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(28.10.9) 病気療養中のため二日に1回の割で過去のシナリオ等を掲載しています。 「桃ノ木 栗の木 左遷の木(第七回)」

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シナリオ「桃の木 栗の木 左遷の木」(その7)

この作品は私が喜劇に挑戦しようとして作成したシナリオです。第一回目からの続きです。


〇 A支店事務室(翌日 朝)

 出勤してきた山崎。久子だけが出勤していて机を一生懸命拭いている。久子に声をかける山崎。

山崎「お早う。君一人かね。まだ始まりまで30分あるよ。ご苦労さん」
久子「他の人はベルがなった後でないと来ません。支店長は早いんですね」
山崎「うむ、これは僕の癖でね。しかしほかの連中は相変わらず仕事をする姿勢がなってないようだな」
久子「でもここにはお客さんがほとんど来ませんし」

 久子に近づき方に軽く肩に触れる山崎。信頼しきった表情で山崎を見つめる久子。久子から桃の香りが発散している。

山崎「(においをかぐように)昨日もそうだったが、君は桃の香りがするね。最近は桃の香りの香水があるのかい」
久子「(あどけなく笑いながら)私、桃から生まれたの」
山崎「(やや驚きながら)君は実に面白いことを言うね。まるで桃太郎だね。いやまだ時間があるから支店長室にきたまえ。その桃太郎の話を聞こう」

 うれしそうに山崎の後からスキップをしてついてくる久子。

〇 支店長室(続き)

 深々とソファに並んで座っている山崎と久子。支店長室のドアは閉まっている。山崎が話をしようとすると久子が山崎の方にうなじを載せる。思わず狼狽する山崎。

山崎「いや、その、君は実にいい匂いだ」

 下から流し目で山崎を見上げている久子。山崎の心臓の鼓動。

山崎「(独白)信じられない。俺が女にもてるはずがない。やはりこれは夢なのだ。しかしなんて素敵な夢だ」

 久子が体を山崎に預ける。びっくりして目をむく山崎。

山崎「(独白)夢の中での不倫も罪になるのだろうか」

 思わず戸棚にあった六法全書に手が伸びせわしなくページをめくる。山崎の肩に手をかける久子。焦ってページがめくれなくなる。山崎の荒い息。

山崎「(独白)あほらしい。どうせ夢じゃないか。夢なら夢の中まで道徳を持ち込む必要はない。第一六法全書にも罪だと書いてない」

 久子が六法全書を山崎から取り上げる。唇を近づける久子。受け入れようとする山崎。そのとたん神鳥課長が支店長室をノックして入ってこようとする。思わず久子を突き飛ばす山崎。慌てて身なりを整え支店長用の椅子に座りなおす。

山崎「あっ、入りたまえ」

 入ってくる神鳥。入れ違いに出ていく久子。久子の後姿を疑い深そうに眼で追う神鳥。

山崎「(威厳を込めて)あっ、神鳥君なんだね」

 支店長用の椅子に深々と腰かけて懸命に威厳を取り繕ろう。神鳥課長がもってきた書類を支店長机に広げる。

神鳥「支店長、お早うございます。早速ですが事務の引継ぎをお願いいたします」
山崎「ああ、どうぞ」
神鳥「では、まずこの書類ですが」

 神鳥が書類を説明しようとしたときに急に電話のベルが鳴る。電話を取る山崎。

山崎「あっ、ちょっと待ってくれたまえ」

 電話の相手は元財務大臣の大川大作。大川は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが政治資金の不正使用が発覚して財務大臣を辞任。その後故郷のA町で逼塞して再起を図ろうとしている。

大川「(威厳に満ちて)山崎君、君、山崎君だろ」
山崎「はあ、そうですが」
大川「わしは大川だ」
山崎「はあ?」
大川「大川大作だ」
山崎「(けげんそうに)はあ、そうですか」
大川「はあ、そうですかはないだろう。約束の品、はやくとどけてくれよ」
山崎「約束の品といいますと」
大川「(言葉が荒くなる)君、わざととぼけてるの。それとも頭取の差し金かね」

 電話口を押さえて神鳥に向かってそっと

山崎「大川大作から電話がかかっているんだが、約束の品を持って来いというのだが、わかる?」
神鳥「(慌てて)すぐに持っていくと答えてください」
山崎「あっ、はい。すぐに持ってまいります」
大川「もうすぐ選挙なんだから。そんなこと君の所でもわかっているはずだがね。実弾がなきゃ戦えないだろ(乱暴に電話を置く)」

 怪訝な顔で電話を置く山崎

山崎「(神鳥に向かって)なんだい実弾って?」
神鳥「あっ、いえ、すぐに用意してまいります」

  慌てて支店長室を出ていく神鳥。怪訝な顔で後姿を見ている山崎。

山崎「何を一体慌てているんだ・・・・」

 神鳥が重たい包みをもって支店長室に入ってくる。5つの束がある。

山崎「これ、何?」
神鳥「本店から前もって指示されたものです。5本実弾を用意しました」
山崎「ほう、実弾ね。まるでシリア戦争並みだね」
神鳥「(山崎の言葉を無視して)車はすでに出発の用意ができております。あの方は短気だからできるだけ早く行ったほうがいいと思います」
山崎「で、どこに行けばいいの」
神鳥「場所は運転手の田村がよく心得ております」

 釈然としない様子で出かける支度をする山崎。

山崎「(独白)まあ、どうせ夢なんだから、どうでもいいか」

(続く)

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