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(28.6.27) 病気療養中のため二日に1回の割で過去の旅行記を掲載しています。「ネパール 布教日誌 その8」

病気療養中のため新しい記事は二日に一回の割合で掲載し、その間は過去の探訪記を再掲しております
(24.9.13) ロドリゴ ネパール日誌 その8 「ジュムラに閉じ込められる」

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(ジュムラの朝市。小学生のような子供も売り子だった

 昨日は一日中ジュムラの飛行場の周りでネパール・ガンジー行きの飛行機を待っていましたが飛行場には飛行機が現れず、国家警察の係官も暇をもてあましておりました。
翌日は実に良く晴れ渡り視界は良好でこれ以上の飛行機日よりはなかったのでございます。
まあ、今日こそは飛んでくれるだろう」一同はそう期待して10時までにジュムラ飛行場に待機しておりました。

 通訳のフッド君が事務所に何回も掛け合いに行っているのですがなんとも要領を得ないのは昨日と同じでございました。
ジュムラに飛ぶべき飛行機が故障したので他の飛行機をまわそうとしている・・・・
パイロットが結婚式にいってしまったのでパイロットがいない・・・・・
気流が悪いので今日飛ばすわけにはいかない・・・・
フッド君が理由を確認するたびに理由が変わるのですが、結論はジュムラに飛行機は来ないと言うことのようでした。

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(薪売りの女性。燃料はほとんどが薪だった

 われらが乗るべき航空会社はタラ航空といいジュムラとネパール・ガンジー間を飛ぶ唯一の航空会社でございました。
ジュムラにはタラ航空以外の航空会社も就航しているのでございますが、残念ながらカトマンドゥに出る便はなかったのでございます。

注)カトマンドゥに出るには一旦ネパール・ガンジーに出ないとならない。

 われらは仕方なく飛行場の周りでネパールの人々と同じように座り込んで時間をつぶしておりましたが、12時ごろ爆音が聞こえたので喜び勇んで飛行場に駆けてけますと、タラ航空ではなく他の会社の飛行機でございました。
その後も数機ここジュムラに飛行機が飛んでまいりましたが、いくら待ってもタラ航空は飛んでこなかったのでございます。

 前にも述べたようにジュムラから陸路はあるのですが、雨季は道が泥濘と化して自動車も人もまったく通行が不能のようでございました。
したがってここは陸の孤島のようなもので何とかしてネパール・ガンジーまで飛行機で脱出する必要があったのでございます。

 さすがにクナーカ大主教様も不安な気持ちになられたのでございましょう。
タラ航空をいくら待っていても無駄かも知れない・・・・・他の会社の飛行機でネパール・ガンジー近くの飛行場まで運んでもらって、そこから自動車をチャーターしてネパール・ガンジーに出てみようか・・・・・

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荷物は人力かロバが運ぶ)

 ネパールの国内線のチケットは外国人はドル払いで、しかも倍の値段と言うべらぼうな条件で購入しなければなりません。
クナーカ様は全員からドル紙幣を集めて「今日タラ航空の飛行機が来なかったら明日は他の会社に変えて、不便でも自動車を乗り継いでカトマンドゥに向かおう」と決心されておられました。
しかしドルを集めてみたところ布教団8名の費用に1名たらなかったのでございます(フッド君はネパール人なのでルピーで支払っておりました)。

注)タラ航空のジュムラ事務所にはドルが置いてなくしたがってキャンセルしても払い戻しはカトマンドゥまで行かないと返してもらえないのでございます。

 結局その日もネパール・ガンジー行きの飛行機は現れず、われらは再びジュムラのホテルにつかれ切った気持ちで戻ってまいりました。
その夜、クナーカ様からロドリゴはひそかに呼びだされたのでございます。

ロドリゴよ、お前はディリチョール村の布教活動に失敗し、わがイエズス会の中で一番のアホといわれ、このままではエンサイクロペディア・エスパニカにそのことが記載されてしまう。
それではお前は世紀を越えてのアホになってしまうので、何とかお前に挽回の機会を与えよう

クナーカ様、どうしたらよろしいのでございますか?」

目の前の川に沿って道が続いておる。泥濘の道ではあるが、この道を歩いて下り運よくガンジス川の波頭のベンガル湾に達すればお前ははれて聖人になれる。
わが祖国エスパニアのサンチャゴ巡礼の道と心得よ

しかしクナーカ様、もし不幸にして行き倒れたらどうしたらよいのでございましょうか
心配いたすな、わしはエンサイクロペディア・エスパニカの編集長と懇意だ。その場合は殉教者として名を千載に残そう


 クナーカ様のあまりにお優しいお言葉にロドリゴは嗚咽をしてしまいました。
ロドリゴは聖人になるか、殉教者になれるのだ
その晩は興奮してダニの巣のベットに寝ていることも気にならなかったほどでございます。


 こうして8日目の夜がくれたのでございました。

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