« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »

2016年4月

(28.4.30)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その12」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.27) ロドリゴ巡礼日誌 その12

21_624   
キリスト暦2009年6月30日

 中央高地を約1週間かけて横断した後は、川の道になっておりました。川の名前はロット川といいましたが、そのロット川に沿って町や村が建設されていたのでございます。

 この町や村には当然教会があり、巡礼者はその教会を一つ一つ訪ねながら巡礼の旅を続けるのでした。
しかしこの川の道は実は大変な道だったのでございます。

 中央高地の場合はほぼ一直線に西南西に道が続いておりましたが、川の道は川の蛇行にあわせて右や左に蛇行し、しかも巡礼道は川に沿うのではなく、教会から教会へ山越えをさせられるのでございます。

 ジャポンでもそうですが、古道は昔より山の道で、それは川沿いに道を作ると大雨で道が寸断され、また橋を作る技術がつたなかったため橋をつくれないか、あるいは作ってもしばしば橋が流されてしまったためでございます。
それに比べますと山の尾根道は崩壊することが少なく、上り下りの苦労を別にすれば実に安全な道だったのでございます。

21_605
 しかしムッシュ タムにとってこの山道の連続は身体に対する負荷が相当なものになっているようでした。特に中央高地を降りてから気温が急激にあがったことや、ほぼ2週間にわたって晴天が続いたことが体力の消耗に拍車をかけているようでした。

ロドリゴ、何とか山道を歩かない方法はないものだろうか
国道を行けばいいけれど、巡礼道を外れますよ

 国道は川に沿って走っておりますので、距離は若干長くなりましたが平坦で、歩く負荷は山道の比ではありませんでした。我ら2人は毎日30km歩くことにしていたのですが、ムッシュ タムの疲労は山道に耐えられなくなっているようでした。

 こうして我ら2人はムッシュ タムの提案を入れて山道を避け国道を歩むようにしたのですが、この道の欠点は距離が長くなることでした。ムッシュ タムはそれにも耐えられないようでした。
ロドリゴ、何とか距離を短縮できないだろうか
ムッシュ タムの提案はA→B→C→Dと教会をたどるところをA→Dとたどって距離の短縮を図ろうというものでした。

いくらなんでも神様がお許しくださらないのではないでしょうか
いや、ロドリゴ。神のご意思は私がサン・ジェン・ピエル・ポーまで行き着くことなのだ。もし行けなかったりしたら神がどんなに嘆きかなしまれることだろう。だから途中の手段は問わないのだ。歩いていることには変りがないのだからね

 ムッシュ タムは総研の主任研究員だっただけあって、理屈付けがとても上手でございました。私はいささか後ろめたさがありましたが、ムッシュ タムを何とかサン・ジェン・ピエル・ポーまでたどり着かせるのが私の役目でも有りましたので、短縮路をとることに同意したのでございます。
主よ、主は短縮路を許すほど融通無碍なのでございましょうか

21_637
 こうして30kmの距離を25kmに短縮しながら、この地方では非常に大きな町、フィジャックに到着したのでございます。
フィジャックロット川に沿って建設された町でしたが、ここは観光地らしく川を渡る橋のたもとでジャポネの一行に会いました。

 このジャポネの一行は10名程度でしたが男は2名で後は中年以上の女性の集団でございました。
このジャポネの一行は私たちが巡礼の旅をしていることに大いに驚き、記念写真を所望されたりしてなにかちょっとした有名人になったような気分でございました。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の12日目の報告でございます。

| | コメント (0)

(28.4.29)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その11」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.26) ロドリゴ巡礼日誌 その11

21_593 
キリスト暦2009年6月29日

 この巡礼の旅で私が最も悩んだのは物価高でございました。しばらく前まで170円前後だったユーロが130円前後まで円高になりましたので、「これなら安く旅行ができそうだ」と喜び勇んでいたのですが、大変な間違いだと気がつきました。

 たとえばジャポンでまったく同じ製品が売られている缶入りコカコーラ1.1€~2.0€(140円~260円もするのでございます。
ジャポンでは自動販売機で120円、私が好んで買い物をするジャスコでは80円前後で売られているコカコーラが、でござます。

 実は物価高公的価格鉄道運賃、地下鉄運賃等は政府によって低く抑えられているようでした)を除く、消費財一般に及んでおり、ちょっとしたパンを買っても4€(500円前後)とられ、また単三の乾電池2本が6€(約800円)するのには目を剥いてしまいました。
ジャスコで買えば10本は買えるじゃないか

 こうした物価高の要因はいくつかありそうで、ここ南フランスの田舎ではそもそも商店がほとんどないのでございます。少し大きな村では食料品店がありますが、そこ1軒だけということが多く、まったく競争のない地域独占商店なのでございました。
購入者も主として巡礼の旅をしている旅行者で一見客ですから、ジャポンでもよくある観光地の高価格になっておりました。

21_600 
 私は当初、この高価格は田舎だけだと思っておりましたが、その後パリで数日間過ごして高価格は田舎だけでなく、それほどひどくはないものの、やはり高価格であることを知りました。
たとえばパリで世界各地共通のマクドナルドのビッグマックのセットが6~7€(780円~910円)しておりました。

 何を購入してもジャポンの感覚では1€=100円程度の価値しかなく、決して130円の価値はなかったのでございます。
この原因は日本政府の低金利政策で円が安く抑えられているからで、異国の地に来て初めて財務省と日銀の円安誘導策を身をもって体験させられてしまった訳でございます。

 またジャポンによくあるスーパーやコンビニや量販店を見かけることは非常に少なく、何かジャポンで流通革命が起こる以前の古きよき時代のジャポンそっくりでございました。

 そのためフランスの田舎において、円安と観光地価格と流通革命前夜のトリプルパンチを食らって四苦八苦したわけでございます。
ロドリゴジャポンの枢機卿舛添師から僅かな年金をいただいている身なので、ひとしおこの高物価が響いたのでございます。

 しかしムッシュ タムは神の僕(しもべ)としてはまれに蓄財の才があり、資金的に余裕がありましたので、好んでレストランで食事をしておりました。
「私はフランスのレストランがどのようなものか知りたいのだ」が口癖で、心からフランス国の食事を楽しんでいる風でございました。

 一方私ロドリゴは元々小食なせいもありますが、かかる高物価を想定していなかったため金銭的な面でも切迫してまいりました。
そのため途中からムッシュ タムのレストラン通いには付き合わず、もっぱら食料品店で買い入れたパンにバターと若干の果物とコカコーラで自炊をしていたのでございます。

21_597 
 ムッシュ タムはレストランから帰って来ると、嬉しそうにレストランでの食事のメニューを私に話し、何かとても幸せな雰囲気でしたが、食事嫌いの私にとってはかなりわずらわしいことでございました。

 こうして食事を文化としてとらえるムッシュ タムと燃料補給に過ぎないと思っている私とのあいだの食事に対する対応がひどく離れてきたのでございます。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の11日目の報告でございます。

| | コメント (1)

(28.4.28)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その10」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.25) ロドリゴ巡礼日誌 その10

21_546

キリスト暦2009年6月28日


 コンクという村をご存知でしょうか。世界遺産に登録されている聖地の一つで、ここのサント・フォア教会は3世紀の末、迫害に屈せず斬首されて殉教した聖少女フォアに捧げられた教会だそうでございます。

 この教会がル・ピュイの巡礼道の中で特に聖地の一つになったのは11~12世紀のことで、現在残っているロマネスク様式の教会の神々しさと扉の上部に彫られた「最後の審判」の彫刻(タンパンと言います)を一目拝もうと、巡礼者が必ず訪れるようになったからでございます。

 この村は谷の急斜面に建設された人口300人程度の村ですが、サント・フォア教会ロマネスク様式の傑作といわれており、南フランス観光の一つの目玉になっているらしく、我ら二人がこの村に到着した時にも多くの観光客がバスを連ねてやってきておりました。

 その中に何とジャポンからの観光ツアー客もおり、このツアーは「世界遺産をスケッチして回るツアー」だそうでございます。
40歳ぐらいの男性ツアーガイドに話をうかがったのですが、「イヤー、ジャポンは金持ちだ。何やかや言われても、こうして集団でスケッチ旅行ができるんだから・・・・。おかげでこっちは商売になるんですがね」といたって正直な感想を述べておりました。

21_538  

 我ら2人はこのコンクで宿泊することにし、インフォーメーションで公共ジットを紹介してもらいましたが、あとでドイツ人ピーターに聞くと「ここの教会ジットはとても評判がよく、巡礼者は教会ジットに泊まりたがる」のだそうでした。
そういえば公共ジットは我ら二人しか宿泊者がおらず、このジットを管理していたマダムがとても暇そうなのが印象的でございました。

 私が感心したのは11~12世紀、コンクの修道僧がこの地を聖都にするため聖女フォアの聖遺物を懸命に集め、それを巡礼者に開放していたことでございます。
今風の言葉で言えば営業努力を惜しまなかったということで、おかげで巡礼者が必ず訪れ、それに応じて寄進も多く集まるようになり、現在に残るサント・フォア教会が建設される基になりました。
教会の入口の門の上に飾られたタンパンと称する「最後の晩餐」を描いた彫刻はこの時代の最高傑作のひとつといわれております。

 私はいつものようにジットに着くとすぐ、着ていた衣類を洗濯し、シャワーを浴びて休んでいたのですが、ムッシュ タムはこれもいつものようにコンクの村を歩き回っておりました。

 ムッシュ タムは私と同じ金融機関に勤めていたのですが、この金融機関の総合研究所の主任研究員を長く努めていたことから、新規なものに対する好奇心が強く、ありとあらゆる資料集めに奔走するのでございました。
フランス国の夏は夜は10時ごろまで明るいのですが、その間ムッシュ タムは村を歩き回り、写真を撮り、レストランでたっぷり食事をしておりました。

 一方私ロドリゴは、肉体的鍛錬を日課としていた関係で体のケヤを第一に考え、シャワーで汚れを落とした後は、もっぱらストレッチをおこなって明日に備え、7時ごろには寝て体力の温存を図るのが常なのでございました。

