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(29.6.19) 独裁政治よりはましな小池都政 結局は豊洲移転に戻る

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 何度も同じことを書いて恐縮だが小池知事の豊洲への移転問題ほどひどい決定はない。昨年の6月からほぼ1年かけて小池知事が暴いてきた豊洲移転の問題点を何ら解決することなく豊洲への移転を決定するのだから、今までの言動は何だったのだろうかと疑問に思ってしまう。
地下空間に盛土がなく地下水はベンゼンやヒ素で汚染されているから、「都民の安心安全のために豊洲への移転を取りやめる」というならば言行一致だからそれなりに筋が通っている。

 しかし小池知事の結論は全くそれと異なり「地下水は汚染されていて、安心安全でないから豊洲へ移転する」というのだ。正確に言えば「コンクリートでおおわれているので上部は安全だから地下水の汚染は問題ない」という。
そんなことは前から分かっていたことで何も1年間かけて移転問題を引っ張ることはなかった。
それなのに約1年も結論を伸ばし、築地の業者に迷惑をかけ続けてきたのは自身の権力の誇示のためである。

 もし本当に小池知事が都民の安心安全のためだというのなら、地下が汚染されていていくら遮断しても安心感のない豊洲に移転する結論は出ない。安全であっても安心は心の問題だからすべての人が納得するはずはないからだ。

 小池氏の権力志向は随所に見られ、東京オリンピック会場については3施設の他府県での開催を主張して組織委員会と対立したが、結局は元のままになったし、経費負担問題も自身が解決すると大見えを切ったがどうしても結論が出ず政府が間に入って何とか収めることができた。

 小池知事がしていることは単なる権力欲の行使であり、オリンピックや豊洲移転をただ遅らせることだけの効果があったという代物で到底是認できない。
これほどひどい都知事はケチなだけが取り柄だった舛添氏よりもさらに問題の多い都知事だ。
民主政治では時にこうした無能なだけが取り柄の政治家が出現するが、民主政治と衆愚政治が紙一重なのはギリシャの昔から認識されプラトンなどは民主政治にげんなりして賢者による政治を提唱していたほどだ。

 ただし民主政治の唯一つのとりえは公正な選挙によって政治家を交代させることができることで、数年間の悪政を我慢すれば正常状態に復帰できることだ。
国政においても民主党民進党)の3年間の悪政ののち安倍政権による正常化が図られている。
小池知事の4年間は散々なものになるが、都民はあと3年の辛抱をすれば小池氏よりまともな都知事に代わるだろう。
まことに民主政治とは厄介なもので、時に衆愚政治となってあほらしいほど無能でしかし権力志向だけが旺盛な政治家を生んでしまう。
民主政治とは独裁政治よりはましといった程度の政治形態であることが小池氏の登場で実証されている。

 

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