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(28.11.16) 人権外交の時代の終焉 オバマ氏からトランプ氏へ

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 世界の指導者から人権擁護を標榜する指導者がまた一人いなくなろうとしている。
オバマ大統領が去りトランプ氏に代わればアメリカが人権を標榜することは全くなくなるだろう。

 トランプ氏にとっては「アメリカにとっていいことが正義」なのだから、国境を越えてアメリカに不法入国した約1000万人のメキシコ人は犯罪者で追い返す存在であり、イスラム教徒はすべてテロリストということだから入国などさせない存在になる。
あいつらはアメリカ人じゃないから保護の対象にならない」トランプ氏はそう叫ぶ。

 中国のチベットやウイグルで習近平主席が独立派を片っ端から投獄して殺害しようが、プーチン大統領が反体制派を秘密警察を使ってひそかに殺害しようが、アメリカとかかわりのないことであればどうでもいいことで、トランプ氏は間違っても人権を振りかざして政治介入などすることはない。

 今トランプ大統領を最も歓迎しているのはプーチン大統領だが冷え切った米ロ関係を修復させる絶好の機会が到来したからだ。
お互いにビジネスライクで付き合おうじゃないか。相手国の国内事情には全く介入せず間違っても人権など標榜せず仲良くやろうや」プーチン大統領のメッセージにトランプ氏が答えるのは確実だ。
俺はオバマとは違う。クリミヤやウクライナで何が起ころうとそれはそっちの問題だ。またシリアでロシアがアサド政権を助けているがシリアなど我が国は何のかかわりもない。まあ勝手にやってくれ。アメリカはシリア問題から手を引く

 世界政治の指導者は大きく分けて理想派と現実派がいるが、今までの理想派のチャンピオンはアメリカでそれに追随するのがヨーロッパと日本という構造で、一方現実派のチャンピオンは中国とロシアだった。
その理想派のチャンピオンだったアメリカが降りてしまうと残された理想派は難民保護を主張して止まないドイツのメルケル首相と、南スーダンンのPKO活動で駆けつけ警護まで行おうとしている安倍首相ぐらいになってしまう。

 だがメルケル首相の任期は来年までで次回は首相に立候補しないといわれているので最後に残された理想派の首相は安倍首相だけになってしまう可能性が高い。
日本だけが相変わらず国連のPKO活動に熱心に行いケニアなどの国連軍が撤退した後の穴埋めをしようとしているが、安倍首相としても一人で国連を支えるわけにいかない。
しかも実際の国連は韓国のパン・ギブン氏が事務総長になってから中国と韓国の手先に成り下がり、ユネスコや国連人権委員会を通じて日本非難の大合唱を行っているのでいくら人のいい日本人といえども国連というだけで協力する気持ちはなくなりつつある。

中国と韓国の手先で世界で最悪の国家は日本と言ってやまない国連に日本は分担金を支払いPKO活動を継続する理由はあるのだろうか?????」
かつては国連を至高の存在と思ってきた日本人も理想から目覚める日は近くなっている。
こうして世界中から今理想派の指導者がいなくなり、すべてが現実派に変わろうとしているが、現実派とはすべて利害関係だけで判断するということであり、イデオロギーや人権といった何か特別な理想のために行動しないということだ。

 地中海でアフリカの難民が海の藻屑と消えても、イラク北部やシリア北部でISが敬虔なイスラム教徒以外の首をいくらはねても、また北朝鮮でキム・ジョンウン氏がミサイル開発と核開発に金を使いすぎ国民を餓死させても、香港の活動家が中国当局の拷問にかけられようとも、自国と関係がなければ見て見ぬふりをして黙殺するという時代に入ろうとしている。

 20世紀の後半は人権外交の時代で特にカーター大統領のころからその傾向は明確になっていたが、いまトランプ大統領になって人権外交の時代が完全に終わろうとしている。
人権とはわが国民の人権であり他国の人権とは違う。人権にも国それぞれの違いがあり人類共通の基準ではない
第二次世界大戦以前の人権は白人社会だけに付与されたもので東洋人と黒人はそれぞれ黄色いサルと黒いサルだったから人権擁護の対象になっていなかった。
サルは人間でないから人権などあるはずがない。

 黒人に人権が与えられたのはアメリカの公民権運動の結果であり、黄色人種に人権が与えられたのは日本が1960年代から驚異的な経済成長をして世界第二位の経済大国になったからであり、世界も黄色いサルが人間だということを認めG7の主要国サミットに日本を加えざる得なくなってからである。
しかしこうした人権の拡大期は終わり、今また人権は自国民にだけ与えられた権利に収縮しつつある。
他国に何が起ころうとあっしにはかかわりのないことでござんす」木枯し紋次郎の世界が21世紀の世界風景になろうとしており、人権の時代が終ろうとしている。



 


 


 

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