のハリルホジッチ氏を日本サッカー協会は解任したほどだ。
その後を西野監督が引き受けたのだが、日本人監督としてはJリーグ屈指の勝利数を誇る西野氏としても、大会直前だしとても十分な準備はできないと私は思っていた。
やれやれ、また一次リーグで3連敗するのだろう。とてもテレビ観戦する気にならない」そんな気持ちだった。

 しかししかし信じられないことに日本は強豪コロンビアを仕留めた勢いで、決勝トーナメントに出場してしまった。これは信じられないような快挙だ。
一次リーグを突破した16チームのうち10チームがヨーロッパ勢で、サッカーがヨーロッパのスポーツだということをまざまざと見せつけられたが、残り5チームが中南米、そしてアジアとアフリカを代表して日本だけがベスト16に残った。

 もし日本が決勝に進出できなかったならば、世界のサッカーファンから「アジアやアフリカなどまったくのサッカー後進国で、ワールドカップに参加する資格などないのだ」といわれかねない状況だった。
だから西野ジャパンはアジアとアフリカの星でちょうど19世紀の植民地獲得競争の中で一人日本が植民地にならず西洋と伍したのと似ている。

 決勝トーナメントの最初の相手はベルギーだが、予選を3連勝で勝ち上がってきた強豪チームだ。ここに果たして西野ジャパンは勝機があるのだろうかと今から心配になる。
常識的には日本が完敗になりそうだが、サッカーは何が起こっても不思議ではなく、FIFAランク一位のドイツが韓国に完敗して一次リーグを最下位で敗退した例もあるから、戦う気持ちさえあれば勝利も可能だろう。
これも昔の例だが、とてもかなうはずのなかったロシアに日本は日ロ戦争で勝利しているのだから、最初から負けだと思うようでは勝負にならない。

 それにしてもヨーロッパのサッカーの技術水準の高さには驚く。Jリーグなどと比較するとパス回しが格段に速く、そしてゴールを狙った時の決定力にはJリーグは全く歯が立たない。
今回の日本チームはヨーロッパで活躍している選手を中心に編成されているが、ヨーロッパ慣れしている選手でなければとてもヨーロッパ勢を相手に戦うことができないことは確かだ。

 だがしかし日本がポーランド戦の後半37分から見せた時間稼ぎには正直がっくりした。
かつてといっても50年前のメキシコオリンピックのことだが、日本は3位になるために後半はボール回ししかしなかった。私はその場面を見て「なんてサッカーというものはつまらないスポーツなんだな」と思ったことを思い出した。
しかしまあ、今は決勝進出ができた余韻を楽しもう。奇跡が起こったのだから、また次なる奇跡が起こらないとも限らない。かつて一度も進出したことのない8強にでもなったら、日本国中お祭り騒ぎになることだけは確かだ。

 

 

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(30.6.13) トランプ大統領のディールの失敗。中間選挙を控えて北朝鮮に大盤振る舞い

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 いやはやひどいディールだ。昨日行われた米朝首脳会談のことである。トランプ大統領はディールの達人だと自他ともに認めていたがとんだ食わせ物だった。
今回の共同宣言では朝鮮半島の非核化が声高らかに歌われているが、具体的にどのような方法でいつまでにといった最も肝心のプロセスが一切明記されていない。
簡単に言えば「いつかは非核化をするはずなのでそれまで北朝鮮に援助をする」ということだ。

 金正恩氏としたらこうしたエサで米韓演習の中止韓国や中国の援助が期待できるのだから声高らかに国民に勝利宣言をするだろう。
アメリカは北朝鮮の足下に膝まづいた。すべては金正恩委員長の核とミサイル開発のたまものだ
アメリカはいままで繰り返し強調してきたCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の主張を取り下げた。
非核化にも時間がかかる」というのがトランプ大統領の説明だ。