21_520  

 こうした生活習慣の差は、普段はまったく問題がないのでございますが、一緒に巡礼の旅を続けますと、どうしても体力差となって現れるのでございます。
私はますます快調に歩けるようになり、一方ムッシュ タムには疲労が蓄積されて、歩みがだんだんと遅くなっていくのでございました。
昼間1~2時間昼寝をすれば、いくらでも歩ける」休むこともなく歩き続ける私に対し、これがムッシュ タムの口癖になっていったのでございます。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の10日目の報告でございます。

| | コメント (0)

(28.4.27)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その9」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.24) ロドリゴ巡礼日誌 その9

21_454_2
  キリスト暦2009年6月27日

 フランス国においては町や村が競争で「もっとも美しい町、村」を競っているようでございました。セバスチャンの話では毎年コンテストがあり、エントリーした町や村を審査員が巡回して審査を行い、「今年はこの町(村)が一番だ」というように決定するようでした。

 そうした町や村は住民がこぞって窓や庭を花で飾り、また街並みの保存をおこなうので、確かにとても美しい景観が演出されるのでございます。
セント・コム・ドルト(このように発音していいのか分かりません)もそうした町のひとつで、街中に入ったときムッシュ タムと二人で感嘆の声をあげたものでございます。
確かに美しい町だ・・・・・・・・・・

 ジャポンでもこのようなコンテストをおこなえば、地方の町や村が活性化することは間違いないのですが、ジャポネの性格からどこか一つの町や村が「ジャポンで最も美しい町」などと認定されると、周りの町からねたまれることは間違いなさそうです。
何であの町が一番なんだ。町長の働きかけが悪いんじゃねえか

21_498   

 この日泊まったところはエスティング(発音はかなり怪しいです)という町でしたが、このときはセバスチャンと別れた後で、たまたま町に入る橋を渡ったところで、ドイツ人ピーターに会いました。
ようやく中央高地を降り、川の道に入った頃で、この町もロット川の川沿いに建設されておりました。

 ピーターはすでにかなり前に到着し、教会ジットに宿泊を決めていたので「よければ私が泊まっているジットに宿泊しないか」と誘ってくれました。大きな町になりますとジットの場所を探すのが大変で、かなりうろうろしますので喜んでピーターの誘いに乗ったのです。

 教会ジットは前にも記しましたように、巡礼宿の最も古い形態を残しており、宿泊料は寄進者の懐具合に応じて自由であり、我々はピーターに教えてもらって20€寄進することにしました。これは個人ジット約3分の2程度の価格に相当いたします。

 そのかわり教会ジットでは巡礼者は食事の後片付けとミサへの参加が義務付けられているようでした。
こうしたしきたりを最初は知らなかったのですが、夕食が済んだ後、この教会の執事のような方がスケジュールの説明をしたのでございます。

21_502_2  

 私の前には若いとても声の美しいマダムが座っていたのですが、このマダムが親切に執事のフランス語を私にエゲレス語に通訳してくれたのでございます。

 私はマダムの言葉に従い食事の後片付けを行い、さらに「後、5分でミサが始まります」というマダムの言葉で祈祷室に集まりました。その部屋には20名程度の人々が集まっておりましたが、ムッシュ タムにはマダムの言葉を通訳しなかったので、そのまま街の散策に出かけてしまったようでした。

 フランス語とエゲレス語で書かれた祈祷書が渡され、牧師の奥様と見られる人が第一節を読むと、他の信者が第2節を読むというようにミサは始まったのですが、途中で全員で賛美歌を歌い、また奥様が祈祷書を読むという形式でございました。

 私はフランスの言葉を解さないため、どこが読まれているのか分からず、ただ祈祷書を持ってアーメンだけを言っていましたところ、このマダムが指で読まれている箇所を指し示してくださいました。

 マダムは私が当惑しているとその都度、その箇所を指で教えてくださるので、私としては精一杯努力し、このフランス語をエゲレス語の読み方で懸命に読み、賛美歌はアーメンだけを大きな声をだし、その場の雰囲気が壊れないようひたすら神に祈っていたのでございます。

 最後に黙祷の儀式があり、終わった人から適当にこの祈祷室から出て行くのですが、私は出るタイミングが分からず人数が真ん中あたりで祈祷所を出ることにいたしました。
黙祷ではなく人数を数えていたわけでございます。

 時間にして約30分ぐらいでしたが、ジャポンの生活のしきたりにすっかりひたってしまい、ミサより座禅が得意のわが身には、このミサの時間は何か永遠に続く煉獄の時間のように思えたものでございます。

 その結果、街の散策から帰って来たムッシュ タムに「教会ジットはミサへの参加が大変だから、今後は避けた方が良い」などと神の僕(しもべ)とは思われない言葉を吐いてしまいました。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の9日目の報告でございます。

| | コメント (1)

(28.4.26)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その8」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.22) ロドリゴ巡礼日誌 その8

21_404
キリスト暦2009年6月26日

 当初、このフランスの巡礼道を歩もうとして一番心配だったのは、「はたして巡礼道が今も残っているだろうか」ということでございました。
ムッシュ タムの話ではイスパニアのサンチャゴ巡礼道貝のマークが道を指し示し、また巡礼者も多く、村人に聞けばすぐに巡礼道を指し示してくれる等まったく問題はないのでございますが、フランス道についてはそうした情報がなかったからでございます

 実際にこのサンチャゴ巡礼フランス道を歩くジャポネ年間に10名程度のようで、イスパニアの巡礼道が毎年数千人の規模なのに比較するとまったく知られていない古道といってよいようなものでございました。

 しかしこうした心配は結論から言えばまったく杞憂だったのでございます。フランス国においては、ジャポンの東海自然歩道のような遊歩道が整備されており、この巡礼の古道もそうした遊歩道として整備されておりました。

21_274  このル・ピュイから始まるサンチャゴ巡礼フランス道GR65というのですが、GRは自然遊歩道位の意味で(正確な訳ではございません)、そうした自然遊歩道がフランス国では番号順に何本も整備されておりました(後でインターネットでGR65と検索すると、この巡礼道の情報が掲載されておりました)。
道はほとんどジャポンの自然遊歩道と同じで、違うことといえば道をほぼ直線に作っているため、上り下りが大変きついことぐらいでした。


21_258  こうした自然遊歩道を歩くための雑誌(旅行案内書)はフランス国では本屋で簡単に入手できますが、残念ながらジャポンでは入手することがとても困難でございます。
しかしジャポンにおいてもサンチャゴ巡礼協会(正式名は忘れました)なるものが組織され、そこでサンチャゴ巡礼をしようとしている人を対象に、事前勉強会がおこなわれておりました。

 ムッシュ タムはとても用心深い性格なので、こうした勉強会に積極的に参加し、そこで先人が巡礼をしたときに使用した「Miam Miam Dodo(ミアム ミアム ドゥドゥ)」(「食べる食べる、泊まる泊まる」ぐらいの意味だったと思います)という旅行案内書のコピーを入手してきたのでございます。

Image0  
 そして実際に巡礼を始めますと、この旅行案内書が絶大な効果を発揮いたしました。上記に示すようにここにはGR65のルートと距離、および宿泊場所が記載されており、この案内書と実際のルートに書かれている国旗模様の印を確認してさえすれば、750kmに及ぶ巡礼道を間違いなくたどることができるのでございました。

なんだ、思ったより簡単じゃないかムッシュ タムとそう語り合ったものでございます。

 なおこうした案内書はすべてフランス国の言葉で書かれており、最初は何が何だか分からなかったのですが、絵文字もあって巡礼を重ねるに従って絵文字の意味も実体を伴って理解できるようになったものでございます。

 また旅をしてみますと、この巡礼道はジャポネが旅することが少ない道だったため、巡礼宿やこの巡礼道をボランティアでサポートしている団体の人から「ここに来たジャポネの最初だ」とよく言われたものでございます。

これがサンチャゴ巡礼フランス道の8日目の報告でございます。

| | コメント (2)

(28.4.25)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その7」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.21) ロドリゴ巡礼日誌 その7

21_354   
キリスト暦2009年6月25日

 今回の巡礼中に泊まった巡礼宿で、もっとも愉快だったのはパオの巡礼宿でございます。パオとは蒙古高原に住んでおります遊牧民族のテントのことで、それがここフランス国の中央高地の高原にあったのには笑ってしまいました。
パオの中には10以上のベットが円形状に並べられておりました。

 そこは10数軒の集落で、この巡礼宿は自宅を一部改修し食堂とシャワーとトイレを併設し、寝室についてはパオというとてもユニークなジット(巡礼宿)だったのでございます。
家の周りにはとても美しい花が咲き誇り、まったく申し分がなかったのですが、唯一の欠点はハエが異常に多かったことでございます。

 夕食は外のベランダでしたのでございますが、夕食のパンがハエでごま塩のようになってしまったのには閉口いたしました。

21_356_2       

 一般に巡礼者が好んで宿泊する宿は、大きな町か村の巡礼宿で、そこには店があって食糧を入手しやすいためなのでございます。
そのためこうした10軒程度の小さな集落を飛ばしていくのですが、このときは距離と時間の関係からこのジットに泊まることにいたしました。

 ここはかなり年配の夫婦が経営していたのですが、信じられないことに10才前後少女シェパードが住んでおりました。
この少女と老夫婦の関係は分かりませんが、ここ中央高地では人と会うことがほとんどなく、会っても老人と相場が決まっておりましたので、この少女の存在には驚いてしまいました。

 このような寒村では少女には見たところシェパード以外の友達はいそうもなく、この犬が唯一の友達のようでした。
周りは一面の牧草地でまさに蒙古高原のようなところでしたが、少女は自転車で一周1km程度の周回路を髪をなびかせて走り、その後をシェパード追いかけておりました。
なにかアルプスの少女ハイジのような光景でした。

21_362  

 このジットにはムッシュ タム、セバスチャン、私の3名の他に、途中からよく一緒になったドイツ人 ピーターが宿泊しておりました。
ピーターはドイツ人らしい大柄な体躯と、とても親切な気持ち持った巡礼者で、年齢は55歳程度、はるばるドイツの南部の街からイスパニアのサンチャゴまで2ヶ月に渡る巡礼の旅をしている途中でございました。

 ピーターはドイツの自動車メーカーアウディに勤務していたようですが、そこを辞めて(自主的に退職したのか馘首されたのかは分かりません)、自由な時間が取れたので2ヶ月の巡礼の旅をしているのだと言っておりました。
ドイツ語の他にエゲレス語、フランス語を自由に話し、言葉上の問題はまったくないようでございました。

