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(28.7.3) 病気療養中のため二日に1回の割で過去の旅行記を掲載しています。 「ロドリゴ自転車周遊記 その1」

病気療養中のため新しい記事は二日に一回の割合で掲載し、その間は過去の探訪記を再掲しております

(26.8.17) ロドリゴ自転車周遊記 その1

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(今回ロドリゴが使用した旅行用具一式)

 わたくしロドリゴが思わぬ経緯から関八州見回り組首座に抜擢されたのは以下のような理由からでございました。
御老中水野忠邦様は関八州が博徒の棟梁跋扈により乱れているのを憂慮され、目付や郡代を派遣しては取り締まりを行っていたのですが、このところの地球温暖化により夏場は関八州は砂漠と化し、見回りに出たものは誰一人として帰還が相成らないような惨状でございました。

そこでじゃ、ロドリゴ。夏場の見回りでは軍馬は泡を吹いて倒れ、豚はまるこげになり、人は北京ダックになってしまっておる。聞くところによるとロドリゴはバテレンより自転車なるものを持ち込んでおり、馬よりも早く疾駆すると聞く。
この自転車で夏場の関八州の見回りをしてくれぬか

御老中様、お言葉ではございますがロドリゴとて北京ダックになるが必定、このような大役はひらにご容赦を・・」

ロドリゴ、関八州の見回りには役得があるのじゃぞ。人には言えんが美女と金銭は思いのままじゃ
水野様、ロドリゴは主に仕える身、美女にも金銭にもいささかも心が動じませぬ
じゃが、ロドリゴ、奥女中の美智代に何くれと手出しをしておると城中のもっぱらの噂じゃぞ。神は頭で考えるもの、おなごは下半身で考えるものではないかの・・・
水野様、美智代殿には主のみ言葉を伝えており、決して水野様の考えられるような不見識な話ではございませぬ
よいよい、ここはジパングじゃ、そちの神様もここまでは目が届くまい。この大役が済んだ暁は、そちの希望は思いのままじゃ。もちろんお前の主には内緒にしておく

 こうして私ロドリゴが水野様の強い要請を受け関八州の見回りに出立したのは、地球が焼き焦げるかと思われるような灼熱の天明7年8月4日のことでございました。
まず目標としたのは江戸川と利根川の要衝を抑えている関宿でございました。
ここに至る道は我がおゆみ野郷より船橋の先の塩浜まで出て、そこから江戸川をさかのぼるのでございます。

 当初ロドリゴとしては自転車であれば一日100㎞は優に超えると思っていたのですが、わが愛車はマウンテンバイクで重量が20kg程度あり、そこにテントや自転車修理用具10kg程度を積み込み、私の重量60kgを加えるとマウンテンバイクの速度はママチャリ並の時速12km程度になってしまったのでございます。
これじゃ、とても100kmをこなすのは大変だ。さらにこの炎天下だ!!」

 江戸川の堤には蜃気楼さえただよい、河原のグランドには誰一人として人影はなく、頭上にはハゲタカがロドリゴがくたばるのを待ち望んでいるようなありさまでございました。
しかしロドリゴは水野様との強い約定を信じ、水場があれば衣類を着たまま頭から水をかぶりようやく関宿城に到着したのはその日の夕刻でございました。

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(この日は快晴で猛烈な暑さだった。江戸川堤)

 さっそくご城代の山辺様に面会を申し出たのですが、信じられないことに山辺様は「バテレンと会うことは大御所様の時代からご法度になっている」と申して面会を拒絶するのでございます。
水野様は「酒も女もおもいのまま」と申されていたのにこのギャップの大きさに愕然とし、「せめて軒端に一夜」との所望も、「城中にはいることはまかりならぬが、外の公園でゴリラとカメと一緒に寝るのなら良い」とのお言葉でございました。
ここ関宿の公園にはゴリラとカメが放し飼いになっており、さながらアフリカのジャングルのような場所でしたが、ロドリゴは致し方なくこの公園でテントを張ることにしたのでございます。

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(ロドリゴが寝た関宿の公園 カメとゴリラと魚がいた)

 この日は夜半になっても温度は低下せずテントの中は蒸し風呂のような状態でしたので、あまりの暑さに耐えかねて外で寝ているとハサミムシの集団に襲われ体中斑点だらけになってしまいました。
なぜ、老中水野様のご威光もここ関宿では無視されるのであろうか、幕府の権威もこれまでか」などと体をかきむしっていると、たまたま通りがかった村人が「おやまあ、このようなところで野宿するのはオオカミの餌になるようなものだ」などと空恐ろしいことを述べて立ち去ったのでございます。

 夜の熱さとハサミムシとオオカミの遠吠えにおびえながら一睡もできず、かくして関八州見回りの第一夜は散々な様相を呈したのでございます。

            

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