 国家間の交渉では独裁国家のほうが民主国家より交渉上手なのはソビエトロシア時代からよく知られていた。独裁国家ならば何を決めようが反対者がいても銃殺すれば済むが、民主国家では口うるさいマスコミや何事にも懐疑的なインテリが背後で足を引っ張ろうと手ぐすね引いて待っている。
こうしたうるさいマスコミを黙らすには華々しい成果を演出するのが一番で「これでどの大統領もなしえなかった朝鮮戦争の終結を宣言できる」といってマスコミを静かにさせるより手がない。
民主主義国家の首長には何としても華々しい成果がいるので、この点は独裁国家の指導者と全く異なる。

 特にトランプ大統領としたらこの11月に行われる上下両院の中間選挙でもし共和党が負けて民主党が両院を抑えでもしたら、さっそくロシアンゲート事件で弾劾の脅威におびえなくてはならなくなる。
民主党はロシアンゲート事件を黙殺するつもりは全くないから、多数派になれば下院で過半数の賛成と上院の3分の2の賛成で弾劾を目指すだろう。
今まで大統領で弾劾を受けて罷免されたものはないが、ニクソン元大統領は下院での弾劾が成立することが確実になった段階で辞任している。
「ニクソンのわだちだけは踏みたくない。だから何としても選挙に勝たねば・・・」焦ったのだ。

 トランプ大統領のしていることはすべてオバマ元大統領の業績を覆すことばかりだ。TPPから離脱し、イランとの核合意からも離脱し、また国際的な経済の枠組みを次々に壊している。NAFTAなど風前の灯火だ。
しかし11月の中間選挙で敗れてしまえばその段階でトランプ政権は終わりで、今後は議会との協調路線で政権運営せざる得なくなる。特に得意の大統領令も手足を縛られて何も出せなくなってしまうだろう。
だから外交で何としても業績を上げて外交に強い大統領と認めてもらわなければ・・・・

 すっかり焦ったトランプ氏は北朝鮮とのディールを大判振るいした。
何でもしてやるぞ。体制の保証か? もちろんOKよ。在韓米軍の撤退? それも視野に入れておこう。経済制裁? 韓国と中国が実質的に緩和するだろう。だからだから非核化だけはやってくれ!! 段階的でもいいよ
北朝鮮としたらすでに核開発をする資金もICBMを飛ばす資金も底をついてしまったので、当面は何もできない。地下核実験場などは何度も使用したためいたるところに断層ができて、次に核実験をしようものなら放射能が地上に流出してチェルノブイリや福島並みの惨事が起こることが予測される。
どうせ使用ができないなら宣伝に使おう」外国人記者を招いて爆破して得点を稼いだ。

 今回の北朝鮮とのディールはトランプ大統領の負けだ。北朝鮮はしばらくおとなしくして韓国と中国からの経済援助をえて資金が潤沢になれば核開発を再開するだろう。独裁者はいつまでたっても独裁者なのはヒットラーとチェンバレンの和平会議の前例がある。今は浮足立ってお祭り気分でいるが、それが金正恩氏の罠であることに気づく日が必ず来るといっておこう。

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(30.6.7) ライオンの子殺しは必ず起こることを前提にせよ

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 何度も同じことを言うが、子づれの若い女性が若い男性と再婚するときは、子供は殺されるかそれに近い状態に置かれると予想しなければならない。特に再婚した男性が雄としての本性が強烈であればあるほど殺される確率は大きい。

 またライオンの子殺しが起こっている。ライオンは前の雄ライオンを追い出して自分がハーレムの主になると前の雄ライオンの子供を幼児であればすべてかみ殺す。そうしないと雌ライオンが子供の世話ばかりして新たに主になった雄ライオンの子供を作らないからだ。
人間もさしてライオンと変わりがないのはこの子殺しが頻繁に起こっていることからもわかる。
人間の場合は直接殺害はしないが、陰惨な虐待という形で前夫の子供を殺害する。

