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(29.2.23) トランプ政権のロシアンゲート 「まずい、フリン隠れていろ!!」

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 最初聞いた時には何の事だかさっぱりわからなかった。トランプ政権の安全保障担当フリン大統領補佐官がたった3週間で辞任に追い込まれたことだ。フリン氏は選挙運動中からトランプ氏の側近中の側近でトランプ氏の信認が厚く、したがってトランプ政権発足後は国家安全保障補佐官という最重要ポストについていた。
そのフリン氏がホワイトハウスを追われた経緯が何とも不可解なのだ。

 報道では昨年12月のトランプ政権発足前にロシア大使と電話で会談し、ロシア政策の今後の詳細を話し合っていたという。これをFBIが盗聴していてその話し合われた内容をメディアや政府関係者にリークしたというものだ。
一方フリン氏は副大統領のペンス氏に「ロシア大使との打ち合わせはしていなかった」と虚偽の報告を上げていたため、その責任をとらされて辞任に追い込まれたというものだ。

 何とも訳の分からない辞任劇だ。辞任理由の一つにペンス副大統領にロシア大使との電話連絡の件を報告していなかったということがあったが、ホワイトハウスでは権限が大統領に集中していて副大統領の権限などほとんどない
補佐官が副大統領を無視して大統領に直接報告することは普通であって、これが辞任理由になるのがわからない。

 さらに言えばフリン氏はトランプ政権のキーマンだったから事前にロシア大使と話し合いをするのは普通だ。
ただしアメリカでは主要な電話はすべて盗聴されているからフリン氏がそれを知らなかったというのは何とも不可思議だ。
特別な会話は特別な通信方法を使うか絶対盗聴されない場所で会話をしなければならない。
特に国家的シークレットはそうだから、電話そのものはあいさつ程度だったのかもしれない。

 だからこの程度で辞任問題になるのはありえないからこの辞任劇にはさらに奥がありそうだ。
現在トランプ政権に対しては二つの大きな対抗勢力があり、折あらばトランプ政権をつぶそうと虎視眈々と狙っている。
一つはクリントン氏を要した民主党陣営であり、もう一つはトランプ氏と全くそりが合わない共和党の主流派だ。
これにトランプ氏と完全に敵対しているメディアが絡んでいる。

 フリン氏とロシアとの結びつきは選挙期間中もあり、この時フリン氏はロシアと密約したと民主党陣営はにらんでいる。
内容はクリントン氏の追い落としにロシアが協力し、ロシア人ハッカーが民主党本部やクリントン陣営のサーバーに盛んにアクセスしてはクリントン氏に不利な情報をリークしていたというもので、その見返りがロシアへの制裁解除というものだ。
これが実証されればニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件と同様になり、不正選挙ということになればやり直し選挙の目も出てくる。

 一方共和党主流派としては何とも危なっかしく保護主義に偏りすぎるトランプ氏を苦々しく思っている。トランプ氏のロシアンゲートが明確になればそれを理由にトランプ氏を辞任に追い込み後任に共和党主流派のペンス副大統領を大統領にすることができる。
そうなればトランプ一家をすべて追い出して、伝統的共和党政権を誕生させることができる。

 こうした状況下でトランプ氏と敵対しているメディアがフリン氏のロシアンゲートを追い回し始めたので、トランプ氏としては危険を察知してフリン氏を辞任させ、追及の手が及ばない場所にかくまうことにしたのだろう。
このままフリン氏が集中砲火を浴びロシアとの関係をげろしたらトランプ政権は一巻の終わりだ。
お前は世間に身をさらすな。ひたすら逼塞してマスコミにかぎつけられるな。悪いようにはしない」ということだと私は思っている。

 

 


 

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