 ピーターに限らず今回巡礼の旅をしている間に会った人の中には、会社を辞めるか辞めさせられ、自由な時間ができたのでその間巡礼をしている人が多いのには驚かされました。
最初に巡礼道の矢印の意味を教えてくれたフランセ ステファン、その後シャンブルというジットより高級な宿泊施設で会ったフランセの集団もそうした人々でした。

 なにかここ巡礼道にも不況の影がさしているようでしたが、ジャポネのように無職であることを後ろめたく思っているような気持ちはまったくなく、かえって自由な時間が取れたことを喜んでいる風情でございました。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の7日目の報告でございます。

| | コメント (0)

(28.4.24)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その6」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.19) ロドリゴ巡礼日誌 その6

21_311
キリスト暦2009年6月24日

 巡礼の旅を上手に達成する方法に、荷物をできるだけ軽くすることがございます。長期間、しかも山中を歩くことが多いのですから、登山と同様に軽装備であればあるほど楽なのは言うまでもございません。
もちろんそうしたことはムッシュ タムも私も十分心得ているのですが、実際仕度をしてみるとまったく異なった結果になったのは驚きでございました。

 私ロドリゴは過去に何度も長長距離の修行をおこなってまいりました。特にトランスエゾという蝦夷地1100km2週間かけて走り通す修行では、荷物を背中に背負って走るのでございますが、当初持っていた取り切りカメラ3個、トレーナー、懐中電灯、そして最後はパンツを含むすべての下着を捨てて、走ったものでした。
走るために邪魔になるものすべてを捨てたのでございます。

 こうした経験から今回必要な装備を最低限に絞り、昼の食糧と水を含めても5kg程度の重さしか有りませんでした。

 一方ムッシュ タムは日常的に登山をおこなっているのですが、年齢が71歳と無理がきかない年齢になっておりかつ歩く速度が遅いことから、いつ遭難してもおかしくないと恐れているようでした。
このためビバーク用装備一式と非常食、水2日分、および昼間の食事を用意し、装備は約10kg程度になっておりました。

 ムッシュ タムは加齢により衰えた体力でさらに多くの荷物を背負ったため、坂道にさしかかるごとに私との差は軽装備の自動車と荷物をたっぷり積んだトラックの状態になってしまいました。

 当初は私はより遅く、ムッシュ タムはより早く歩くようにして何とか速度をあわせていたのですが、そうした努力も日がたつにつれてどうにもならない差に開いていったのでございます。

 さすがに私はムッシュ タムに「非常用の水、500mlは不要ですよ」といってみましたが、ムッシュ タムは昔、子供と乗鞍の登山をしたとき水をすべて飲まれてしまい、死ぬような苦しみをした経験談を話し、「だから水はどうしても必要なのだ」と決して捨てようとはしませんでした。

 もちろんムッシュ タムも巡礼の数日の経験からビバーク用装備は必要ないと悟り、トレーナーや羽毛の上着やマット等は捨てていましたが、最後まで遭難用の食糧と水は捨てようとしませんでした。
ムッシュ タムにとって食糧は命と同じ重みがあるようでした。

21_262   
 こうして私とムッシュ タムの歩く速度は加速度的に開いていったのですが、フランス青年セバスチャンがいる間はさして問題は有りませんでした。
セバスチャンはこの旅を約1週間かけておこなっており、キャンプ道具一式を背負いキャンプをしながら旅をしていましたので、荷重が15kg以上あり、歩く速度がムッシュ タムとほとんど同じだったからでございます。

 私が先行して待っていると、ムッシュ タムセバスチャンが追いつくという具合で、そうした旅を4日間繰り返したのでございます。

 セバスチャン26歳の青年で、システム関係の仕事をしているようでしたが、彼のエゲレス語は中学1年並であり、一方私のエゲレス語も決して褒められたレベルではありませんので、とうとう具体的な仕事の内容を理解することはできませんでした。

 またこれは巡礼の旅をしている間中感じたのですが、フランセはとてもジャポネにフレンドリーであり、押し付けがましいことがなく、セバスチャンなどははにかみながら話したりして、なにかジャポネとそっくりな風情でございました。
フランセはジャポネとそっくりだな」とムッシュ タムと話したものでございます。

21_297_2     

 こうして歩く速力に相違はありましたが、我ら3名はそれぞれの楽しみを持ちながら、この中央高地の旅をしていたのでございます。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の6日目の報告でございます。

| | コメント (0)

(28.4.23)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その5」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.18) ロドリゴ巡礼日誌 その5

21_147
キリスト暦2009年6月23日

 フランス国の巡礼の道を歩いてみてつくづく感じたのは、フランス国とはとても不思議な国だと言う印象でございます。
特別に印象深かったのは、この国の国土がとてつもなく広く、そして人が少ないことでございました。

 フランス国本土の面積はジャポンの約1.4倍、人口は約半分ですので、これだけ見ると人口密度はジャポンの約3分の1になりますが、フランス国は国土の大半が平野と高原であるのに対し、ジャポンでは国土の70%が森林に覆われていることにあります。

 このため実質的な人口密度はジャポンの10分の1程度になり、さらに人々が北部のパリ周辺と地中海沿岸の避暑地に集中して住んでいるため、フランス国の真ん中はがらがらに空いているのでございます。

 特に今回我ら二人が歩いている中央高地はフランス国でも極度に人口の少ない地域でございました。
たまたま巡礼道2日目から同行することになったフランス青年セバスチャンによりますと「パリのフランセにとっても、ここ中央高地は異郷の地」なのだそうでございます。

 ここ中央高地にもだいたい5kmおき位に村落はあるのですが、たいがいが10軒内外の集落で、自給自足の生活をしていると見えて店がほとんどないのです。
店がある村落はかなり大きな人口1000人程度はいると思われる村落に限られ、それも朝と夕方の数時間しか店が開かず、当然土曜・日曜はお休みになりますので旅をしながら物を買うことが極端に難しいのでございました。
21_171

 我ら2人は当初ジャポンのイメージでコンビニがいたるところにあると思っておりましたが、大変な間違いでございました。
このことがムッシュ タムを異常に神経質にさせてしまったのでございます。
買えるときに買いだめをし、食べれる時に食べなければ餓死しそうだ・・・・・・・

 実はムッシュ タムはジャポンでは朝食を1時間かけて食する食通で、常にサラダと果物とジュースを欠かさず、また日常的にお米を中心とした食事を腹いっぱい取っておりました。
三度の食事は絶対で、コーヒーブレイクも必要としておりました。

 しかしこの地においてはそうした条件を満たすのがはなはな難しかったのでございます。
ジットでの朝食はコーヒーとフランスパンにバターをつけて食べるだけであり、夕食はそれに肉類がつく程度で、とてもムッシュ タムの食欲を満足させるようなものではございませんでした。

 このためたまたま商店が空いていると、バナナとりんごとハム、それにパン類をたっぷり買い込み、またところどころにある巡礼者を対象にしたレストランがあると必ず立ち寄り、サラダを中心とする食事を美味しそうに食べていたのでございます。

 一方私ロドリゴは何年にもわたる修行の過程で、身体を動かしている間はほとんど食べ物を食べない訓練をしておりました。そのため常に小食であり、商店においてもパンを少しだけ入手すれば十分で、はっきり言えば行動中は食べることが負担だったのでございます。

 このムッシュ タムの大食と私の小食が他の場所であればまったく問題がないのですが、ここフランス国の中央高地では大きな問題になってしまいました。
ムッシュ タムは数少ないレストランを見つけるたびに地獄で仏に会ったように喜び「ロドリゴ 寄って行こう。私はフランスのレストランがどういうものか知りたいのだ」と申すのでございました。
21_176

 当初私もムッシュ タムの要望にできるだけ答えるべく、レストランでの食事を同伴したのですが、元々小食の身に過重な食事をしてしまったため、たちまち胃腸を壊してしまいました。
その後はムッシュ タムが「レストランによろう」と言うたびに、胃が切り切りと痛んだのでございます。

 小さな町にはさすがにレストランがあるのですが、私はそれを無視して通り過ぎようとし、一方ムッシュ タムは何とかレストランに立ち寄ろうと、互いに精神的葛藤を繰り返すのでございました。

 妥協点はムッシュ タムがサラダを中心とする食事を食べている間、私はコーヒーだけを飲むことなのですが、フランス国では事前にサラダの用意はしておらず、注文が有って初めて食材を切り刻んだりするため、1時間程度はかかるのでございました。

 こうして「こんな食事をする時間があったら先に進んだほうがいいのではないか」と思う食事嫌いの私と、「食べなければ動けなくなるのだから、時間を無視してもサラダを食べる」と強い決心をしているムッシュ タムとの精神的せめぎあいがその後も続いたのでございます。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の5日目の報告でございます。

| | コメント (2)

(28.4.22)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その4」

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.16) ロドリゴ巡礼日誌 その4

21_111

キリスト暦2009年6月22日

 巡礼者の行動パターンは一日約25km~30km歩いたあと巡礼宿に泊まり、また早朝に出発することを繰り返すのですが、この巡礼宿は大きく分けて3種類あることが分かりました。

 巡礼宿はフランス国の言葉でGite(ジット)ともうし、教会付属のジット、個人経営のジット、公共ジットの3種類がございました。

 教会付属のジットはもっとも古くからあった形式のようで、かつて巡礼者はこうした教会に寝泊りしながら巡礼を続けていたものと思われます。
共同の寝室と共同のシャワー、トイレがあるのはどのジットでも同じですが、教会ジットの最大の特色は宿泊料は個人の献金に任せられていたことでございます。

 貧しいものは教会の慈悲で宿泊させてもらい、富める者はその資産におうじて献金をすれば良いことになっておりました。
しかしこうした教会の慈悲に報いるために巡礼者は教会のミサに出席することと、食事の後片付けが必須になっておりました。

21_126_2    個人経営のジットは巡礼者が多くなるにつれて、教会ジットで泊まれなくなった人を収容したのが始まりのようですが、個人の住宅を一部改造して巡礼宿にしたもののようです。
朝食と夕食を用意するところが多く、ジャポンの木賃宿といった雰囲気でございました。

 公共ジットはジャポンのおけるユースホステルのような制度で、フランス国が国民の福利厚生の一環として整備しているらしく、最近建てられた公共ジットはとても清潔な感じでしたが、ここでは食事は提供されず、自炊の設備が完備しておりました。