 今回発生した事件は船戸雄大容疑者(33)という無職の男性が起こした事件だが、妻の優里(25)容疑者も共犯で優里容疑者の連れ子の結愛(ゆあ)ちゃん(五歳)を十分な食事をあたえず、さらにせっかんを繰り返して衰弱死させたものだ。
ゆあちゃんが5歳ということは母親の優里容疑者が20歳の時の子供だ。この早すぎる結婚と無職の男との再婚は人生の不幸をすべて背負っているような境遇だが、これで事件が起こらないほうがおかしい。

 事件は東京の目黒区で起こっていたのだがその前に住んでいた香川県では児童相談所が虐待の事実を把握しており、二度までもゆあちゃんを児童相談所が保護していた。
船戸容疑者はこうした児童相談所の監視を嫌って今年の2月東京に転居し、(目黒区の児童相談所は適切な対応をしなかったため)監視の目がなくなりその後はいいようにこの幼児を虐待していた。
毎朝4時に起こしてはひらがなの学習をさせたというのは奇妙な方法だが、ひらがなが覚えられないとそれを理由に食事を抜いたりせっかんしていたらしい。抵抗力がなくなり肺炎を起こして敗血症で3月に死亡したが、両親はこの子を病院に連れていくこともしなかった。明らかに死亡させようとしており何ら殺人事件と変わりないが、人間の雄としての本性が丸出しになっている。

 ゆあちゃんの死亡時の体重は12kg程度で標準の20kgから見ると低栄養状態であったことがわかる。食事は常に制限されひらがなを覚えないとそれを理由にさらに食事制限をしていたのだから、幼児にとっては毎日が地獄絵だ。
ゆあちゃんはひらがなが書けたから悲しいほどに悲痛な叫びを帳面に残していた。
もっとあしたはできるようにするから、もうおねがい、ゆるして、ゆるしてください
五歳の少女としては信じられないような精神の発達状況でこのような文章が書けることは驚異だが、人間としての悲しいほどの叫びともいえる。
この少女が順調に成長していたらきっと素晴らしい人生を生きたと思えると思わず泣いてしまった。

 今回雄大容疑者と優里容疑者は幼児虐待死の容疑で逮捕されたが、人間もライオンと変わりがないのだから前夫の子供はそれでなくても危うい状況下に置かれる。
私が児童相談所に不満なのは、こうした状況下の幼児は常に命の危険性をはらんでいるとの認識が薄いことだ。
人間も動物である以上新しい夫は前夫の子供を躾と称する虐待で殺そうとすることを前提に児童相談機能を充実させるべきで、そうでなければこのライオンの子殺しは繰り返されることは間違いない。

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(30.6.1) ブログ休止宣言から一年。私の見通しは当たっていたのだろうか。

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 昨年の6月24日
ブログ休止宣言をしてから早1年が経過した。当初は白内障の手術が今頃までかかる予定だったが、病院を変更して手術を早めにしてもらったため、意外に早くブログの再開ができた。
従来とは異なり毎日書くわけではないがそれでも1週間に1~2回は記載している。

 昨年ブログを休止したときに、1年から数年先の政治経済の見通しを記載しておいたので、その検証をしようと思い立った。自分の能力の検証にも役立つ。
その時の見通しは以下の通りだったので実際との比較を行ってみたい。

(29.6.24の文書)

 なお、最後のブログとして向こう1年から数年先の見通しを書いておこうと思う。
ランダムな記載になっているが許してほしい。

・ トランプ政権と安倍政権は左派メディアや野党の追及をかわして安泰だと思う。
左派メディアはその影響力を低下させておりとても追及するだけの力量がない。

 
これは見通し通りになっている。朝日や毎日は今にも政権が崩壊するような記事を連載しているが、実際は安倍政権は盤石で財務省の森友学園に関する決裁文書改ざんでも大阪地検特捜部は不起訴の決定をした。モリカケ問題は一部左翼メディアと左派政党のマスターベーションと化している。

