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(29.3.21) 地上は安全なのになぜ騒ぐ 豊洲問題は日本人の弱点が現れている!!

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 築地市場の豊洲への移転問題はますます混迷を極めてきたが、もともと東京ガスのガス工場の跡地であった関係で何をしても地下にはベンゼンとシアンとヒ素が残されたままであることが分かってきた。
しかしこれは当然で、だからこそ3mの盛土をしたり50㎝の厚さで表面をコンクリートで覆って汚染物質を閉じ込めたのであり、地下と地上を分離して考える分離策だった。

 問題は本来分離策だったので地下水のモニタリングをすれば必ず汚染物質が出てくることが確実だったのだが、石原都政で「3mの盛土をしたので地下も安全だ」とアナウンスメントしたことからあらゆる齟齬が発生している。
都は過去8回のモニタリング調査を行い地下水は浄化されたと発表し続けたが、これは都の担当部長が調査会社と示し合わせて意図的に数値を改ざんしてきたからであり、小池知事に代わり担当部長がパージされると、9回目にあらゆるところから有害物質が検出された。

 担当部長が数値改ざんを指示したのは「盛土を行えば安全になる」とのアナウンスメントとの整合性を図るためであり、地上も地下も安全としたかったからだが「そうは問屋が卸さなかった」。
工場跡地が完全に浄化されることはあり得ず、仕方がないので盛土とコンクリートで覆ってきたのだから地下水が汚染されたままなのは当然だ。
地下水を調べた専門家会議の平田座長は「豊洲は50cmのコンクリートで覆われており、盛土を行なわなかった地下空間を含めて完全に地下と遮断されているので地上は安全といえる」とコメントしたが、科学的な判断としては当然だ。

 問題は日本人には科学的な判断より気持ちを重視する人が多いことで、「いくら安全といっても地下が汚染された場所でセリにかけられた魚や野菜は食べられないわ」という人がいることだ。
一般的には風評被害というのだが日本ではこの風評被害が多く、科学的判断が簡単に吹っ飛んでしまう。

 私は日ごろからこの日本人の性癖は日本人の弱点だと思っているが、福島県の原発周辺に住んでいた住民に対する嫌がらせも、「放射能に汚染されている」という風評に従ったもので、科学ではなく気持ちを優先する日本人の欠点が現れている。

 今回100条委員会に出席した石原元知事は半分ぼけてしまっていて「2年前に脳梗塞を患ってそれ以来文字がわからなくなりひらがなも書けない」と証言していたが、このような老人をいくら追及しても仕方ないことは誰にでもわかる。
はっきり言えば老人いじめだが100条委員会は7月の選挙に向けた都議会のパフォーマンスのために行っている。
このような馬鹿げたパフォーマンスは地下と地上を分ける考え方が貫徹していれば最初から問題にならないはずのものだったが、都民の「気持ち」を孫釈して「地下も安全」という誤った誘導を行った結果だ。
これは石原元都知事に責任がある。

 小池知事は「モニタリングの追加調査の結果を重く受け止める」といって豊洲移転に消極的な態度をとっているが、現在使用している築地市場も元米軍のクリーニング工場が併設されていた関係から汚染物質を地下に閉じ込めており地下水を調査をすれば驚愕するような結果になるだろう。
この問題は科学的評価を重視するか、都民の気持ちを重視するかという問題で日本人という人種がどのような人種であるかを明確にわからせてくれるリトマス試験紙になっている。





 

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