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(28.6.11) 病気療養中のため二日に1回の割で過去の旅行記を掲載しています。「蝦夷地探訪記 その16」

病気療養中のため新しい記事は二日に一回の割合で掲載し、その間は過去の探訪記を再掲しております

(22.9.26) ロドリゴ 蝦夷地探訪記 その16  最終回

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(帰りの車窓から撮る

 今回の蝦夷地探訪においてロドリゴがしみじみ感じましたのは、日本国の将来と言うことでございます。
この蝦夷地は間違いなく日本国の将来を指し示しているようにロドリゴには思えたのでございます。

 現在日本国は人口低下に悩まされ、老人の比率が高くなり、経済成長は止まって、残されたものは公共工事による道路や橋や港や空港の建設だけになっております。
そしてそれを最も特徴的にあらわしているのが紛れもなく蝦夷地でございました。

 札幌のような一部の都邑を除いて、あらゆる都邑や集落から人が消え、小中学校が次々に閉鎖され、集落で子供の影を見ることがほとんどまれでございました。

 農村地帯に参りますと数軒に1軒の割りで、放棄された農家とサイロがむなしく建っており、ほとんどの場合が雪の重みで半分つぶれておりました。
漁村地帯は農村地帯に比べるとはるかにマシで、昆布漁のおかげで家々は新築されておりましたが、ここも人口低下に悩まされているのは同様でございました。

 一方で道路や公園や港湾と言った公共設備はこれ以上はないというほどに整備され、社会資本の充実には驚かされましたが、残念なことにそれを使用する和人やアイヌはほとんどいないと言う状況でございました。

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 この人口減と公共設備のアンマッチほど蝦夷地を特徴付けているものはございません。
これは幕府が景気対策として公共工事ばかりに予算を配布した結果で、なにか古代ローマの遺跡群を見ているような感覚に襲われたものでございます。

 そして近い将来蝦夷地ばかりでなく日本国のほとんどもこのような状況になるのは明白でございます。

 こうした状況対処する方法は果たしてあるのでしょうか。
一つの方法は日本国を世界の裕福な人々に解放することではないかと思われました。
その理由は日本国は世界から見たら飛びぬけて生活するのに相応しい場所だからでございます。

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 故郷エスパニアにおいてもコスタ・デル・ソルというような風光明媚な避暑地を和人をはじめ多くの異国の民が別荘地として購入しておりましたが、蝦夷地や日本国ほど世界の別荘地として適したところはございません。

 風光明媚で気候風土が夏場を除けばマイルドで、かつ公共投資は古代ローマと同様に隅々まで行き渡り、医療も最先端、情報技術も一流で犯罪の少ない場所は、世界を見回しても日本国以外にないのです。

 ここは世界の金持ちにとって夢のような場所でございますので、多くの異国の民に居住してもらい、スイスのようなイメージの国家になるのが相応しいと思われます。

 政府を挙げてかつてオーストラリアがしていたような、お金持ちのシルバーの誘致を図るべきだと言うのがロドリゴの提案でございます。
それが過小人口と過剰な公共投資のアンマッチを埋める最適な方法のように思えるのでございます。


注)かつてオーストラリアでは日本円で5千万円以上の資産をオーストラリアの銀行に預金し、かつ仕事を求めなければ居住権が与えられておりました。
金持ち老人の優遇誘致策です。

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コメント

仰る通りと思います。金持ちに来てもらってお金を落としてもらえばいいのです。労働者は要りません。給与が下するからです。

投稿: NINJA300 | 2016年6月11日 (土) 09時32分

公共事業の工事についてですが、北海道は広い故、たくさん見られるのでしょうね。今から30年ほど前の学生時代にバイクで北海道を旅した時は無かったのか見てなかったのか分かりませんがさほど記憶にありませんでした。ノシャップ岬にもあんなバカでかいモニュメントなど無く、ここがノシャップ岬だと分かるだけの木の看板が立っていただけだったと思います。(昔のことですからね・・・)
さて内地の話ですが砂防工事というのがあります。国交省の仕事は河川と道路と砂防ですが、砂防とは平たく言えば「土砂崩れを防ぐ工事」のことで、国土の9割が山林で雨の多い我が国ではどこでも土砂崩れが起きうるといえる訳で、考えようによっては砂防の仕事は100年先まで無くなることはありません。しかし、全国の地方を見ればそりゃものすごい無駄な(?)工事が数限り無く見受けられるのです。人命や暮らしを守るためという大義名分がありますから、費用対効果などあまり問題にならないのでしょう。山際にある一軒の古い民家(失礼ながら資産価値は1千万にもならないような家)を守るために家の山側がぐるりとコンクリート壁が取り巻いている光景が見られます。一体何億かけて工事しているのか。その金があれば家が10件は建ちます。山全体をコンクリートで覆ってまるでピラミッドのようになってしまった山とか。日光の山のはるか上の方まで無数の砂防ダムが設置されています。一体どうやってあんな場所に作ったのか。一体いくらかかっているのか。富士山も雲仙普賢岳も、全国の山のふもとに無数の砂防ダムがあります。砂防は人目につきにくいし、役に立っている(のか?)し、無いより安心、みたいですから際限なく続くのでしょう。地方のインフラ、あと10年もすれば消えそうな空き家の多い集落を結ぶ立派な橋に立派な道路、トンネル群。ある程度は必要なんでしょうがそんなに必要なのか。歯止めが無いのです。田舎の建設業の仕事は道と川と砂防しかないとも言えるので無くすとまた地域格差や雇用問題が起きてしまいます。ほんとに所長様の言われる日本の将来像が北海道に見られる、とは地方にもすでに見られます。

投稿: たぬき | 2016年6月11日 (土) 20時47分

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