 宿泊料は個人ジットも公共ジット11€(ユーロ)~14€(1500円~1800円)程度で、これに個人ジットで朝食と夕食を依頼しますと15€程度が加わり、全部で25€~30€(3000円~4000円)になりました。
一方教会ジットではわれわれは20€献金(朝食と夕食を食べさせていただいた場合)しましたが、これは途中で友達になったドイツ人、ピーターから教えていただいた相場でございます。
しかしいづれも料金はジャポンを旅する場合に比較してかなり安価に旅ができるシステムが整っておりました。

 巡礼者は自分の好みに合わせてこうしたジットを選択して旅を続けるのですが、我ら二人の個人的な好みから言うと、公共ジットが最もしっくり来たのですが、その理由はおいおい説明することにいたします。

21_102_2

我らが出発したル・ピュイルートは、最初中央高地と呼ばれる1000m程度の高地を約200km程度歩むことになっておりました。
フランス国はほぼ平坦な平野が続いているのですが、ここ南フランスの中央高地のみ高原地帯になっておりました。

 道はほぼ直線にル・ピュイからサン・ジェン・ピエル・ポーに向かって西南西に向かって伸びており、よほどの山道でなければ迂回をしないタフな道になっておりました。

 これは古道の作り方一般の法則らしく、かつて私ロドリゴ旧中仙道や山口の萩往還道を修行のために走っておりましたときにも感じた道路の作り方でございます。
古代においては私有権というような面倒なものがなかったことと、直線に道を通すのがもっとも簡単な建設方式だったせいと思われます。
しかしこの道を実際歩いて見ますと、この直線道の上り下りには近代人は音を上げてしまうのが普通です。

 我ら2人も山の上り下りに遭遇するたびに、思わずため息をつき、「さあ、もう一度がんばろう」と声を掛け合ったものでございます。
一見平坦に見える高原地帯も実に多くの上り下りがあり、ジャポンのちょっとした山岳登山のような雰囲気でございました。

 しかし当初は精神的な高揚もあり、こうした坂道をなんなくこなしていたのですが、時間が経つにつれ疲労がたまっていったのはいたし方ないことでございます。
ムッシュ タムが「1週間もすれば身体が慣れてくるはずだ」と申しており、「それまでは・・・・」とひたすら草原の道を歩み続けたものの、老齢の身に疲労感が襲い始めておりました。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の4日目の報告でございます。

| | コメント (1)

(28.4.21)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その3」 

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.15) ロドリゴ巡礼日誌 その3

21_090
キリスト暦2009年6月21日

 ここル・ピュイサンチャゴ巡礼の出発地の一つになったのは10世紀のことだと聞きましたので、ほぼ1000年の歴史があることになります。
その理由は世界遺産にもなっているノートル・ダム・ル・ピュイ大聖堂が神々しくも存在し、この大聖堂の中には「黒いマリア像」が祭られていることから、マリア信仰の中心地となったからでもあります。

 私ロドリゴは神に仕える身ながら「黒いマリア像」についてまったく知識はありませんでしたが、ここ南フランスを中心に黒いマリア像は多数存在し、おそらくこれは先住民のケルト人の土着信仰と融合したためでないかと言われております。

 正統派のキリスト教では黒は不吉な色で、白が神聖な色ですので確かにそうとでも考えなければとても納得できそうにありません。

 我ら二人はこのル・ピュイ大聖堂において祝福を受け、巡礼手帳を交付していただいて巡礼に出発することにしておりました。
巡礼手帳とは確かに巡礼をおこなったことを証明する大変重要な手帳で、宿泊した巡礼宿、教会でその地特有の判を押していただき、同時に日付を記載していただくものでございます。

 早朝、ル・ピュイ大聖堂に参りましたが時間が早かったのかまだ巡礼者は集まっておりませんでした。一番前の席に座って待っていたところ、しばらくして神父様が現れ、朝のミサが始まったのでございます。
21_071

 そのときにはかなり多数の巡礼者が集まっておりましたが、神父様がフランス国の言葉で祝福の言葉を話され、また賛美歌を歌われました。巡礼者もそれに合わせて、和しまた賛美歌を歌うのですが、そのたびに立ったり座ったりしなければなりません。

 ムッシュ タムも私もこうしたフランス国におけるミサの儀式は初めてであり、言葉が分からぬ我らにとって神父様の言葉は鳥のさえずりであり、賛美歌は川のせせらぎでしたので、ただひたすら我ら二人が理解できる主を称える「アーメン」だけ声を出し、後はただ口をパクパクさせていただけでございました。

 困ったのは一番前の席に座っていた関係で立ったり座ったりするタイミングが分からず、回りをキョロキョロ見渡さなくてはならなかったことでございます。
あとからムッシュ タムに「ロドリゴは勇気がある。よく先頭の席に座れるものだ」と言われましたが、そもそもフランス国におけるミサがどのようなものか知らず、先頭の席にいればそれがよく分かると思ったからで、よもや自身も参加することになろうとは知らなかったからでございます。

 ミサではパンの儀式もおこなわれイエス・キリストの肉体の象徴と言われるパン(実際は薄いおせんべいのようなもの)を割って、われら巡礼者に一人一人神父様が祝福をしてくださいました。
しかし私はこのパンの破片をどのように扱ってよいか分からず、ポケットにしまったところ、巡礼者から「おぉー」という驚きの声があがってしまいました。

 神父様は静かに私に近寄り、身振りで「それは口にいれて食べるものです」と教えてくださりましたので、深く神に謝しながら食しました。
神に仕える身ながら、ながらくジャポネに住んでいたため、こうした儀式をすべて忘れてしまった自身を恥じたものでございます。

 こうしてル・ピュイの街を出発することにしたのですが、地図を確認しながら歩いていたにもかかわらず、さっそく道を間違ってしまいました。
後から大きな声がして青年が手招きしています。
この青年はステファンというフランス人でとても親切な人でしたが、巡礼道の歩き方を教えてくださいました。

 青年によると「巡礼道には目印があって、白と赤の国旗模様がル・ピュイからの巡礼道の印で、道を曲がる場合はその下に白い印で方向を示している」と英語で教えてくれました。
見ると確かに白と赤の国旗模様が電信柱や家の壁や柱にかかれておりました。
しかもこの国旗模様は100mおきぐらいについていましたので、確かにこれさえ見失わなければ確実に巡礼道をたどれることが分かりました。

ロドリゴ、これなら道を間違うことはなさそうだなムッシュ タムが嬉しそうに言ったものでございます。

21_093    

 巡礼道は牧草地の間をほぼ直線にたどっており、我々二人はこうした道を一日30kmの距離を歩くことにしておりました。
初日はこの牧草地帯が実に生き生きした印象でしたが、実はこうした景色が際限なく続き、日を重ねるにしたがって「またこれかよ」とうんざりするほど続いていたのでございます。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の3日目の報告でございます。

| | コメント (0)

(28.4.20)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その2」 

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.14) ロドリゴ巡礼日誌 その2

21_048

キリスト暦2009年6月20日

 ドーベルマンにはお尻を食われそうになったし、すでに4時を過ぎていましたので空港に隣接しているはずのTGVの乗り場に行くことにいたしました。しかしいくら探してもTGVの乗り場はなくSNCFという看板しかないのでございます。
なぜ、TGVの乗り場がなくSNCFなんだ」途方にくれてしまいました。

 フランス国のパリまではどうにかたどり着いたものの、これから巡礼のスタート地点ル・ピュイまでまだ約600km行かなくてははなりません。
そのためにはTGVに乗る必要があるのですが、どこを探してもTGVが見当たらないのです。

 途方にくれて探し回っていたら、たまたまジャポネと思われる一行がいましたので聞いてみました。異国の地でジャポネに会うと神に仏でございます。
その人はフランスに何回も来ているドクトルだそうで、その人によると「フランス国では特にTGVとTGV以外との区別はなく、切符はすべてSNCF(フランス国有鉄道)の窓口で一括して取り扱い、特にTGV専用の窓口はない」とのことでした。

 私はフランス国もジャポンと同様に新幹線窓口があり、また新幹線の改札口が有り、線路も別系列とばかり思っていましたので、これは驚きでした。
どうやらフランス国ではTGVは高速で走る車両程度の感覚で、ジャポンにおける別系列の高速列車という意味はないようでした。

 ドクトル一行はすべての手配をジャポネで済ませているらしく、朝一番のTGVで南のリゾート地、アビィニヨンモンペリエに行くといっておりました。
朝一番のエール・フランスでついて、これからTGVですよ

 しかしドクトルのおかげでTGVの切符の購入の仕方が分かったので、リヨン経由ル・ピュイまでの切符をSNCFの窓口に並んで入手することにしました。
ムッシュ タムが、「老人割引があるはずだから確認してくれ」と言いますので確認してみましたが、当日券ではそのようなものはないとのことでした。

 チケットが入手でき、これで私は完璧にル・ピュイまで行き着くと安心したのですが、今思えばここに信じがたい悪魔の罠が潜んでいたのでございす。
私どもは順調にリヨンまで行き、ここでル・ピュイまでの電車に乗り換える予定で、一旦リヨン駅で降り、2時間余り時間に余裕があったのでリヨンの街を散策したのです。
リヨンの街は18世紀の面影を残す大変美しい街でとても満足いたしました。

 そして乗り換え時間に来た列車に乗って、落ち着いて調べものをしていたら、ムッシュ タムが「ロドリゴ、乗客が全員降りちゃった」というのでございます。
見渡すと残っているのは我ら二人で、一体どうして全員降りてしまったのか理由が皆目分かりませんでした。
この駅はどこで、なんで全員降りたのだ」パニックになってしまいました。

 フランス国の言葉はまったく理解できないため人に聞くこともできず、駅中を走り回ってようやく駅員の制服を着ている人を見つけ出し、チケットを見せ、ただただ「ル・ピュイ、ル・ピュイ」と叫んでしまいました。
駅員はフランス国の言葉を理解できない二人に、ホーム番号と時間を記載して、手振りでそこに行けと指示するのです。

 我ら二人は理由が分からないままにそのホームに行き、来た電車になぜこの電車に乗るのか分からないままに乗り込んだのです。
ロドリゴ、一体どうなっているんだ
さあ、まったく分からないのです」何とも不安な気持ちでした。

