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(29.5.21) バブルのつけがまた回ってきた。千葉都市モノレールの設備更新ができない!!

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 私の3歳の孫は非常な乗り物ファンで、特に鉄道やモノレールに乗ることを喜ぶ。
今日は外房線、明日は内房線、それから今度は総武線と路線ごとに乗車をすることが好きで、もちろん千葉市にある千葉都市モノレールに乗車することも大好きだ。
じーじ、今日は今日は〇〇ちゃんはモノレールだって、連れて行って」娘からの依頼は断れない。
孫と乗る時間帯は昼間だがいつ行っても閑古鳥が鳴いていて乗客はまばらだ。

 千葉都市モノレールが建設されたのは1988年のバブル真っ最中のことで民間もまた千葉市も千葉県も不動産ブームに浮かれていた。
このままでいくと千葉市の人口は2000年に117万になります。バス路線だけでは到底運送をまかなえません。ここは世界最大規模のモノレールの建設が一番です
約2500億円の建設費用をかけて建設したが、建設直後にバブルがはじけ、人口は停滞し当初の乗車見積もり一日16万人は絵に描いた餅になり5万人の乗車も見込めなくなった。

乗車人員は最大でも当初計画の3分の1しか見込めません.千葉市の人口も停滞してしまって100万都市は夢のようなのが現実です。モノレールは毎年赤字で旧国鉄のようですがどうしましょうか・・・・・
建設に携わった県と市が協議をして最大400億円の貸出金や出資金を棒引きした。2006年のことである。
これでようやく単年度黒字になって、その後は収支は健全化されていたことになっていた。

 ところがここにきてJR北海道と同様の問題が生じてしまった。減価償却を最低に抑え新しい車両の導入を控えてきたため車両の耐用年数が来ても更新ができない。
社長どうしましょうか。新規車両など入れたり新たな設備投資をすればすぐに赤字です。何とか古い車両を使って設備費を抑えるのが唯一の方法です」   

 千葉市からは減価償却見合いとして総額35億円の投入が今後予定されているが、必要資金の見積もりは約180億円でとても足りない。
市議会では老人パスを発行して老人に乗ってもらったらどうかとか、いろいろな案が検討されているがまさに過疎地の公共交通と同じような問題になってしまった。

 もともとバブルに浮かれて過大な設備投資を行いその結果赤字経営に陥り、それまでの借金の棒引きと新規設備投資を手控えることでどうにか黒字にしてきたのだから、老朽化に伴う車両の更新などはタブーだ。
あんた、使えるものはいつまでも使おう
しかしJR 北海道と同じで設備投資の更新を怠ると思わぬ事故が発生する。JR北海道の名物は車両から火を噴いたり脱線事故だが、それと同じようなことが千葉都市モノレールの将来にも予測され暗雲が立ち込めている。

 自身では十分な原価償却費を計上できず、また株式の92%を持っている千葉市の財政状態は火の車だ。
日本国中バブルに沸いた付けが回ってきて、あれから30年の月日を経て千葉市最大の財政問題になりつつある。



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