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(29.12.8) 中東和平など関心がない。勝手に騒いでくれ!!!トランプ氏の決断

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 トランプ大統領
がイスラエルの首都をエルサレムと認め、大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移す法令に署名したことで世界中が大騒ぎになっている。
アラブ諸国が一斉に反発したのは当然としても、フランスのマクロン大統領やイギリスのメイ首相も懸念を表明して、「そうした決断は中東和平には何の利益ももたらさない」とトランプ氏の決定に反対した。

 もともとアメリカはイスラエル寄りで、首都をエルサレムとして認めることについては1995年のクリントン政権下で認めていたものの、実際に大統領が法令に署名するか否かは別問題だった。
アラブ諸国の反発の激しいことは最初から自明で、特にサウジアラビアとの関係を重視してきた歴代の大統領は、アラブの心を逆なですることはあえてしなかった。

 しかしここでトランプ大統領があえてイスラエルの首都問題に決着をつけたのは、アラブに対してほとんど未練がないからだ。しばらく前まではサウジアラビアの石油が世界の市場を支配していたが、今やシェール革命によって世界市場の支配権はアメリカに移った。
オペックやロシアがいくら減産措置をとっても、原油価格が60ドルを上回ることはない。
アメリカのシェールオイルのコストがだいたい50㌦前後にあるため、価格が50ドルを越すとアメリカのシェール産業が一斉に増産に踏み切ってたちまちのうちに原油や天然ガスが市場にあふれてしまう。

 アメリカは完全に原油と天然ガスの自給体制が確立してしまったので中東にほとんど興味を失ってしまった。
たとえばIS掃討作戦も何か投げやりで、IS の本拠地の空爆では民衆の楯があるとの理由で空爆を控えていたほどだ。
この間隙を縫って中東問題の主役に躍り出たのはロシアで、人民の楯などものともせずIS掃討作戦を実施したためISの本拠地は次々に陥落し、ついにISそのものも崩壊の瀬戸際に追い込まれている。

 もはや中東問題の主役はロシアで、トルコやイランと図って中東問題の主導権をアメリカから完全に奪ってしまった。
アメリカはイスラエルを除いて中東の友はなく、和平協議を実質的に仕切る力量もなくなっているから、いまさらアラブの肩を持ってもしかたない状況に追い込まれてしまった。
なら、アラブのことなど気に変えず、国内のユダヤロビーやイスラエルのネタニヤフが喜ぶイスラエルの首都はエルサレムと宣言をしてやろう」ということになった。

 ヨルダンやトルコが一斉に反発したが、だからといってアメリカに対抗する有効な手段はどこも持ち合わせていない。
また中東はサウジのスンニ派とイランのシーア派の覇権争いのただなかで、シーア派有利の中でサウジもアメリカにたてつく余裕などない。
アメリカは原油や食料の自給自足体制は完全で、輸出余力がいくらでもあるからアメリカを追い詰めることは不可能だし、また軍事面でアメリカにかなう国などいない。
せいぜいアメリカ大使館を取り巻いて卵を投げること程度しかないので本音は痛くもかゆくもないのだ。

 トランプ大統領がアメリカンファーストを表明してTPPから離脱したりパリの温暖化防止条約から離脱したが、今回の決定ほど政治的に重要性をました決定はない。
アメリカは完全にイスラエル寄りにかじを切りアラブを見捨てたのだから、もはや中東政策で仲介役をする意思はないとの表現だ。
勝手に中東問題は中東で解決してくれ。俺は知らん!! アメリカンファーストよ!!」

 
さっそくパレスチナ人のインティファーダが始まったが、所詮はイスラエルとアラブ人の戦いに過ぎない。アメリカとは関係ないことなら関与はしないというのがトランプ大統領の姿勢で、かつての世界の警察官は自身だけのボディーガードになってしまった。


 

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コメント

http://quasimoto2.exblog.jp/238058836/
衝撃のイルミナティーカードが切られた!?:「もう十分だ。イスラエルの首都はエルサレムだ!」
こういう見方もあるようです
娘婿や娘がユダヤ教に改宗していたとは知らなかった

投稿: いか | 2017年12月 9日 (土) 09時32分

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