(29.5.15) 世界中のシステムで身代金が要求されている。「システムを回復したかったら300ドルはらえ」
世界中が大騒ぎになっている。ランサムウェア(身代金要求型ウィルス)が世界中で蔓延し、特にイギリス、スペインの病院や企業に被害が広がっている。被害規模は150か国20万件に及び日本では現在2件の感染が確認されているが、企業活動が開始される月曜日から感染が拡大する可能性がある。
感染すると一部または全部のファイルが暗号化されて開けなくなり、解除をしたければ身代金300ドルをビットコインで支払えとの要求メッセージが出る。
しかし身代金を支払っても本当に解除されるかどうかはわからないひどいウィルスだ。
このウィルスはウィンドウズのバグを利用して蔓延しており、もともとはアメリカ安全保障局が開発したハッキングツールで何者かがこれを盗んで利用しているといわれているが詳細は分からない。
ウィンドウズからはこのバグに対応する修正プログラムがこの3月に配布されているから、修正済みのサーバーやパソコンは感染しないという。
現状で感染を避ける方法は身に覚えのないメール等の添付ファイルを開かないことや指定された転送先の住所をクリックしないことだそうだ。
私もこうして毎日ブログを更新しているし、Gmailでメールのやり取りをしているし、ピカサというソフトで画像処理をしているので一瞬「感染したらどうしようか・・・・・・・・」と思ったが、あまり心配する必要のないことに気が付いた。
パソコンのOSはウィンドウズだがOSは自動更新されているし、またファイルはクラウド形式でそれぞれの管理会社のサーバーに保存されていて自分で持っているファイルはほとんどない、
「これなら管理会社がしっかりしていれば心配なさそうだ。グーグルやニフティに感染があっても、そこの技術者が何とかしてファイルを回復させるだろう・・・・・・」
私自身の心配は杞憂に終わりそうだが、自社でサーバーを管理してそれのOSがウィンドウズだった場合はかなりピンチだ。イギリスの総合病院でファイルが開かなくなり病人の受け入れができなくなって大騒ぎをしているが、病院のサーバーはその病院が管理しているらしく、またシステムの制約でOSの更新にはかなり慎重なようだ。
こうした病院や企業が集中的に狙われるようで日本でも被害が急拡大する可能性が高い。
今やシステムは社会活動の中心になっているので、そこがマヒすると完全にピンチといえる。
現状犯人の特定はできていないが、私は北朝鮮のサイバー部隊の犯行でないかと疑っている。北朝鮮は資金難に襲われていて核開発もミサイル開発も資金不足で悩んでいるが、その対策として世界の銀行システムを襲って資金を強奪している。
すでにバングラディシュの中央銀行から100億円相当を盗み出しているが、世界強奪計画の一環としてこうしたランサムウェアを世界中に送付したのではなかろうか。
もしそうなら世界の中のやくざ国家として面目躍如というところだが、世界中のセキュリティー会社が犯人捜査に乗り出しているのでそのうちに真相は明らかになるだろう。、
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