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(29.6.22) 中国がこけて日本が白馬の騎士になる。 アセアンとのスワップ協定

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 日経がとても興味深い記事を掲載していた。アセアン諸国の要請によって円の国際化が始まるというのだ。
円の国際化といってもピンと来ないかもしれないが、貿易や為替の決済で円を使用しようということで、これまでは禁句の一つだった。
現在の通貨制度はドルが基軸であり特に日本はこのドル本位制を維持するアメリカの衛星国とみなされていた。
おまえ、間違っても円の国際化などするんじゃねいぞ。もししたら日本の防衛はしてやらねい」アメリカから常に脅されていたからだ。

 それでも日本経済が絶好調だったバブル期に時の宮澤喜一氏が「円の国際化」を目指したが、実際はさっぱりで、その後も2001年にも再度「円の国際化」を目指そうとしたが失敗している。結果円は常にドルの補助通貨としての役割しか演じられなかった。

 今回アセアン諸国からラブコールが始まったのは中国がアセアンに対してドルでなく人民元の使用を迫っているからだ。
しかしこの人民元は市場によって自由に売買される通貨ではなく中国人民銀行で管理されたひどく使い勝手の悪い通貨であり、もし中国元を入手しても市場で大量に売却する場所がない。

 アセアンが焦っているのはアメリカのFRBが利上げに転じて新興国からドルが流出しているからで、このままいくと1997年から8年のあのアジア危機の再来が懸念される。アセアン諸国は中国に対しスワップ枠の拡大を持ちかけたが中国の返事はNOだった。
スワップ協定とはいざといった時にドルを供給するという約束だが、中国には実質提供できるドルはない。公表3兆ドルの外貨準備ということになっているが、そのほとんどが独裁国家に対する資源投資で焦付き債権であり、自由に使えるドルはアメリカ国債に見合うほぼ1兆ドルでこれは日本より少ない。しかも虎の子の外国債も月を追って減少傾向にある。

 簡単に言えば世界一の債権国で金持ち国は日本で中国は借金まみれの落ち目の企業といったところで、東芝と何ら変わりがない。
「アセアンさん、人民元ならスワップに応じます
しかしアセアンとしたら流動性がなく誰も受け取ってくれない人民元では通貨危機対応にならない。

 そこで登場した白馬の騎士が日本で現在アセアン諸国4国インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポール)との間に約4.5兆円のスワップ協定があるがこれは、当然ドルを供給する契約である。しかし新たな枠組みはさらに4兆円追加しこれにはドルと円の双方が使用できるようになる。実際はドルでの供給が要望されるだろうが、間に合わなければ円でもいいということだ。円は市場で大量に自由に売買されているから「ないよりはましだしすぐにドルに換えられるので、人民元とは比較にならないほど使い勝手がいい」

 中国経済の凋落は資金面で現実に現れており、人民元以外での支援はできなくなりつつあるが、人民元では中国から商品を購入する以外に利用価値がなく、通貨危機には全く役立たない。
今回はスワップ協定だからアメリカもおおめにみるはずだし、これでようやく円が国際通貨として認識してもらえる緒に就いたというところだ。

 

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