 冷静になって地図をながめてようやく理解したことは、実はリヨンとついた駅はいくつかあり、ジャポンでも千葉、本千葉、西千葉、東千葉の駅があるのと同じで、このうち乗換駅は街の中心のリヨン駅ではなかったようなのです。

 我らはそれを知らず街の中心のリヨン駅で降り、その後来た電車に乗りこれでル・ピュイまで直通でいけるとすっかり思っておりました。

 乗客が全員降りたリヨン○○駅実際の乗換駅だったのですが、しばらく自分達の置かれている立場がまったく理解できませんでした。
理由が分かった後「何も知らない我々をこのような手段でだますとは、悪魔の仕業に違いない」とムッシュ タムと語り合ったものでございます。

21_045
 
こうしてリヨン○○駅を約2時間遅れで出発し、さらに途中のサンテチエンヌという駅でも2時間待たされ(この街は非常に美しい街でした)、ル・ピュイに到着したのは予定の4時間遅れになっておりました。

 フランス国の最初はドーベルマンに追い立てられ、今日は乗換駅を間違え、この先どうなるのだろうかと暗澹たる思いに駆られたものでございます。
ロドリゴ 巡礼の旅は大丈夫だろうか
ムッシュ タムの不安は私の不安でもありました。

 その日は街のインツーリストを訪ね、巡礼宿を依頼しまったく複雑怪奇な中世の道路地図を渡されてその巡礼宿についたのは6時ごろになっておりました。
しかし朝の4時ごろから悪戦苦闘したものの、こうして巡礼の出発地点ル・ピュイまでたどり着いたことを深く神に感謝して、ようやく安息の眠りについたのです。

 これがサンチャゴ巡礼フランス道の二日目の報告です。

| | コメント (0)

(28.4.19)病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌 その1」 

「眼病が悪化してブログの記載をするのが非常な負担になっております。しばらく療養しますので過去の旅行記を再掲しております」

(21.7.13) ロドリゴ巡礼日誌 その1

21_001_2

キリスト暦2009年6月19日

 神の僕(しもべ)、ムッシュ タムと私ロドリゴサンチャゴ巡礼フランス道750kmの巡礼の旅に旅立ったのは、キリスト暦6月19日のことでございました。

 巡礼道はフランスの南部の片田舎の町ル・ピュイから、我が母国イスパニアと国境を接するフランスの町サン・ジェン・ピエル・ポーまでの750kmに渡る巡礼道で、ここを過ぎるとイスパニアのサンチャゴ巡礼道につながっているのでございます。

 ムッシュ タムは過去において、イスパニアのサンチャゴ巡礼道を走破した経験があり、今回は何としてもフランス道を走破して、ル・ピュイからの約1500km余りを歩き通したことにしたいと申しておりました。

 私ロドリゴはそうした経験も無く、また修行の身でもあり、ジャポンを離れることに大いに躊躇がありましたが、すべて神の御心と得心して参加することにしたのでございます。

 ジャポンからフランス国パリまではオロシャ国アエロフロート機を利用したのでございますが、このアエロフロート機は世界各地に路線を持っているメガ・キャリアであるにもかかわらず、料金がとても安いと評判の会社でございます。

 安さの理由は、過去においてオロシャ国自慢のツポレフとかイリューシンとかいった機種がしばしば地獄の炎に包まれて墜落したからで、現在はボーイングとかエアバスとかいった最新の機種に代わっており、それほど危険ではないのですが、過去の評判は如何ともしがたいというのが実情でございます。

 しかし我ら二人はジャポンの枢機卿舛添師からの僅かな年金と、おゆみ野の得心の信者からの寄進により神への勤めをしている身のため、喜んでこのアエロフロート往復約10万円のチケットを入手して、旅立ちをしたのでございます。

 このアエロフロート・モスクワ経由便は乗継を含め約16時間かかりましたが、乗ることの無いエア・フランスの直通便だと約13時間だそうでございます。

 我ら二人は若さからは程遠く、ムッシュ タム71歳、私は62歳でこのような長旅は身体にかかる負荷が大きく、喉がカラカラになってしまったのですが、神の御心をた称えんが為と思えば、そうした苦痛もむしろ喜びになったのでございます。

 しかしこの安価なエアロフロート便を使用すると、実は二つの大きな問題があり、これを乗り越えなければなりません。
一つはモスクワのシュレメチェボ空港の意図的に遅いトランジットのチェックと、もう一つはパリのシャルル・ドゴール空港への到着が夜半になり、当日の宿の確保ができないことであります。

 モスクワのシュレメチェボ空港は悪魔でも寄り付かないと言う監獄のような空港で、かつてはオロシャ国に侵入を図ろうとする西側のスパイを、KGBという秘密警察が摘発する場所だったのでございます。

 そのため、入国審査は厳密を極め、明かりは監獄を模して徹底的に薄暗く、かつ入国審査を2~3箇所程度に絞って、足の先から帽子までチェックを怠らないと言う時間を無視した審査をおこなっておりました。

 私どもはオロシャ国に入国するわけでもなく、たんなる通過客なのですが、そのトランジットの客に対しても同様の荷物検査をおこなうので、しばしば乗継時間が過ぎてしまうのではないかとイライラするのでございます。

 しかし今回は神のご加護により、日本人の担当者が「パリへ乗り継ぎの方はこちらのゲートでチェックします」と言ってあっさりとパスポートとチケットのチェックだけで通してくれました。
モスクワにジャポンの入国担当者がいることも信じられなければ、またトランスファーが他の空港並に簡単だったのは驚きですが、これはどうやら特別の措置のようでした。

 こうしてモスクワに約3時間止まったあと、機体が悪魔のような唸り声をあげて横揺れするアエロフロート機で、成田の約3倍はあると思われる近代的なシャルル・ドゴール空港に到着したのでございます。

 シャルル・ドゴール空港には現地時間の午後10時頃到着したのですが、フランス国における宿はなく、いつものように空港の片隅で夜を過ごすことにいたしました。

 明かりがほとんどないロビーの一角の、数人の先客がいる場所で寝ることにしたのですが、そこはこの空港をねぐらにしている浮浪者のたまり場だったようで、時間が経過するにつれて、カートに荷物をいっぱい積み上げた浮浪者が集まり始め、なにやら時間を無視して議論をしているのでございます。

 私もムッシュ タムもフランス国の言葉を解さないため詳細は分かりませんが、「フランス国枢機卿サルコジ師の浮浪者に対する扱いが余りに冷たく、必ずや地獄の業火に焼かれるであろう」というような話ではないかとかってに想像していたのであります。

 しかしこの場所は夜が深まるにつれて騒々しくなったので、より明るく明らかに旅行者と思われる人々が休んでいる場所にネグラを移し、インフォーメーションの閉じられた扉の前で寝ていたのでございます。

 あれは朝の4時ごろでございました。気がつくと大男といかにも意地悪そうな女とドーベルマンが私たち2名の前に立ち、航空警備員の服装をちらつかせて「ここで寝るのはあいならん。すぐに立ち退きなさい」などと、悪魔でさえいえない言葉で追いたてをするのでございます。

 われら二人は「神の御意思によってサンチャゴ巡礼をする身なのだからこのような理不尽な取り扱いをされるいわれはない」と思いましたが、獰猛なドーベルマンが今にも我ら二人のお尻を食いちぎりそうだったので、致し方なく悪魔の要求に屈してしまいました。

主よ、悪魔に屈した我ら二人の弱き心を許したまえ
こうして、サンチャゴ巡礼フランス道の一日目が過ぎたのでした。

| | コメント (1)

(28.4.18) 病気療養中のため過去の旅行記を再掲しています。「ロドリゴ巡礼日誌」 

 タムさんは勤めていた金融機関の先輩で私より10歳程度年配だ。タムさんはこの金融機関の総合研究所勤務が長く、そこの主任研究員をしていた。
その間地方の調査があるたびに時間を見つけては登山をしていたので、深田久弥の日本百名山をほとんど登り切り、それでも飽き足らず世界5大陸の最高峰を目指していた。

 実際にヨーロッパアルプスのモンブラン、アフリカのキリマンジャロ、北アメリカのマッキンリーの登坂に成功し、南アメリカのアコンカグアにはもう少しのところで登頂を断念し、次はエベレストを目指していた。
山崎さん、エベレストに登ろうよ、今ではしっかりしたガイドが付いてくれれば誰でも登れるんだ。費用を二人で折半しないか」誘われた。

 私は確かに山登りは好きだが日本の山しか登ったことがない。最高で富士山なのだから4千メートルを越えた登山をしたことがない。
高山病になってしまいますよ、いくら何でもエベレストは・・・」躊躇した。

 その後タムさんは「それならヒマラヤの7000m級の山ではどうだい」と私を誘ったが、私は色よい返事をしなかった。
もっともタムさんもだんだんと年をとり、70歳を越えたのだから体力勝負の登山には見切りをつける年齢になっていた。

なら、山崎さん、フランス巡礼の旅にでないか、もともと中世の巡礼の旅はフランスから始まったんだ。その当時はフランスとかスペインとかの国境はなくて、キリスト教国というような一つのまとまりだったんだ
ある日タムさんがそう言った。この話には興味が持てた。

 私は外国の町を歩くのが好きだ。はじめて外国旅行をしたのが43歳の時だが、その後毎年のように海外旅行をしていた。ただし学生がするような旅行だ。
学生のような完全な貧乏旅行ではないが、ほぼそれに近く飛行場の片隅でよく寝ていた。

 街は基本的に歩くことにしていたので、タイのバンコックの運河沿いの道や、フィリピンのマニラ市の何か暗黒街のような街を歩いたり、香港の薄汚れた今にも崩れ落ちそうなアパートの一室に泊まったりした。
私の職場の同僚が「山崎さん、そんなことをしてゲリラにつかまって身代金を要求されたら事ですよ。山崎さんは一応大会社の管理職なんですよ」と注意してくれたが、幸いにそうした事故にも会わず、外国に行ったら常に体力の許す限り歩き回ることにしていた。

 だから今回のタムさんの申し出ではなかなか魅力的だった。
フランスの片田舎を歩くのも悪くないな・・・・・・、付き合いましょう

 タムさんは以前スペインのサンチャゴへの道をほぼ1ヶ月かけて歩いている。この道はNHKでも取り上げられており、スペインの高校生が日本で言う修学旅行の一環としてこの巡礼の道を集団で歩いてたルポがあった。

