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(28.12.18) オリンピック会場移設問題で3連敗 それでも戦線を拡大する小池知事

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 小池東京都知事
はオリンピックの会場選定で森組織委員会会長3連敗をしたが、「400億円経費を削減した」と相変わらず意気軒高である。
もともと東京都が提案した会場の移設案は無理難題が多く組織委員会で断念した案件だったので、単に無理であることを追体験しただけで、森会長も「ようやく我々の検討のレベルに追いついたのでよかった」とコメントした。
しかし森会長の本当の腹は煮えくり返る思いだったろう。
あのバカアマのおかげで時間だけが浪費していく!!!」

 小池氏は自身の権力の誇示をしたいだけでこのような会場移転案を提出したのだが、特に宮城県の長沼ボート場の移転案はスポーツ関係者からひどい顰蹙を買った。
オリンピック選手を大震災の被災者住宅に住んでもらって東日本大震災の惨状を経験してもらおう
これはオリンピックを全く理解できない人の発言で、ホスト国として参加選手に最上級の住環境と食事環境を提示する義務を放棄したものだ。

 また最後まで粘っていた有明アリーナを横浜アリーナに移設させる案は横浜市が関係団体や周りの住民を説得する自信がないので東京都が代わりに行ってほしい」といわれてすっかりその気を亡くした。
小池氏は経費削減には熱心だがオリンピックを成功させることには関心がなく、もっぱら権力闘争だけを繰り返すので周りのオリンピック関係者をうんざりさせている。

 次の課題は経費の分担問題で、特に警備運営費を含めると約2兆円になる経費分担の話し合いになる。開催をする自治体としてはできる限り国に経費を持ってもらいたいが、そうした話し合いは組織委員会を通して行うことになり、ここで再び小池氏と森会長のバトルが繰り返されるだろう。
組織委員会と国のタッグに小池知事がどこまで切り込めるかだが、ここで再び時間を空費することになるとオリンピック開催にイエローランプがついてしまう。

 小池氏はどこでも戦線を拡大させておりちょうど第二次世界大戦の日本軍のような状況になってきた。
都議会自民党を切り崩すために「希望の塾」を主宰して来年の都議会選挙に希望塾から都議を擁立する考えだが、とくに自民党現職がいる場所に刺客を擁立するので自民党都議団とは完全に敵対関係になった。
定例の都議会では自民党が代表質問で事前の内容通知を行わず、19の質問をしたが当然のことに小池知事は答えられず、自民党都議団の罵声を浴びていた。
なれ合いと事前の根回しをやめる」のが知事の希望だからそのようにしたと自民党は回答したが、これなどは明らかに意趣返しだ。

 小池氏は豊洲移転問題で問題点を浮き彫りにさせたと自信満々だったが、オリンピック会場問題では森氏に完全に抑え込まれた。
第二次世界大戦のイメージでいえば豊洲移転問題は真珠湾攻撃で、オリンピック会場移設問題はミッドウェイ会戦というイメージだ。
小池氏の手法は常に先制攻撃一辺倒で熟慮したものでないから、今後とも失敗が続くだろう。
ミッドウェイ会戦後日本海軍は一度も勝利できなかったが、小池氏の運命も旧日本海軍と同様なものになると予想しておく。


 

 

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