« (29.9.27) ドイツにおける新しい国家主義の台頭とメルケル氏の敗北 「静かに国を閉ざして」 | トップページ | (29.10.2) 投機資本主義の終焉 既成政党の没落 そして日本も »

(29.9.30) 殿 ご乱心 前原民進党 落城

Cimg5688 

 民進党の前原代表が精神錯乱に陥ってしまった。先の代表選挙では「安倍内閣を倒すためにぜひ私を民進党の代表に!!」と絶叫していたが、それは民進党を解党することだったとは驚いた。
政治の世界では「一寸先は闇」だが、民進党解党ほどこのことわざにぴったりとした事例はない。

 民進党が東京都議会選挙で惨敗し、蓮舫氏が代表を辞任し細野氏グループが離党したことで混乱状態にあったことは誰の目にも明らかだったが、前原氏が選挙を前に民進党を解党までするとはだれも思っていなかった。
まるで鳥羽伏見の戦いの最中に逃げ出した徳川慶喜のようだが、そういえば前原氏の風貌も気の弱さも徳川慶喜にそっくりだ。

 民進党民主党)とは策士小沢氏が手練手管で作り上げた反自民政党だが、中身は烏合の衆で政権を掌握していた3年間は全くひどいものだった。
鳩山氏はただ愚かなだけが取り柄の首相で、ありえない「普天間基地の移設先は県外か海外」と言ったまま自身が海の藻屑となり、菅氏はヒステリー体質が災いし福島第一原発の事故処理に入らぬ口をはさみ続け原発の吉田所長が適切な対応をとる時間をあたえなかった。
そのためにメルトダウンというチェルノブイリに匹敵する大事故になってしまったが、菅氏でなかったらこうした大惨事になっていなかったと私は思っている。

 野田氏は3人の中で相対的にまともだったが、尖閣諸島国有化問題で失敗した。領土問題はどちらも引くことのできない問題だから最善は現状維持を貫くことで、そのうちに僻地の領土自体が不明確になるのを待つのが一番なのだ。
21世紀に入り日本は激しい人口減少に見舞われて僻地から人がいなくなっており、歯舞色丹など正式に日本に返還されればそのインフラ整備に巨額の金を費やさなくてはならない。また国有化した尖閣諸島などは単なる岩礁に過ぎない。

 20世紀的感覚では岩礁でも排他的経済水域が認められ海底資源の開発が可能になるが、今や資源は原油をはじめ有り余ってしまいだれも馬鹿高い海底油田など見向きもしなくなっている。だから野田氏はただ何もしなかったのがベストだったのだが、中国という20世紀的帝国主義の感覚でしか世界を見ることのできない遅れた国家の虎のをを踏んでしまった。
中国は相変わらず領土拡大が国家の最重要事項だと錯覚している愚かしい国だ。

 民主党3代は日本の政治史上暗黒時代で、これほど愚かしい政党はなかったのだから解党することに何ら異議をはさまないがその唐突さには驚いた。
前原氏としては「希望をもって希望の党から立候補するように」と民進党議員を諭したが、相手の小池知事は「民進党全員を希望をもって希望の党にむかいれるわけではない」とそっけない。

 小池氏の政治信条は元自民党議員だったことからもわかるように保守だが、本当は政治信条などどうでもよくその本質は権力志向である。自身が権力を握ってその威力に酔いしれるタイプで、豊洲移転問題で自身の権力で3年間も移転を先延ばししたことに有頂天になっている。
あたしの許可がなければ豊洲には絶対にいけないのよ・・・・・・・・(/▽\)♪

 今回の選挙で小池氏が受け入れる人物は「しがらみのない人」だそうだが、民進党の議員などは労組等の推薦で国会議員になった人が多いのだからしがらみだらけだ。
民進党議員としては小池氏に土下座をして「私は小池東京都知事のポチになります」とでも言わない限り推薦してもらえないだろう。

 選挙はいつの間には安倍政権と小池東京都知事の戦いになってしまい、他の政党はもはや存在意義がなくなってしまった。
自民党は政治のベテランぞろいだが、一方の希望の党は小池政治塾の素人や民進党がなくなって浪々の身になった議員ばかりだ。
安倍首相と小池知事の一騎打ちはあたかも家康安倍淀君小池との大坂の陣の様相を帯びてきた。
私は民主党の3年を見て素人集団の危うさをいやというほど知ったので安倍氏に勝利してもらいたいが淀君小池も東京都議選で大勝しているので予断を許さないだろう。


 

|

« (29.9.27) ドイツにおける新しい国家主義の台頭とメルケル氏の敗北 「静かに国を閉ざして」 | トップページ | (29.10.2) 投機資本主義の終焉 既成政党の没落 そして日本も »

評論 日本の政治 小池都知事」カテゴリの記事

コメント

私は民主党のサポーターでも支持者でもないですが、かつての民主党政権時代について思うのは、当時のマスコミの民主党叩きが異常なレベルであり、正しい評価がされていないということです。鉢呂経産相が「死のまち」と感想を述べただけで首になった件など、現政権で多数の閣僚が問題を起こして追求されても辞めない状況と比較するたびに思います。
なお、菅直人元首相のせいでメルトダウンが起きたという話は根拠がなく、誰が首相であろうがどうしようもない状況であったことは、最近のNHKの番組で明らかになっています。
参考:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52931?page=4

自民党の議員でも優秀な方がいらっしゃることは否定しませんが、旧民主党を叩くことで相対的に自民党の方が上だ、という表現を使うことは正しくないと申し上げたかったわけです。

投稿: てぃーろく | 2017年10月13日 (金) 19時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (29.9.27) ドイツにおける新しい国家主義の台頭とメルケル氏の敗北 「静かに国を閉ざして」 | トップページ | (29.10.2) 投機資本主義の終焉 既成政党の没落 そして日本も »