山崎さん、本当は巡礼はフランスから始まるんだ。このフランスからの道を歩めば、中世の巡礼者が歩んだその道を完全に追体験できる。ただどうやって歩いたらいいのかが分からない

 確かにフランスの古道の歩き方なんてまったく知識がない。おそらく道路マップを入手して主要な街道沿いに歩くか、専門の山岳地図のようなものを入手して、それにそっていけば行けるようには思ったが、まったく雲をつかむような話だった。

21_050

 しかしタムさんは熱心だった。なにしろ専門は調査員だから、フランス古道を歩いた人たちの集まりがあることをインターネットで探し当てた。
日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」という。ここでサンチャゴ巡礼を行く人のための情報交換会を開催していた。

 ほとんどの人がスペイン道を目指していたが、ごく少数だがフランス道を行こうとしている人が居る。
先達も何人かいて、その人からタムさんはとても重要な情報を得てきた。
山崎さん、どうやらル・ピュイからの巡礼道は日本の自然歩道のように整備されていてR65というらしい。このR65にそっていけば、スペインとの国境の町サン・ジャン・ピエド・ポーまで行けそうだ

 タムさんはさらに行った人から地図のコピーまでもらってきていた。
Maim Maim Dodo(ミアム・ミアム・ドゥ・ドゥというガイドブックのコピーだったが、確かにこれさえあればまず、間違いはなさそうだった。
そうか、フランスの古道は日本の自然遊歩道と同じで道が整備されており、ガイドブックもあるのか」すっかり自信を持った。

 地図さえあれば後はまったく問題ない。いつものリックに最低限の荷物を入れて旅立てばいいだけだ。
軽装での旅は完全に身についているので、すっかり気が楽になった。

| | コメント (1)

(28.4.17) 熊本大地震 老人は大災害を生き抜くことができない

Dscf5426 

 熊本
でこれほど大規模な地震が発生するとは驚いた。地震には二種類あり海洋プレートが大陸プレートの下に滑り込んでそこにエネルギーがたまって発生する海洋型地震と、陸地の活断層がずれて発生する直下型地震があるが、熊本のそれは直下型地震
活断層は島原から大分方面にかけて存在し、今回の地震この活断層に沿って最初は熊本で、それから徐々に大分方面に向かっている。

 震度は7から6で阪神・淡路大震災並みで、すでに熊本では40人余りの死者が出ており、そしてそのほとんどが高齢者だ。
地方には高齢者が多いのは事実だが、それ以上に高齢者になると体を動かすことがままならなくなり、家から逃げ出すこともできないからだろう。

 私も最近になって原田病というひどい眼病を患い、ステロイドの投与を1年あまり続けてきたところ足が動かなくなる副作用に見舞われている。
かつては2日間寝ないで走り続けたほど健脚だったが、今では100m歩くのにも往生している。
こうした身になってみるとわかるが、動けないものは災害が発生するとまず最初の被害者になってしまう。

 幸いにも私自身は今まで大きな地震にあったこともなく風水害の被害も経験したことがないが、この状態で関東大震災並みの地震が発生したらまず助かりそうもない。
運よく助かったとしてもその後が大変で、私は今定期的に医者にかかっているが医療体制が崩壊しているだろうから医者にかかることもできない。
私のかかっている原田病は常時ステロイドをのんでいないと目が見えなくなってしまうのでそこで万事休すだ。

 今回の熊本県の地震でも人工透析を行っていた病院の施設が倒壊して患者が途方にくれているという。人工透析こそは一定期間ごとに実施しないとすぐに死につながるのだから、患者にとっとは地震のような災害は即死に至る。

 東日本大震災でも多くの老人が死亡したが直接の死亡というより、かろうじて薬等で寿命を保っていた老人がその手当てを受けられなくなって死亡する例の方が多いくらいだ。
大災害が発生すると老人や幼児といった肉体的弱者がまず死亡する。
政府の懸命な救助活動があっても今回の熊本の地震でもまた多くの老人が死亡するだろう。老人や幼児は異常時を生き抜くことはできない。

| | コメント (0)

(28.4.16) 森ビルの果敢な兆戦 「虎ノ門ヒルズ」 果たして成功するか!!

Dscf5425

 私の趣味の一つに街歩きがあった。時間の許す限り街を歩き回るのだが、これは日本でも外国でも変わりがなかった。
日本の街なら歌舞伎町界隈の怪しげなところに行ってはいけない等の判断が付くが、外国の場合はそうした知識がないため非常に危険な場所に迷い込むことがあった。
かつてフィリピンでいかにも不穏な雰囲気の場所に迷い込み、あとで現地のフィリピン人から「私はあんな場所には絶対に近づかない。あんたよく殺されなかったね」と言われてしまった。

 まだ現役のころ私が働いていた会社の電算センターが新宿にあり、本店が有楽町にあったのだがその間を歩いて移動したものだ。距離的には10km程度で2時間程度かかり、よく同僚から「山崎さん、時間が大事だから乗物に乗ってきてください」と言われたが、よほどのことがない限り無視した。
歩いているととても幸せな気分になったし、また東京は割合狭く2時間も歩けばたいていのところに行きつける。
江戸時代の武士や町人はそうして移動していたが、私も江戸時代のひそみにならったわけだ。

 歩いて何をしていたかというと、主として街の変貌を確認していた。ちょうどバブル真っ最中のころはどこもかしこも建設ラッシュだったが、青梅街道や甲州街道に面した商店の敷地に煙突のようなのっぽビルがよく立っていた。
私は「こんな使い勝手の悪いビルに入居する人がいるのだろうか」と不振に思ったが、バブルが崩壊するとこうしたビルから入居者がいなくなってしまった。

 一方で三菱地所や三井不動産、森ビルといった大手のディベロッパーは当時から真面目な都市建設を行っており、丸の内周辺は三菱地所、日本橋周辺は三井不動産、そして六本木は森ビルが再開発したものである。
森ビルは当初中型のビルを二等地にやたらと建設していたが、六本木ヒルズでブレイクし、大手のディベロッパーの仲間入りをした。

 業務棟と商業施設、それに住居を併設して建設するのが森ビルのコンセプトだったが、これはニューヨークやロンドンやパリのように職住近接の都市開発を目指したもので他のディベロッパーが業務棟と商業施設だけなのと好対照だ。
最も東京都心に居住を構えるには相当の所得がないと不可能だから、こうした場所に住んでいる人は芸能人や医者のようなセレブや外国人と相場が決まっている。

 日本の経済成長はせいぜい1%前後で金持ちといっても限界があり、外国企業はこの20年間にほとんど撤退してしまったので、こうした森ビルの住宅を併設するコンセプトは崩壊したと思っていたが、このたび4000億円をかけて虎ノ門に「虎の門ヒルズ」を建設すると発表したのには驚いた。
へー、確かにオリンピックはあるけれど外国人が大挙して日本に住むようになるのだろうか・・・・

 外国企業が日本に押し寄せその上級職員が住居を求めなければ不可能だと思うが、日本は住むだけならこれほど快適な場所はないが、商売をするには障害が多すぎる。
規制が多くまた税率が高く永住権の取得も容易でないから業務環境としてはほめられたものでない。
日本の行政の基本的な姿勢は外国人の追い出しだ。
だから安倍政権が進める経済特区で特別な場所になるならともかく、そうでなければ外国企業が日本にやってくるとはおもわれない。

 森ビルの「虎ノ門ヒルズ」の果敢な兆戦はどうなるだろうか。個人的には成功してもらいたいが、なかなか大変な兆戦になりそうだ。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 
 

| | コメント (0)

(28.4.15) パク・クネ大統領のダッチロール 「もう何もできないわ!!」

23423_026

  パク・クネ政権が完全にダッチロールを始めた。このたび行われた総選挙で与党のセヌリ党が大敗北を喫し過半数を大きく割り込み、一方野党の「共に民主党」が第一党になることが決まったからだ。

注)300議席中 セヌリ党122、共に民主党123、国民の党 38

 総選挙前からパク・クネ氏の国会対策は最悪で、重要法案はほとんどたなざらしになっていたが、これは与党セヌリ党が内部分裂していて反パク勢力が意図的なサボタージュをしてきたからだ。
韓国の大統領権限は絶大でアメリカの大統領と似ているが、それでも法律の議決権限は国会にある。したがって法律の改正が必要な案件については大統領といえども自由かってにできない

注)パク大統領と議会の確執は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/ppp-5.html

 従来パク・クネ大統領は選挙では絶対に勝利するといわれるほど選挙上手だったが、それは有権者の4割を占める50歳以上の「労風が圧倒的にパク・クネ氏を支持してきたからだ。
この「労風」世代は暗殺された故朴正熙大統領に強烈なシンパシーを持っており、今日の韓国の発展の基礎を築いたのは朴正熙氏だと堅く信じている。
その娘のパク・クネを応援しないわけにはいかないじゃないか・・・・・・」

 この「労風」世代のメンタリティーをパク・クネ氏もよく理解していて、大統領選挙の時は。国民全員に2万円の基礎年金を支払うことを約束した。
しかしいざ大統領になってみると国庫にまったく金がないことが分かり、全員配布を諦めて所得上位3割には支給を止めてしまった。
さらに日本でいう厚生年金部分の支給額の引き下げまで行ったので「労風」世代が切れてしまった。
パク大統領は老人の味方と思っていたが、もう我慢ならん。野党に投票する!!」

 パク・クネ氏は世界史上まれにみるほどの愚かな大統領で、これに匹敵する元首は鳩山由紀夫氏だけだが、ありもしない従軍慰安婦問題で日本を非難し、さらに仏像を窃盗団で盗ませては「これは韓国のものだ」などと居直り、セウォル号沈没事件中に男性と逢瀬をしていたと産経新聞のソウル支局長に本当の事を書かれて、でっち上げ裁判までしていた。

 しかしあまりの愚かな外交政策にアメリカが切れてしまい「あんた北朝鮮がICBMで我が国を狙っている時に、その資金を開城工業団地経由でキム・ジョンイルに送っているが、それが同盟国のすることか。またわが国の街角に汚らしい像をお建てては、従軍慰安婦像だといっているが、従軍慰安婦は朝日新聞という謀略新聞のでっち上げではないか。これ以上馬鹿げた外交をするとアメリカ軍は韓国から撤退する」とおどされて、ようやく開城工業団地を閉鎖し日本とは従軍慰安婦問題の手打ちを行った。パク・クネ氏としては苦渋の決断だ。
あの、虫唾が走る安倍と握手するなんて、ああいや!!」

 だが今度は国会で与党が過半数割れになり、これで外交も内政ももはやどうにも動きが取れず、パク・クネ政権は万事休すになってしまった。後二年この政権は何も決定することができずただ波間に浮かぶうたかたのような揺れ動くだけの存在になりそうだ。
韓国国民は愚かな大統領を持って鳩山氏を首相に頂いた日本と同様の地獄を味うことになった。
ただし日本は1年間の我慢だったが韓国民は5年間だ。ほとんど耐えられないような期間だろう。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

| | コメント (0)

(28.4.14) 野村証券のグローバリズムの失敗 西欧とアメリカから追い出されている!!

