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(28.10.11) 病気療養中のため二日に1回の割で過去のシナリオ等を掲載しています。 「桃ノ木 栗の木 左遷の木(第八回)」

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 シナリオ「桃の木 栗の木 左遷の木」(その8)

この作品は私が喜劇に挑戦しようとして作成したシナリオです。第一回目からの続きです。


〇 自動車の中(続き)

 黒塗りの高級車で外出する山崎。丁寧に見送る神鳥課長。

山崎「(独白)どうも夢はつじつまが合わなくて困る。大川大作から呼びつけられたが何が何だかわからん。ところでこの包みはなんだ」

 山崎が包みを開けてみると手の切れるような新札が現れる。

山崎「ほう、ひとつつみ一億はあるな。全部で五億の狐の葉っぱか!!」

 山崎はおもむろに自動車の窓を開け、その新札を一枚一枚飛行機を飛ばすように飛ばし始める。驚いて自動車を止める運転手の田村。

田村「支店長、どうされたのですか」
山崎「べつに、紙飛行機を作って飛ばしているだけだ」
田村「しかし、それはお札ですよ」
山崎「札に見えるのは一時の夢に過ぎない」

 じっと山崎の顔を見つめる田村。田村の顔から急に涙が滴り落ちる。山崎の手を取って感動する田村。

田村「支店長、ようやく分かってくれたのですね。私は歴代の支店長が実弾を運ぶたびに運転させられましたが,いつもこんなことをしていていいのだろうかと疑問に思っていました。ようやく人間らしい支店長に出会えました」
山崎「はは、君、そんなに興奮してしゃべらなくていい。人間、夢の中では気ままに生きようではないか」
田村「ええ、そうですね。人間夢に忠実に生きるべきですね」

 田村の肩をたたきながら。

山崎「よし、二人でこの金をどこか思いっきり高いところからばらまいてみないか」
田村「ええ、いいですね。少し遠回りになりますが江島大橋からばらまきましょう」
山崎「いいね、できるだけ派手にやろう」

 スピードを上げて江島大橋に向かう自動車。

〇 江島大橋(続き)

 江島大橋からはしゃぎながら新札を川にばらまいている二人。側を何台もの車が通り過ぎていくが酔っ払いが悪ふざけをしているのだと思って、一瞥しただけで通り過ぎてゆく。

田村「支店長、そろそろ大川のところへ行く時間です。あまりまたすと激怒しますから」
山崎「ああ、そうだね。そのために出かけたのをすっかり忘れていたよ。ところで大川ってどんな人物だね?」
田村「はは、支店長もずいぶん冗談がきついですね。知ってて聞くんだから。ウジ虫ですよ」
山崎「はは、ウジ虫ね、そうか」

 出発する自動車。新札が江島大橋の欄干から川に向かって蝶々のように舞い落ちている。じっと窓越しにその光景を眺めている山崎。

山崎「実にきれいだ。まるで蝶の乱舞だ」

〇 大川大作の豪邸(続き)

 大川大作の豪奢な自宅。そこに横付けされる黒塗りの支店長車。

田村「支店長、実弾がなくても負けちゃだめですよ」
山崎「はは、僕は本質的に平和主義者だから、戦争はしないよ」

 背広の前のボタンを留めなおして颯爽と玄関に入っていく山崎。

(続く)



 

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