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(28.11.25) 赤ひげ診療譚  老人の最後のご奉公は子供への教育サポート

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 11月だというのに外は54年ぶりに雪が降っている。10㎝程度は積もっているようだが、積雪になったのは明治に気象庁ができて初めてだそうだ。
外は非常に寒く家で炬燵に丸まっていたら、塾の生徒がやってきた。中学三年生の男子である。
こんなに寒いのによく来たな!!!」
私は今日は誰も来ないものだと思っていて大相撲を見ていたので驚いてしまった。

 私がボランティアで子供たちに勉強を教え始めたのはほぼ4年以上も前になるが、最初は小学校の6年生の子供だった。その後数がだんだんと増えてピーク時には7名程度になったが、これでは十分に一人一人に教えることができないので、今は4名程度に絞っている。
現在は高校生が1名と中学生が3名でだいたい5時ころから8時ごろまで教えている。
来る子供によって時間が一定しておらず、5時から8時まではいつ来てもよいことにしている。

 当初は数学だけを教えるつもりだったが中学校でよい成績をとるには5教科をまんべんなく得点しなければならないので今はすべての学科を教えている。
また高校生には数学だけのつもりだったがこちらも英語と古文と漢文、それに化学と生物まで手を出すようになってしまった。
最も化学や生物は昔の知識は何の役にも立たないから一緒に教科書を読み、一緒に問題集を解いているのでまさにプレイイングマネージャーのようなものだ。

 当初私がボランティアで子供たちに数学を教えようとしたのは、中学の数学はほんのちょっとした手助けで楽々と理解できるのだが、実際は多くの子供が数学の理解に失敗し学業を放棄しているのを放っておけなかったからだ。
また高校の数学レベルは世界的にも高くどうしてもコーチがいるのだが、それに恵まれないとほとんどの高校生が数学を放棄する。
これはまずい。俺ができる範囲で子供の手助けをしてやろう

 幸い数学については趣味で勉強を継続していたので教えるのにストレスはなかったが、当初中学の英語や理科には苦戦した。
英語は全く文法無視の読み専門だったし、理科はすっかり内容を忘れていたのでこちらは教科書や参考書を購入して毎日のように特訓を繰り返したものだ。
特に理科のイオンについては私が中学生の時には教えられていなかったので「なんだい、今の中学生はイオンが必須なのか」と驚いたものだ。

 子供たちは週に4回程度来るのだが、試験前の2週間は特訓期間になって毎日教えている。時間も必要に応じて伸ばすのだが、日曜日などは3時から9時ごろまで6時間も教えるとくたくたになってしまう。
もうだめじゃ、死んでしまう」子供が帰るとすぐに寝てしまうが、そうでもしないと体力がもたない。

 今はボランティアといっても私が購入する参考書や資材程度のお金はもらっていて完全なボランティアではないが、さすがに定年退職者なので持ち出しはきついので致し方ない。
しかし貧しいそうな家庭の子供には相変わらず無料で教えている。
赤ひげじゃ、赤ひげじゃ!!!」山本周五郎氏の小説が頭をよぎる。

 私は老人の最後のボランチアとして子供に勉強を教えるのは最適な行為だと思っている。特にかつて中学や高校で成績優秀だといわれていた人は子供の勉強を積極的にサポートをするのは義務ではないかと感じている。
こうした人はほとんどが国立大学に入っているが、国立大学の授業料は私のころは年間に12000円だった。
それで4年間の教育を受け、当時は高度成長期だったから日本の著名な企業に就職し、定年後も年金生活で何不自由なく暮らしているのが普通だ。
これはたまたま高度成長期に遭遇した僥倖に浴しているので、自分自身の才能だけでこうした生活をしているのではない。

 大学は無料に近く、また日本国の最も成長期に遭遇した幸運だけで、後はただ自分の楽しみだけで余生を過ごすのはあまりに不公平だ。今の学生は教育費は格段にかかり、また低成長下の日本では自らの教育投資だけが未来を切り開く手段になっている。
だからかつては勉強ができた老人の最後の務めは子供たちに対する勉強のサポートになる。
俺が手助けしてやろう。君たちは勉強して良い大学に入って頑張るんだ。それだけが君たちの未来を切り開く!!!!」



 


 

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ボランティア 教育指導 数学・理科・英語」カテゴリの記事

コメント

素晴らしいです!
無理のない範囲で


素晴らしいです!
教えてもらえる学生は幸せですね。
無理のない範囲で続けていければいいですね。


投稿: takezo! | 2016年11月25日 (金) 23時42分

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