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「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.8.14) ロドリゴ巡礼日誌 パリ番外編 その6 最終回

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キリスト暦2009年7月10日

 ロドリゴ巡礼日誌最終回を迎えました。ここまで継続して読んでいただいた方には心から感謝申し上げます。

 出発時間はパリ発11時45分でしたので、その2時間程度前にはシャルル・ドゴール空港に到着することにしておりました。
私の持っている航空券はHISで購入した帰国便を1回だけ変更できる航空券で、今回は変更がなかったため事前にリコンファームをしておりませんでした。

 外国の個人旅行をしていていつも悩むのが、このリコンファームでございます。今回のHISからの注意書きにも「既に予約が入っている場合は、予約便搭乗日の遅くとも3日前までには、航空会社オフィスに変更の旨ご連絡いただくようお願い申し上げます」と記載されておりました。

 素直に読めば、変更がなければリコンファームをしなくてもいいはずなのですが、かつてはどのような状況でもリコンファームが必要でしたので、「もしかしたら、変更なくてもリコンファームが必要なのでは・・・」とつい疑ってしまうからでございます。

 そうした心配があるため、できるだけ時間の余裕をみてシャルル・ドゴール空港に郊外電車で向かうことにしました。
幸いにパリの地下鉄や郊外電車の乗り方をマスターしておりましたので、スムーズに空港に着くことができ、また駅と空港を結ぶ通路に設置されていた掲示板で、第2ターミナルのどのブーツに行けば、アエロフロートのチェックイン窓口か分かったのでございます。

(注)シャルル・ドゴール空港はターミナルが3つあり、そのターミナルごとにブーツが6箇所前後あるため、どこがアエロフロートの窓口か、すぐには分からないのです。

 飛行機は順調に飛び出しまったく問題はございませんでした。たまたま私の横にはジャポンからフランス国の旅行会社に勤務しているマドマーゼル ケイが座っておりまして、2週間余りの研修にジャポンに帰国するのだといっていました。

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 ケイは旅行会社に勤務しているだけあって、フランス国の事情に精通しておりました。
私が今回巡礼の旅をしていて最も不思議に思ったのは、若者や中高年の失業が多く、そうした人たちが好んで巡礼の旅を楽しんでいることでした。
こうした疑問をケイに聞いてみました。

ケイ、私はとても不思議に思うのだけど、フランス国では失業問題はおおきな問題にはならないのかい。
たしか3年前にフランス国では初期雇用契約(
26歳未満の若者の雇用にあたり2年間の試用期間を設け、この期間中は雇用者側は理由を問わず解雇することを認めるという法案)が可決されたけど、学生の大反対があって潰されてしまったでしょう。
 
 導入を図った首相は首を切られるし、一方で学生は大勝利だといっていた。雇用されるよりも失業している方がいいという判断はどこから出るのだろうか?」


ロドリゴ、それはねえ、フランス国は身分差別の国で、かつ社会保障制度が極端に整った社会主義国のような国だからなのよ。

 大学生は卒業すると無期限雇用契約によって一生企業から首を切られないで済むの。一頃のジャポンの終身雇用制度のようなものね。
そうして、この無期限雇用契約者だけが、会社の管理職になれるの。

 一方初期雇用契約者はジャポンの派遣労働者で簡単に首を切られ、そして会社の管理職には絶対になれないの。
だから初期雇用契約は、大学生に対し、『
お前達は永遠に下積みの労働者になれ、失業者よりはましだろう』と言ったのとおなじなの。

 それとね、ロドリゴ、フランス国では求職者登録さえしていれば失業手当はもらえるし、もし働いても給与が低ければ国から補填してくれるのよ。働かなくてもそこそこ食べていける社会主義国というわけ。

 だから大学生は奴隷身分より、失業の方を選ぶのだと思うわ

 ケイの説明で、この巡礼期間中最大の疑問「なぜ巡礼者には失業者が多く、そして失業を苦にしていない」が氷解できた。

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 さて私はこうして約3週間の巡礼の旅を終わったわけですが、これが私の人生に何か役立ったでしょうか。かみさんからは「行く前と同じでまったく悟りがない」といわれてしまいました。
実際その通りかもしれませんが、こうした経験は一種のボディーブローのように効いて来るものですので、もう少し長い目で見て行きたいと思っております。

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