23423_040

 ここにきて金融機関の投資銀行部門のリストラが加速している。日本では銀行業務と投資業務は分離されておりそれぞれ別の企業体が行っているが、欧米では一体的に運用されている。
株式や債券の売買や引き受けやM&Aといった業務だが、今世界的に全く収益が上がらなくなっている。

 このたび野村證券が欧州とアメリカを中心に約1000名のリストラを行うと発表したが、世界ではリストラ旋風が吹き荒れており英HSBCが5万名、クレディ・スイス は6000名、ドイツ銀行が5000名等と野村以上のリストラを行っている。
特にヨーロッパでのリストラがすさまじい。

 野村證券は08年に経営破たんしたリーマン・ブラザーズの欧州部門とアジア部門を買収したが、これが完全に裏目に出てしまい海外部門は09年3期の▲6500億から始まって、過去5年間毎年1000億円規模の赤字を出してきた。
これがグローバル金融機関に脱皮を目指した野村の姿か!!」
過去何回もリストラを行い、特にリーマンの高級職員の首を切ってきたが、そうした人物は実際は稼ぎ頭であとに残ったのは無能なトレーダーばかりだったから、収益には全く貢献できなかった。

注)野村證券がリーマン・ブラザーズを買収した経緯は以下参照http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/21130-hd-bd70.html#_ga=1.160005885.1373215882.1445068667

  それがここにきて中国経済の凋落が始まり、また原油も鉄鉱石も石炭も低迷したままだから、どんなに投資部門ががんばっても収益は上げられそうもないことが分かってきた。
トレーダーもアナリストも事務職員もシステムマンもみんな過剰だ!!首だ首だ!!」

 野村證券としては誤算続きだ。リーマンに代わって世界企業になれると思ったが、単にお荷物を背負って赤字を垂れ流すだけになってしまった。
欧州経済は完全に低迷して今後とも復調は望めず、アメリカはそこそこ健闘しているがアメリカの投資銀行に野村は全く太刀打ちできない。
アメリカでの株式の引き受けなど夢のまた夢になってしまった。
仕方がない。経営資源をアジアと日本に移そう
グローバル経済から撤退を始めた。

 野村証券の果敢な戦いは敗北に終わり、再びアジアと日本に回帰している。アメリカではゴールドマン・サックスのような投資銀行に歯が立たず、ヨーロッパでは商売そのものがなりたたない。
アジアは有望ではあるがこれからの市場で今期待するのは無理だ。そして日本は成長が止まった世界で投資銀行が活躍する場所でない。
日本のバブル最盛期のころ、野村の収益が都市銀行の収益を上回り、これからは証券の時代だといわれたものだ。
あれから25年たったが、エースの野村が凋落し、日本においては証券の時代はついに来なかった。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

 、

| | コメント (1)

(28.4.13) 観光大国日本と観光小国韓国はなぜ生まれたか!!

 22425_099

 私が小学生だった60年前ごろの話である。
校長先生が朝礼でよく話された内容に「日本は森林ばかりが多く、耕地面積は約1割で農業にも適さない国だ。このような貧しい国土に住んでいる君たちはよく勉強して立派な大人になるのです」といわれたものだ。
山ばかりで貧しい日本が子供のころの日本のイメージだったが、日本が観光大国にブレイクするようになると、この山ばかりの日本が実は世界でもまれな自然が残された世界遺産であることが明白になってきた。

 昨年度の外国人観光客は約2000万人だったがその前年の1300万人から5割以上も増加している。そしてその増加率は今年になっても衰えることがなく日本は完全に観光大国の道を進み始めた。

 日本の自然がことのほか美しいのは少しでも外国旅行をすればすぐ分かる。私はサラリーマンだった時も時間の許す限り海外旅行をし、それも学生のバックパッカーのような貧しい旅だったが、体力に任せて歩き回ったものだ。
そして熱帯地方はただ暑いだけであり、ヨーロッパは都市は素敵だが(一部を除けば)自然は荒涼としていたし、大陸は乾燥しきっていた。
私が好きな国はニュージーランドだが、ここの風土は恐ろしいくらいに日本と似ていて、だから好きになったのだと思う。
中国のようなただ乾燥し荒涼たる自然破壊の国から来たら、日本は天国のようにみえるはずだ。

 それなのに観光業が今までブレイクしなかったのは円高で旅費が高く日本に来れなかったのと、外務省が意図的に東南アジア等の所得が低い国民の入国を制限していたからだ。
外国人が増えると犯罪が増えるし、不法入国したまま帰国をしない
確かにそうした面もあるが、一方日本人の平均より裕福な東南アジアの人々や中国人はいくらでもいるから、観光客として迎いいれれば爆買いをしてくれる。

 観光業が未来産業になると見ぬいたのは安倍首相だが、アベノミクスによる円安政策は輸出産業と観光業には完全な恩恵を与えている。
さらに安倍政権はビザの緩和策を打ち出して東南アジアや中国人が日本に観光に来るのが非常に楽になったので、来日客は激増した。

 ホテルは満杯だし、バス会社やJRは稼働率が上がり、デパートやスーパーやコンビニまでもが売上高が増加し始めた。
日本人の購買力はすでに限界だが観光客がそれを十分すぎるくらい補ってくれる。
日本は観光大国として完全に上昇気流に乗った。

 一方で隣の韓国は散々な状況になっている。14年度までは日本とさして変わらないか日本より多くの外国人観光客を集めていたのだが、15年度に入り急変した。
一番の原因はMERSの蔓延で15年度は1300万人と14年度の1400万人から約7%も減少してしまった。
おかげで貿易収支は約1兆円の赤字で、日本が15年度1兆円の黒字と好対照になった。

 韓国の大手新聞の社説を読んでいると「観光業までが斜陽になっていいのか。なぜ日本に負けるのか!!」という嘆き節ばかりが聞こえる。
14年までは中国人観光客が大挙して押し寄せていたので「さすが中国人は文化を見る目が違う。隣のウェノムの神社仏閣などに比較して我が韓国は文化の宝庫だ」といっていたが、ここに来て中国人が日本ばかり行くので中国人の評価が一変した。
中国人はなぜ韓国の亜流のウェノムばかりに行くのだ。中国人は文化というものを知らない単なるアホか!!」
 
 しかし客観的に見て中国人が韓国に押し寄せていたのはウォン安によるものだけで、観光地などは見ても仕方がないものばかりで、唯一の魅力は安い二流品の爆買いだけだったが、それが日本に移ってしまった。
しかも日本には本当の自然が残っている数少ない天国のような場所だ。
しかも「お・も・て・な・し」の心まである。
中国人が日本にあこがれるのは無理ない。
ああ、自分たちも日本に住めたらどんなに幸せだろうか・・・・・」そう思う中国人が激増している。


 「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

 

| | コメント (3)

(28.4.12) キム・ジョンウン氏のユーフォリア 「俺は世界一の戦略家だ!!」

22419_002 

 北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記はますます意気軒昂だが、一方で北朝鮮の大物幹部が多数韓国に亡命したり、全く大物とはいえない中国にある北朝鮮レストランの従業員13名が集団で脱走している。

 上層部の場合はキム・ジョンウン体制に批判的だが、かつこのままではキム・ジョンウン氏からいつ銃殺されるか分からないので逃げだしている。
昨年亡命した偵察総局の大佐は38度線に地雷を埋めたり、韓国の哨戒船を撃沈したりする謀略部署の責任者で、北朝鮮の謀略が韓国に筒抜けになった。
またアフリカに派遣された外交官一家も逃げ出したがこちらは指示された麻薬等の売却がうまくいかなかったらしい。
一方レストランの従業員の方は店がすっかりはやらなくなって、上層部からこれも指示されている上納金を払えなくなって、「このままでは山送りにされてしまう」という恐怖感から逃げ出したものだ。

 北朝鮮人民は逃散しているが、一方キム・ジョンウン氏自身は世界的な戦略家で、かつ必勝の大将軍だと、取り巻きが言うのですっかりその気になってしまった。
俺はナポレオンよりも優れた戦争指導者で、アメリカなど泣いてひれ伏す!!!」
いさめたら片っ端から銃殺にあってしまうので誰もいさめるものはなく、すっかり「大将軍」の幻想に酔いしれてしまった。

注)幹部が次々に粛清にあっている内容は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/ppppp-8048-1.html

 この1月には4回目の核実験を実施し、2月には人工衛星と称した大陸間弾道弾の打ち上げに成功し、4月に入ってICBMの噴射実験に成功したと国営放送のおばさんが満面の笑みを浮かべて発表していた。
いままでは人工衛星の打ち上げだと強弁していたが、4月にはいってからは明確に大陸間弾道弾だと言いはじめた。
わが国の大陸間弾道弾はアメリカ本国を急襲でき、アメリカは恐れおののいている。ざまーみろ!!」

 だが現在の北朝鮮の大陸間弾道弾が本当にアメリカを急襲できるかどうかはかなり怪しい。
人工衛星と異なり大陸間弾道弾にはいくつかの技術的制約がある。

① いったん大気圏の外に出てその後大気圏に再突入させなければならないが、これは単純に宇宙に人工衛星を打ち上げる場合に比較して非常に難しい。
② 核弾頭はミサイルで運べるほど小型化されていないといけない。
③ 燃料は固形燃料でないと実戦に役立たない。液体燃料の場合は注入作業に相当程度の時間がかかるので、注入中にアメリカ軍機やトマホークで簡単に破壊されてしまう。
④ 打ち上げには移動できる発射台を兼ねる車両が必要になる。固定の基地では基地が破壊されたらおしまい。

