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(29.1.13) 赤っ恥をかかされた習近平氏  張り子の虎の空母遼寧で台湾を脅す

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 習近平氏
が赤っ恥をかかされ、怒りのあまり空母遼寧を台湾近海に遊弋させた。
俺は怒っている。いつでも台湾を征服できるんだぞ!!!」
トランプ政権発足前からアメリカと中国の間には隙間風がビュウビュウと吹きすさぶようになった。
トランプ氏が台湾総統の蔡 英文氏と直接電話で会見し、さらに蔡 英文氏が中米4か国歴訪の途中でアメリカのヒューストンに立ち寄り、上院議員のクルーズ氏と会見したからだ。

中国とアメリカの合意で一つの中国を認め、アメリカは直接に台湾と交渉しないことになっていたではないか
確かに歴代のアメリカ大統領は台湾と直接の接触を持つことはなかったが、トランプ氏はお構いなしだ。
うるさい、俺が誰と電話をしようと中国が口をはさむことではない

 中国はメンツの国でメンツをつぶされたら自殺をしたほうが良いと思われるほど重要視する。
中国にとって台湾は中国の一部ということだが、実質は独立国家で別個の政体が存在している。それでも中国は一つという建前さえ堅持してくれるならば中国は満足するのだが、トランプ氏はその建前を完全に無視した。

 頭にきた中国は空母遼寧を台湾海峡に遊弋させ、台湾の防空識別圏の内部を通過させた。
この勇壮な空母を見れば蔡 英文も怖気ずいて中国にひれ伏すだろう
だが、この遼寧は本当に空母として機能しているのかどうかかなり怪しい。世界に遼寧の訓練模様が配信されていたが、艦載機の姿が3機程度で(アメリカは80機)、しかも発艦訓練は確かにしていたが、着艦訓練の影像はなかった。
空母の場合は発艦より着艦のほうがはるかに難しく、まだ本当に着艦が自由にできるのかかなり怪しい。
しばらく前の情報では空母への着艦がうまくいかず、すぐに海に落ちてしまうので発艦した航空機は陸上の基地目指して飛んで行っていた。

 現在空母を自由に展開できるのはアメリカだけで、後のロシアやイギリスやフランスは離陸するとき飛行機が重いと飛び立てないので武器をできるだけ軽くして発艦させる等の工夫が必要といわれ、とても通常兵力としては利用できないといわれていた。
いわば見てくれだけで相手から攻撃されないという条件でのみ使用可能というような代物だ。

 中国の遼寧はウクライナの建造途中で放棄された空母を購入し、それに中国のエンジンを取り付けて動かしているものだが動力が弱くよたよたよ遊弋しているのが実態のようだ。
そんな空母で台湾を脅すのもどうかと思うが、他に脅すうまい方法がないのでせいいっぱいの怒りの表現になっている。
GDPと同じ張り子の虎だが中国はほとんどが張り子の虎だから致し方ない。

 中国と台湾の関係は蔡 英文氏が総統になってからは冷え冷えとしたものになっており、特に台湾企業の中国からの撤退は怒涛のような勢いだ。
対岸の東莞市には約5000社の中小企業が進出していたがすでに3000社が撤退し中国での事業をあきらめている。
最大の理由は人件費が高くなりすぎ中小企業が成り立つ条件がなくなったからで、インドネシアやベトナムに新たに工場を移設している。

 中国と台湾は蔡 英文氏の登場で政治的に分離し始めたが、経済的にも離れ始めておりもはや中国との一体などは夢のまた夢になりつつある。中国が一つなどと言っていられるのはいましばらくのことで台湾が独立した国家として認められる日が近づいてきた。


 

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コメント

アメリカの空母が重装備の航空機を発進させることができるのは船首に強力な蒸気カタパルト(射出機)を装備しているからです。この技術は他の国では実用化されていません。なのでカタパルトのない空母は傾斜した甲板(スキージャンプ)を航空機はエンジンをフルパワーで駆け上がることでようやく離陸するのが精一杯で、燃料を満載したり武器を装備したらたちまち海にダイブすることになります。中国の公開映像ではミサイルも増槽も付けず、「手ぶら」の状態で離陸しているのが分かります。手ぶらの戦闘機には機関砲しかありません。現在の航空戦では機関砲は使うことは滅多にありません。また一般の人は気づかないですが、映像の中にはなぜかアメリカ空母のF18の離陸映像が紛れ込んでいます。中国はこれができないのでわざと入れてるのか?

投稿: たぬき | 2017年1月13日 (金) 20時33分

お邪魔します。
 海洋国家であるアメリカは海上覇権を維持し、大陸の地域紛争等に介入するために、中小国の空軍を凌ぐ航空兵力を世界のどこへでも展開できる空母を保有しています。中国は空母を「アメリカに代わって海洋派遣国家になる」ために保有するのか、「自国に他国の軍隊等を近付けさせない」という大陸国家の発想を海に適用して(空母には空母で)保有しようとしているのかが気になります。かつて清は定遠・鎮遠という東アジア最大級の軍艦を持っていましたが、これは波の荒い外洋では半ば水に漬かっているような代物で、「動く沿岸砲台」として大陸国家清の役には立っても、四方を外洋に囲まれた日本ではあまり使い道の無い艦と聞いた事があります。「自国に他国の軍隊等を近付けさせない」のが目的であれば、現代なら航空機と地対艦ミサイル(+潜水艦)でその目的は達成できると思いますし、海洋派遣を目指すのであれば補給等のための寄港地を確保する事が必要で、周辺国等に喧嘩を売りまくっている現在の状況はそれとは相容れないのではないかと。
 スキージャンプを見て、往年の日本の空母赤城及び加賀が当初は三段飛行甲板だったのを思い起こさせます。日本は鳳翔(世界最初の空母?)⇒赤城・加賀⇒龍譲⇒蒼龍・飛龍で空母のパターンを確立しました(米はキティホークでパターンを確立?)。中国の空母は元々空母を運用した経験の無い旧ソ連製の空母ですから、中国はどこまでやれるかに興味があります。英国の中古空母ではハリアーを運用し、ロシアと密接な関係を持つインドの空母にも追いつけるのかなと。スキージャンプはそれを作った英国のように、VTOL機により多くの燃料・弾薬を積むのには効果的でしょうが。対外プレゼンスが目的なら、(英、伊、スペインのような)VTOL機搭載可能な強襲揚陸艦の方が有用かも。

投稿: ブロガー(志望) | 2017年1月15日 (日) 12時02分

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