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(28.5.16) 病気療養中のため二日に1回の割で過去の旅行記を掲載しています。「蝦夷地探訪記 その3」

 病気療養中のため新しい記事は二日に一回の割合で掲載し、その間は過去の探訪記を再掲しております。

(22.8.30) ロドリゴ 蝦夷地探訪記 その3

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(今日は襟裳岬から広尾へ地図の右側の黄金海岸をたどった

 今日(元禄3年8月10日)は蝦夷地ではかなり大きな集落の広尾まで行きたいと思いましたが、距離にして46kmあり、どう考えても途中の野宿は必定と思われました。

 幸いに私ロドリゴはテントと寝袋を持参していましたのでどこででも寝ることはできるものの、ただ一つ気がかりなのは夜半ヒグマに襲われる可能性があることでございました。

 江戸近在の奥多摩の山中にはツキノワグマが出没し、時に人に襲い掛かることがあるのですが、人とツキノワグマの力はほぼイーブンで、豪胆な狩人はツキノワグマを谷底に突き落とすぐらいでございます。
しかしヒグマは立ち上がると3mにも達し、ツキノワグマの数倍の体重ですので、とても戦う相手ではなく「食べるなら一思いに食べてください」と頼むのがやっとでございます。

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黄金道路 現在は左のトンネルに入るのだが、右に旧道のトンネルが映っている

 しかも今日広尾に向かう道は特別に険阻で、日高山脈が海にせり落ちており、油断をすると崖から大石が転がり落ちてくるような場所でございます。
長く人を近づけない場所ではありましたが、近藤重蔵様はじめ多くの方々がここに道を開削し、当初は山道でしたが徐々に海岸べりに人もヒグマも通れる道を開削したのでございます。

 この道は現在黄金道路と呼ばれており、当初ロドリゴは砂金を掘るための道路と誤解しておりましたが、大金を費やしてようやく開通した道路という意味だとあとで知りました。

 現在この道路はさらに多くのトンネルが掘られて、海岸道路ではなくトンネル道路に様変わりしております。
かつて大金を費やして開削した海岸道路は打ち捨てられて今はこのロドリゴ以外訪れる人はいないようでございました。

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打ち捨てられた海岸道路。ロドリゴが一人で歩いた

 これは後ほども述べるつもりですが蝦夷地の道路はことのほかよく整備されており、特に地方道は数少ない地元の人が使用するのと、ロドリゴのような旅人がたまに利用する以外利用されることがたえてないようでございました。

 それでもこのような立派な道路が有るのは蝦夷地の鈴木宗男大酋長のおかげで、公共工事が唯一の産業だと言って道路をつくったからだと、土地の和人やアイヌの人々が申しておりました。
ヒグマやキタキツネのためにも道路を整備しよう」これほど博愛に満ちた言葉は聴いたことがありません。


  当初ロドリゴはトンネルを避けて景色が見える打ち捨てられた海岸道路を歩いておりました。
しかし大きな土砂崩れの跡がありどうしても通過ができず、已む無く引き換えしてトンネルを通過することにしたのでございます。

 なかでも宇遠別トンネル全長3.3kmもあり、歩くと50分もかかりました。
その間自動車の騒音と排気口のファンの音がものすごく、かつ歩道はせいぜい50cm程度でしたので、油断すると歩道から落ちてしまい、まことに危険極まりない場所でございました。
主よ、これは主がロドリゴに与えたもうた試練なのでしょうか」なんど祈ったことでございましょう。

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海岸道路のがけ崩れの現場。仕方なくここからもと来た道に引き返した

 トンネルを通るたびに緊張しておりましたのでくたくたにくたびれてしまい、やはり広尾までは到着できず、途中の音調津(おしらべつという漁港の岸壁にテントを張って寝ることにいたしました。
襟裳岬を出立したのが朝の5時で到着が4時ごろでしたので、おおよそ40km程度歩いたことになります。

 この漁港には幸いに和人の人家が点在しておりましたので、ヒグマの襲撃を心配せずに寝ることができたのでございます。

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この川で身体を洗って岸壁にテントを張った

(参考)今回の装備について
今回一番頭を悩ませたは装備で、これをできるだけ軽くする必要がありました。
・テント、寝袋は必需品で約3kg
・衣類は基本2セット(昼間と夜中用)、それに雨具1セット 約2kg
・食料は現地調達でできるだけ少なく、水を入れて 約2kg
・リックサックの重さが1kg
・ポシェットにはカメラ、お金、医療品(正露丸・風邪薬・虫対策) 約1kg

合計で9kg程度になりました。

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