・小池都政は二つの市場を運営するというが失敗に終わるだろう。今でさえ卸売市場は縮小しているのに二つも運営するとはとても不可能だからだ。


 豊洲市場に娯楽施設を建設する案は小池知事が築地にも娯楽施設を建設すると表明したため、万来倶楽部がへそを曲げ撤退声明を出したため、大騒ぎになっている。最近小池知事は五輪後に万来倶楽部が進出する基本合意ができたと公表したが、万来倶楽部の本心は築地の再開発の内容を見てからであり、自らまいた種で小池都政はダッチロールを繰り返している。

・韓国経済は急進左翼政権の下で完全に崩壊する。相変わらず従軍慰安婦問題ばかり持ち出して日本非難の大合唱だけは収まることなはい。

 
文政権は南北会話にこぎつけて現在は有頂天になっているが、これはすべて米朝会談の結果に左右される。話し合いが決裂すれば地獄、成果が出れば天国で今のところはどちらに転ぶかわからない。

・中国経済は統計官だけの力量で大躍進しているが、粉飾決算と海外投資の焦げ付きで身動きがとれなくなる。東芝と全く同じだと思えばイメージがわく。

 
中国経済の高成長が終わったことは誰の目にも明らかになっているが、相も変わらない統計の粉飾が終らない。これは共産党一党独裁の下では報告者と評価される人物が同じであるため永遠に繰り返される詐術だ。中国の統計を信用するなどということはマムシを手で握ってもかまれないと思うほどに馬鹿げている。

・イギリスのメイ政権はEU からの離脱も残留もできず漂流する。イギリス経済は低迷したまま上向くことなない。

 
何ともさえないままイギリス経済は推移している。このままの生殺しの状態がいつまでも続く。

・安倍首相は改憲に成功して歴史的宰相になる。

 
これについては改憲の機運が今はしぼんでいる。いつ復活するかは今のところ未定。

・北朝鮮が暴発する前にアメリカ軍の限定的空爆が行われ、ミサイル基地と核施設の爆破が試みられる。北朝鮮は対抗して韓国や日本に向けミサイルを発射するが限定的な損害しか発生しない。

 
この見通しは完全にくるってしまった。互いに今はブラフを用いながらも米朝会談を目指しているが、アメリカが北朝鮮の完全非核化を求めているのに対し、北朝鮮は朝鮮半島の非核化(したがってアメリカ軍の撤退)を求めているので合意は難しいだろう。
またたとえ合意したとしてもイラン並みの玉虫色の合意になる可能性が高い。
話し合いが行われている間は限定戦争はないので当面戦争はない。


・世界経済は完全に頭打ちになり、成長の時代が終わる。GDP の上昇
は金融緩和さえすれば伸びる不動産と株式とビットコインといった投機物件でのみの上昇となるだけだけだろう。

 
表面的には先進国も成長しているように見えるが、実際は浮利を求めての経済活動で資本主義文明が活力を亡くしたのは確か。

・日本は観光大国になりいたるところで民泊事業が花盛りになる。1000万戸近くの空き家があるのは日本ぐらいだから民泊こそ景気浮揚の起爆剤になる。

 
届け出が必要な民泊業者は多くないが、無届の業者が殷賑を極めている。外国人の約10%程度が民泊を利用しており、実際は観光事業は順調に拡大している。

・中国主導のAIIBは開店休業になり、経済は失速し共産党政権の断末魔が迫る。ソビエトロシアの崩壊と同様な崩壊が待っている。

 
AIIBなどまったく機能していない。中国が必要とする軍事基地建設と引き換えのインフラ整備だけが進んでいて、マレーシアの高速鉄道計画もとん挫することになった。


  
 ブログ休止宣言を出してから、変わったことといえば米朝会談がセットされたことぐらいであとはすべて予測の範囲内だった。

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