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(29.5.9) 極右文明を押し戻し始めた資本主義文明 フランスでの資本主義文明の勝利

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 このところ資本主義文明の力強さを証明する選挙結果が続いている。3月に行われたオランダの総選挙で極右政党を退けたが、今度はフランスで極右のルペン候補を大差で中道のマクロン候補が圧倒した。
マクロン氏は親EUでドイツとの協調路線を堅持する立場だ。
一時は極右政権誕生もうわさされ、極右の時代が来るかと思われたがいづれも極右の挑戦をはねのけた形になった。

 極右政権に追い風が吹いたのは資本主義の総本山といわれていたアメリカで思わぬ形でトランプ氏が勝利し、アメリカ一国主義を唱え経済的には保護貿易主義を政治的には移民の排斥を唱えたからだ。
アメリカが自由貿易を放棄しTPPから離脱した以上、ヨーロッパでも同様な選挙結果になると恐れたが、ここにきて資本主義文明は強靭な生命力を回復した。
どっこい、資本主義はそれほどやわじゃないぞ!!!」

 資本主義文明とはイギリスの産業革命から出発し、19世紀まではイギリスが主導し、20世紀になるとアメリカが主導した経済的には自由貿易主義を唱え、政治的には民主主義と人権と法の支配を柱にした政治経済体制である。
この資本主義文明は20世紀の大半の期間、社会主義という反自由貿易で反民主主義体制を標榜する文明の挑戦をうけたが、1990年前後のソビエトロシアの崩壊によって幕を閉じた。
社会主義では国家企業とその従業員(共産党員)の生活を維持するため、常に生産過剰状態になって経済が崩壊するからだ。
もはや社会主義に郷愁を持つものはシーラカンスのような存在になり、絶滅危惧種に指定されている。

 資本主義文明は20世紀の約70年近くをかけて社会主義文明の挑戦を退けたが、21世紀に入り今度は新たな挑戦者が現れた。
極右文明といって一時は資本主義と社会主義が共同で葬ったはずの文明である。
第二次世界大戦とはヒットラーに主導された極右と資本主義、社会主義連合国との戦いだったがヒットラーの自殺によってけりが付いたと思われていた。

 それが突然よみがえったのはアメリカでトランプ氏が登場したからだ。
当選すると大統領令を連発し右翼政策を採用したが、アメリカは三権分立の国であり司法と立法からの妨害があってトランプ氏の政策は次々に暗礁に乗り上げている。
移民排斥は司法によって憲法違反と認定され実施できず、メキシコとの国境に壁を作る提案は立法府が予算を認めなかったため建設がとん挫した。
また外交では北朝鮮問題とシリア問題に介入せざるを得ず、とくに北朝鮮の包囲網のため日本とオーストラリアとの同盟強化を図らざる得なくなった。一国主義が崩壊している。

 トランプ政権は当初の極右的体質から徐々にアメリカ共和党主流派の主張に近づいている。トランプ氏を支える閣僚はペンス副大統領もマティス国防長官も共和党主流派人脈だ。
極右的側近だったフリン氏もバノン氏も退けられた。
アメリカが伝統的な資本主義文明の信奉者に先祖がえりを始めると、世界の極右に勢いがなくなった。オランダでもフランスでも極右が敗退している。
資本主義文明の生命力はなかなかのものですな。極右文明を押し戻しつつある」文明評論家の山崎氏が驚いていた。

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