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(28.4.19)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その1」 

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.13) ロドリゴ巡礼日誌 その1

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キリスト暦2009年6月19日

 神の僕(しもべ)、ムッシュ タムと私ロドリゴサンチャゴ巡礼フランス道750kmの巡礼の旅に旅立ったのは、キリスト暦6月19日のことでございました。

 巡礼道はフランスの南部の片田舎の町ル・ピュイから、我が母国イスパニアと国境を接するフランスの町サン・ジェン・ピエル・ポーまでの750kmに渡る巡礼道で、ここを過ぎるとイスパニアのサンチャゴ巡礼道につながっているのでございます。

 ムッシュ タムは過去において、イスパニアのサンチャゴ巡礼道を走破した経験があり、今回は何としてもフランス道を走破して、ル・ピュイからの約1500km余りを歩き通したことにしたいと申しておりました。

 私ロドリゴはそうした経験も無く、また修行の身でもあり、ジャポンを離れることに大いに躊躇がありましたが、すべて神の御心と得心して参加することにしたのでございます。

 ジャポンからフランス国パリまではオロシャ国アエロフロート機を利用したのでございますが、このアエロフロート機は世界各地に路線を持っているメガ・キャリアであるにもかかわらず、料金がとても安いと評判の会社でございます。

 安さの理由は、過去においてオロシャ国自慢のツポレフとかイリューシンとかいった機種がしばしば地獄の炎に包まれて墜落したからで、現在はボーイングとかエアバスとかいった最新の機種に代わっており、それほど危険ではないのですが、過去の評判は如何ともしがたいというのが実情でございます。

 しかし我ら二人はジャポンの枢機卿舛添師からの僅かな年金と、おゆみ野の得心の信者からの寄進により神への勤めをしている身のため、喜んでこのアエロフロート往復約10万円のチケットを入手して、旅立ちをしたのでございます。

 このアエロフロート・モスクワ経由便は乗継を含め約16時間かかりましたが、乗ることの無いエア・フランスの直通便だと約13時間だそうでございます。

 我ら二人は若さからは程遠く、ムッシュ タム71歳、私は62歳でこのような長旅は身体にかかる負荷が大きく、喉がカラカラになってしまったのですが、神の御心をた称えんが為と思えば、そうした苦痛もむしろ喜びになったのでございます。

 しかしこの安価なエアロフロート便を使用すると、実は二つの大きな問題があり、これを乗り越えなければなりません。
一つはモスクワのシュレメチェボ空港の意図的に遅いトランジットのチェックと、もう一つはパリのシャルル・ドゴール空港への到着が夜半になり、当日の宿の確保ができないことであります。

 モスクワのシュレメチェボ空港は悪魔でも寄り付かないと言う監獄のような空港で、かつてはオロシャ国に侵入を図ろうとする西側のスパイを、KGBという秘密警察が摘発する場所だったのでございます。

 そのため、入国審査は厳密を極め、明かりは監獄を模して徹底的に薄暗く、かつ入国審査を2~3箇所程度に絞って、足の先から帽子までチェックを怠らないと言う時間を無視した審査をおこなっておりました。

 私どもはオロシャ国に入国するわけでもなく、たんなる通過客なのですが、そのトランジットの客に対しても同様の荷物検査をおこなうので、しばしば乗継時間が過ぎてしまうのではないかとイライラするのでございます。

 しかし今回は神のご加護により、日本人の担当者が「パリへ乗り継ぎの方はこちらのゲートでチェックします」と言ってあっさりとパスポートとチケットのチェックだけで通してくれました。
モスクワにジャポンの入国担当者がいることも信じられなければ、またトランスファーが他の空港並に簡単だったのは驚きですが、これはどうやら特別の措置のようでした。

 こうしてモスクワに約3時間止まったあと、機体が悪魔のような唸り声をあげて横揺れするアエロフロート機で、成田の約3倍はあると思われる近代的なシャルル・ドゴール空港に到着したのでございます。

 シャルル・ドゴール空港には現地時間の午後10時頃到着したのですが、フランス国における宿はなく、いつものように空港の片隅で夜を過ごすことにいたしました。

 明かりがほとんどないロビーの一角の、数人の先客がいる場所で寝ることにしたのですが、そこはこの空港をねぐらにしている浮浪者のたまり場だったようで、時間が経過するにつれて、カートに荷物をいっぱい積み上げた浮浪者が集まり始め、なにやら時間を無視して議論をしているのでございます。

 私もムッシュ タムもフランス国の言葉を解さないため詳細は分かりませんが、「フランス国枢機卿サルコジ師の浮浪者に対する扱いが余りに冷たく、必ずや地獄の業火に焼かれるであろう」というような話ではないかとかってに想像していたのであります。

 しかしこの場所は夜が深まるにつれて騒々しくなったので、より明るく明らかに旅行者と思われる人々が休んでいる場所にネグラを移し、インフォーメーションの閉じられた扉の前で寝ていたのでございます。

 あれは朝の4時ごろでございました。気がつくと大男といかにも意地悪そうな女とドーベルマンが私たち2名の前に立ち、航空警備員の服装をちらつかせて「ここで寝るのはあいならん。すぐに立ち退きなさい」などと、悪魔でさえいえない言葉で追いたてをするのでございます。

 われら二人は「神の御意思によってサンチャゴ巡礼をする身なのだからこのような理不尽な取り扱いをされるいわれはない」と思いましたが、獰猛なドーベルマンが今にも我ら二人のお尻を食いちぎりそうだったので、致し方なく悪魔の要求に屈してしまいました。

主よ、悪魔に屈した我ら二人の弱き心を許したまえ
こうして、サンチャゴ巡礼フランス道の一日目が過ぎたのでした。

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コメント

健康一番ですよ。
100M歩くのが難儀な状況でブログは辛いです。
ゆっくりと養生してください。
そして元気になってください。

(山崎) ありがとう。

投稿: NINJA300 | 2016年4月19日 (火) 07時31分

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