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(28.7.14) 「南シナ海 は世界の海」に兆戦する最後の帝国主義国家中国  

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 「うるせい、何の権限もない仲裁裁判所の判決など、たんなる紙くずだ。だいいち仲裁裁判所の裁判官は日本の息がかかっており、ワイロにも動じないという中国古来の伝統を全く無視するクソッタレ野郎だ
国際海洋法条約に基づきフィリピンがオランダのハーグにある裁判所に提訴したのは2013年だったが、この判決が今回出された。

 中国の主張は「南シナ海の権益は2000年の昔から確定しており、ここは中国の内海でフィリピンやベトナムはこの海域に全く権限を有していない」と言うもので9本の線を引いて(これを九段線という)ここからフィリピンやベトナム は出ていけというものだった。
これに対しフィリピンが南シナ海のEEZ排他的経済水域の200カイリ)を主張して仲裁裁判所に提訴したものだ。

 判決の内容は、九段線なるものは歴史的に存在せず、南シナ海に中国がEEZを主張できる島はない。また現在一方的に建設している人工島は海洋環境に悪影響を及ぼしており、いずれも国際海洋法条約に違反だというものだった。
中国はもともとこの裁判を認めておらず、したがって裁判にも出廷しなかったから中国に厳しい判決が出ることは予想されていたが、いざ出されてしまうと大騒ぎになった。
これは中国の歴史上最大の外交の失敗だ。なぜワイロで中国よりになる裁判官を選ばなかったのだ。国連のユネスコや人権委員会や国連事務総長は媚薬で思いのままなのに、仲裁裁判所に手を回さなかったのは大失態ではないのか

 中国は現在南シナ海を実効支配しており、島に3000m級飛行場を建設して軍用機を常時離発着させる体制を整え、この海域で漁業を営むフィリピン人やベトマム人を海軍と海事警察を使って追い出してきたし、7つの岩礁を人工島にしてEEZを主張してきた。
こうした行為すべてが国際海洋法条約違反だというのだから収まるはずがない。
馬鹿やろう、南シナ海 はすべて中国固有の領土であって、中国の生命線であって一歩も引きさがる意思はない。くそったれの仲裁裁判所など海の藻屑にしてやる!!」

  笑ってしまったが、これはいまからおよそ85年前に日本が満州国設立でとった態度と同じなのだ。
1931年に関東軍は作戦参謀石原 莞爾等の主導で満州事変を起こし、翌年に満州国を設立したが、これに対して当時の中華民国が国際連盟に提訴した。
そのため国際連盟よりリットン調査隊が派遣され、「満州国は認められないが日本の権益にも配慮すべきだ」という勧告がだされた。
日本はこれに反発して全権大使松岡洋右がけつをまくって国際連盟を脱退した経緯がある。

  私はこのブログで中国は21世紀に残された最後の帝国主義国家だと主張してきたが、85年の歳月を隔てて現在の中国と当時の日本は双子の兄弟のように似ている。
それは帝国主義という共通項があるからで、帝国主義とは簡単に言えばすべて軍事力で解決する国家行動を言う。
当時の日本は特に関東軍が突出して海外侵略を図っていたが、今中国は人民解放軍の海軍がここも突出して海洋権益の確保を図っている。

 「文句があるならかかってこい」とうそぶくところも同じだが、なぜこれほど軍事が政治に優先するかというと、当時の日本は軍隊の統帥権が天皇にあり内閣になかったからだが、一方中国の場合も似たり寄ったりで、人民解放軍はもともと毛沢東の私兵で、今は共産党を守ることだけを目的にした軍隊になっている。国家の軍隊ではないのだ。
基本的に は中国共産党の指揮下に入っていることになっているが、日本の陸軍が実際に は独立した権力であったように、人民解放軍も習近平氏のいうことなど聞かない。
すべて独断専行しては習近平氏に認めさせてきたというのが実態だ。
軍事優先主義国家のまたの名が帝国主義国家だ。

 中国は日本やアメリカやフィリピンがどんなに非難しても一顧だにしないだろう。どこまでも居直って南シナ海にEEZを主張するから、結果的に世界の孤児になるのもかつての日本と同じだ。
この問題は中国が崩壊して最後の帝国主義国家がなくなるまで続くと見ておいた方がいい。

 


 

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コメント

今回のエントリーには賛成できませんね。残念ながら洗脳の結果の歴史観だと思います。シナと戦前の日本はまったく違うからです。
日本は国際秩序に反したことはしていません。日本が戦争に突入したのは、主に米国の社会主義者の誘導によるためです。
満州国設立と現在の南シナ海情勢もまったく異なります。日本人に罪悪感を植え付けて永久に謝罪させるという戦略に洗脳されているにすぎません。満州国設立は国際法上許されます。、アメリカのパナマやイランやイラク、はたまたウクライナでのやり方は何なんでしょうか?国際法上問題はありませんか。(笑)

投稿: NINJA300 | 2016年7月16日 (土) 17時49分

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