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(28.12.15) 年金制度は複雑怪奇 今回も何が変更されたかよくわからん!!

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 どうも年金制度というものは複雑怪奇で今回の年金制度改革法案の内容も何回理解しようとしてもよくわからない部分が多かった。
もともと年金は物価にスライドさせており、これはもっぱら年金額の実質的減少に対応させようとしたもので、物価が上昇したときだけ上昇に合わせてアップさせてきた。
一方物価が下がった時には適用しなかったが、もともとは消費者物価は必ず上がるものと思われていたからだ。

 ところが日本経済の長期低迷により2000年ごろを境に物価は低下し始め、年金受給者は毎年のように実質手取りが増える構造になってしまった。
私のような年金受給者は毎年のようにベースアップがあったようなものだが、これは一方で年金財政の破たんが懸念される状況になってきた。
何しろ少子高齢化で高齢者は毎年のように増加し、ついに65歳以上の割合は27%になってしまい、日本は世界最高の高齢者国家になってしまったからだ。
年金受給者は毎年増加し、さらに実質的な受給額が増えているので政府としたら放っておくわけにはいかない。そこで今回の年金改革になったのだが何とか年金額を抑えようという案だ。

 今までは物価が低下したときには年金の削減対応はしなかったが、それを実施することにし、さらに賃金スライドという方式を加えた。
これがとても理解しがたい方法なのだが、物価と賃金が両方とも下がったときは下がった比率の高いものにスライドさせるという方式だ。
例えばサラリーマンの平均賃金が3%下がり、一方物価が2%下がったときは下がりの大きい賃金にスライドさせるという案で、一方上がった場合(解説はないのでよくわからないが)どちらか低いほうにスライドさせる案のようだ。

 年金改革が今一つよくわからないのは明確に老人の年金を下げるということがわかると老人が反乱を起こす可能性があり、制度を複雑にしてうやむやのうちに制度を改正しようという政府の意図があるからだとおもう。
何しろ日本の政治は老人が動かしており、いづれの選挙でも最も投票率が高いのが老人だ。
例えば前回の衆議院選挙で60歳代の投票率は約70%で70歳代も60%だが、一方で20歳台はたったの30%だった。
老人は数が多くしかもよく投票をして若者の2倍の票の価値がある。
これを怒らすとどうなるかはかつての消費税導入時の参議院選挙の例があり、土井たか子氏率いる社会党に自民党が惨敗し、以後の国会運営に多大の支障が出た経験がある。
「老人を怒らせてはいけない。そのためには制度改革が明らかに老人に不利だと悟らせてはいけない。多くのスライド方式を併用して理解不能にさせよう

 民進党は今回の年金改革を老人いじめだと政府を追及していたが、何しろ内容が今一つ理解不能なので89年の消費税導入時のような明確な怒りがわいてこない。
一体年金は物価に連動しているのか賃金に連動してるのかどっちなんだい。物価や賃金の上昇時はどうなるかもよくわからないし適用もすぐにではないというし、何が何だかさっぱりわからん・・・・・・」
実際政府も明確に年金を下げると言えないから制度の複雑性で理解不能にしてうやむやのうちに改革するしか方法がないようだ。

 だが客観的に考えてみて日本のような少子高齢化社会で年金受給者ばかりが増えていったら年金制度が崩壊するのは当然だ。しかも物価は長期的に低下する傾向でこれは世界中で生産力が消費力を上回ってしまったからだ。
経済成長はストップし、一方物価は下落し、年金はそのまま据え置き、一方老人は爆発的に増えるのでは年金制度の崩壊は確実だ。

 だがしかし老人をいじめると確実に選挙で負ける。老人こそがこの国の政治家を支えているのだから老人いじめだと明確にわかるようなことはできない。
何でもいいから理解不能にさせてそれで年金額の上昇を抑える方法を考案しなければ・・・・・・・」当局も苦悩しているのだ。

 

 



 

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