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(28.6.2) しつけと称する児童虐待をいつまでも許してはいけない。 北海道七飯町の事例。

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 また悲しい事件が起こっている。北海道の七飯町で小学校2年生の男子が森林地帯の道路に置き去りにされ行方不明になっている事件だ。
私がこのブログを記載しているのは31日だが、事件が発生した28日午後5時頃からすでにまる三日経っている。

 事件発生の経緯はこの7歳の児童が親のいうことを聞かなかったため、しつけとして森林地帯の道路に置き去りにし、5分後に引き換えしたがその時は児童は忽然と消えていたというのだ。

 私は北海道の各地を足で歩いたり自転車で周遊しているからよく知っているが、一つの街から次の街まで30km程度離れており、その間はひたすら道路だけというような場所がよくある。
そうした場合、大人でも十分な食料を用意し万一の場合を備えてテントと寝袋を持参して歩いたものだ。
しかも森林地帯に入ると完全に熊の結界になるから、間違ってもクマがいるような場所でキャンプを張ることがないように注意を怠らなかった。
ところがそうした場所にこの親は児童を置き去りにしたという。

 父親の話だと5分後には戻ってきたといっているが、この時間はかなり怪しい。7歳児の児童が動ける距離は5分程度だと500mがせいぜいだ。しかもこの距離は道路面を歩いた場合で、まちがってブッシュの中に潜りこむと100mも動けないだろう。
だからこの父親の証言通りであれば、児童はすぐさま道路を歩いているところも見つけられるか、森林地帯に入った場合は大声で呼べば聞こえる範囲にいたはずだ。
だからこの5分10分と記載した新聞もある)程度で児童が忽然と消えるはずがないのだ。

 父親は「しつけでしたので世間様に迷惑かけられないので警察の届けが遅れた」といっているが、届け出が28日中にされたのか29日にされたのか新聞報道等を見てもはっきりしなかった。
事件が発生したのは28日午後5時頃だから、実際問題としてはすぐに届けでたとしても夜になってしまい捜索隊を組織することも不可能だから捜索は29日から始まったと見ていい。
したがって28日は両親だけで捜していたか、あるいは探さなかったかどちらかであろう。

 三日たち食料も寝袋もなく、その間雨など降れば体力を温存することもできない。私は登山中にやむなく何も持たずにビバークすることがあったが、夜半は極端に寒くなり寝ることはできなかった。
私のように相当サバイバル訓練をしているものでも夜半山中で寝ることは困難なのに7歳の児童では対応がほとんど不可能だろう。

 今回の事件では父親の初期行動に問題があったとしか思われない。5分後というのはどう見ても事件との整合性がなく、実際はかなりの時間が経ってから引き返したのだと思う。その間児童は道路面を歩いていたはずだが、何かの理由で道路から森林地帯に入りこみ行方不明になったのだと思う。
北海道の森林は深い。道路を自動車で疾駆している限りは問題がないが、歩くものにとっては生と死をかけた戦いのようなものであり、特に児童にとっては「死ね」というようなものだ。

 両親にとってしつけのつもりでも、しばしばしつけはいき過ぎて虐待になる。今回の事例も結果的に虐待になっている。こうした事例が発生しないように親は常に自制しなければならないのに実際は感情に任せて虐待するのが普通だ。
こうした事例では結果責任として両親に責任をとってもらうのが妥当で、そうでしなければしつけと称する虐待はいつまでもやむことはない。

 

 

 

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評論 日本の政治 学校問題・子育て」カテゴリの記事

コメント

いちばん悔いているのは父親ではないでしょうか・

投稿: NINJA300 | 2016年6月 2日 (木) 16時39分

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