 こうした条件をクリアーして北朝鮮の兵器が実用段階に入っているか否かについては賛否両論があるが、アメリカの軍事専門家はまだ実戦段階でないと判断している。
しかしそれにつけてもキム・ジョンウン氏のワンマンぶりはすさまじい。
張成沢というおじを銃殺したり軍の最高幹部を根絶やしにして、あとに残ったのは完全なイエスマンだけだから、今は誰も暴走を止めるものがいない。

 人民は逃げ出すか100%忠誠を尽くす以外に生存できないのだからキム・ジョンウン体制は内部的には盤石といえる。
対外戦争を仕掛けて敗北する以外にキム・ジョンウン体制が崩壊するシナリオはないがそうしないで北朝鮮内部で威張っている限りはこの体制は半永久的に続きそうだ。
俺はナポレオンだ。いやそれ以上だ。周りの連中がみんなそう言うのだからこれは真理だ!!」

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html 




 

| | コメント (0)

(28.4.11) 「キャメロン君、次に辞任するのは君だ」 パナマ文書の衝撃



  パナマ文書
の突然の公開によって次に辞任するのはイギリスのキャメロン首相になりそうだ。
キャメロン氏は亡父がバミューダ諸島に設立した投資会社に1997年から2010年まで投資を行っていたが、首相に就任になる前に解約した。
バミューダ諸島で税逃れをしていたことが分かっては大変だ!! 全額解約しろ!!」

 キャメロン氏はまさか2016年になってそれまでの取引の実態が全世界に暴露されるとは思ってもみなかったが、ばれてしまっては仕方がない。
当初は知らぬ存ぜぬで乗り切るつもりだったが、そうもいかないことが分かると「利益はたった300万円で、たいした金額でなので税金は払っていない」と弁明した。

 しかしこの金額はどう見ても過少申告で、今後次々に文書が暴露されると後がなくなるだろう。
国民の課税逃れは許さない。英国はこうした非愛国者を摘発する!!」先日まで意気揚々と主張していた言葉がすべてキャメロン氏自身に帰ってくる。
この偽善者、恥知らず!!」政治家として我慢できない罵声を浴びせられている。

 キャメロン氏はこの苦境を乗り切ることはほとんど不可能だろう。この6月にイギリスはEU に残留するか、脱退するかの国民投票を行うことにしており、キャメロン氏は残留することに賛成投票するように国民によびかけていたが、残留派にとっては大ピンチだ。
あの薄汚いドブネズミのキャメロンのいうことなんか聞きたくない」離脱派が断然優位になってしまう。
イギリスが世紀の決断を下すときにリーダーが脱税好きの偽善者という訳にはいかない。

 すでにアイスランドの首相が辞任し二番目はキャメロン首相になりそうだが、一方独裁国家の党首は意気軒高だ。こうしたニュースを中国はネット上で完全に抑え込んでおり習近平氏をはじめ序列上位の支配者がドブネズミなのはイギリスよりひどいが、警察権力で抑え込みに成功している。
うるせい、権力者が脱税したり、汚職をするのは中国の文化だ。つべこべ抜かすと銃殺だ
中国では権力者はすべて善だから習近平氏も主席の間は安泰だ。だが主席をやめたとたんに反対派から厳しい糾弾を受けて晩節を全うできそうもない。

 プーチン氏も同様だがプーチン氏の場合は反対派がほとんど力を持っていないので、プーチン氏の後継者がプーチン氏を獄につなぐことはなさそうだ。
しかしこのパナマ文書の余波は大きく、いつまでも尾を引きそうだから民主主義国の元首は安心できない。

 今は日本の政治家が表に出ていないが、公表されれば辞任は免れず心当たりのある人はおちおち枕を高くして眠れないだろう。
なんで30年以上も前の文書が出てくるんだ。会計事務所は一体どんな会計処理をしていたんだ。くそッタレメ!!!」

 個人とともに問題になるのが企業によるタックスヘイブンの利用で、こちらは日本企業もかなりかかわりがありそうだ。グローバル企業であれば利益の移転などは簡単にできるから、利益はタックヘイブン地に集めるのは当然だ。
グーグルなどはイギリスで得た利益のほとんどをバミューダ諸島やアイスランドに移転していたので、イギリス政府から糾弾されていた。
もしイギリス国内で商売したいのならきっちりと税金を支払え。いやならバミューダで商売したらいい
結果的に約200億円支払うことで示談が成立したが、アップルやファイザーなどのタックスヘイブンに逃れた世界企業も示談金の支払いを余儀なくされるだろう。

 今回のパナマ文書の余波で民主主義国の政治家といった公的立場の人はタックスヘイブンでの税金逃れは一斉に止めるだろう。いつ会計事務所から取引書類が流れだすか知れず、一旦公表されたら政治生命はない。
独裁国家の政治家や企業オーナーだけが今後ともタックスヘイブンを繰り返すのだろう。

 また企業は各国との訴訟合戦につかれるから適当なところで妥協したいだろう。
一方国家も高率の法人税を課していては企業が逃げるのを阻止でできないから、結果的に法人税率はアメリカやイギリスや日本は低下し、一方アイスランドのような国家の税率はあがってどこかで均衡しそうだ。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html 

| | コメント (0)

(28.4.10) (おそらく)最後のお願い クリーンクラブへのカンパの依頼

Dscf7085 

  今年もクリーンクラブのカンパの依頼をしておりますが、9日現在で4万1千円のカンパが集まりましたが、目標の10万円にはまだ6万円程たりません。

 本年度のクリーンクラブの活動目標は10万円でベンチの資材を10基分購入して、リニューアルする予定です。
1基1万円程度の資材費がかかりますので10基分のベンチの改修ができます。

 実は私は本年度の作業を持ってボランティア活動を終了しようと考えております。
前からこのブログで記載してきましたが目の具合が非常に悪く再発を繰り返していて、本当はブログを記載するにも難渋しております。
また原因不明の足のトラブルで左足には異常に水がたまり、右足の付け根に激痛が走るため100m程度しか歩けません。
仕方なく移動はすべて自転車でおこなっています。

 この年になると身体に異常が起こるのは当たり前ですが、だんだんと程度がひどくなり回復もままなりません。
そんなわけで退職後10年にわたって行ってきたボランティア活動に今年を持って一旦区切りをつけたいと思います。

 体が動いている間の最後の仕事として、今年はおゆみ野の公園のベンチの修復10基を行いますが、全体で300基はあるベンチの6分の1程度しか修復できないことはとても残念です。
おゆみ野道の毎日の清掃活動や、ベンチのペンキの塗り替え作業や、落書き消しや、草刈はこれも身体が動いている限りは行いますが、必須のボランティア活動としては本年をもって区切りといたします。

 そのようなわけでおそらくは最後のカンパの依頼となりますが、一人当たり3000円のカンパをご支援してくだされば幸いです。

   なぜしのぶ おゆみ野道の さくら花

            ことし限りの  春にあらねど


注)予想に反して体力が回復した場合は来年もボランティア活動を継続いたします。その時は「話が違う」ことになりますがご容赦ください。


 
「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html 

 

| | コメント (0)

(28.4.9) スポーツ選手と暴力団との関係は危険だ!! 桃田選手の闇賭博事件

23416_021 

 私のようにバトミントンにも賭博にも全く関心ないものにとって、「桃田選手の闇賭博事件」と言われても、最初はなんのことかさっぱり分からなかった。
桃田選手って聞いたことがないけど、そんなに有名な選手なの?????????

 私は初めて知ったが桃田選手はバトミントンの世界では世界ランキング2位で、リオデジャネイロ・オリンピックの有力金メダル候補なのだそうだ。
このところの世界各地で行われるグランプリ・シリーズでしばしば優勝し、その優勝賞金は多い場合は1000万円程度だという。
その桃田選手が賞金を基にマカオでカジノをしていたのだそうだが、今回問題になった賭博容疑は日本国内で暴力団が主催している闇賭博にしばしば出入りしていたことだという。

 もっともこれは桃田選手一人で出入りしていたのではなく、所属しているNTT東日本の田児選手ら、NTT東日本のかなりの選手が賭博をしていたようだ。
NTT東日本としてはせっかくの広告塔だったのに、一瞬のうちに落ちた偶像になってしまった。
また文部科学省はオリンピック強化費としてバトミントン協会に約1億円ほどの強化費を出しているが立場がなくなった。
「この金は賭博好きの選手を養成するためではない」

バトミントン協会も立場がなくなり、闇賭博に出入りしていた選手はオリンピック選手として推薦しないことに決めたので、男子の派遣はなくなってしまいそうだ

 賭博そのものは表世界と闇世界の中間にある魑魅魍魎とした世界で、合法と非合法の谷間に咲いたあだ花だ。
カジノを公認している国は多く、アメリカにはラスベガス、中国にはマカオといった公認のカジノがあるが、日本ではカジノは公認されていない。
日本で許されている賭博と言えば競馬や競輪やボートだが公営で許可されている。
現在の言葉の使用法は公営で行っているものは賭博とはいわず、また国が認めて一定の地域で行っているものをカジノと読んでいるだけだ。
あまり好ましいことではないが、人間はそもそも勝負好きだから国や地方自治体ががしきってやるのでお行儀よく行おう。それに何しろもうかる」ということだ。

注)すべての公営の競馬や競艇が儲かるわけでなく特にローカルなものは費用を地方自治体が持ちだしているのも多い。こうした競馬等はだんだんと開催を中止している。

 桃田選手の場合は暴力団が経営している闇賭博に参加していたので、オリンピック選手としては全く好ましくない。オリンピック選手のための強化費や派遣費等大金を国家予算で支出しているのだから、そうした選手が金を稼ぎ、その金を暴力団の資金源にしては説明のしようがない。
せっかく強化が実って世界的選手になったら暴力団の鴨か!!!!」文部科学大臣でなくてもため息が出るだろう。

 さらにいうと暴力団関係者との接触はかならず賭博行為の実行者になることを誘われる。野球賭博やサッカー賭博、大相撲賭博はすべて最初は何気ない遊びが、「あんたもっと儲かることがあるよ」と誘われたものだ。
だからスポーツ選手と暴力団との接触はどんなことでもその芽を断ち切らなければならない。

 桃田選手が今回の行為でオリンピック出場を逃したのはやむおえない。
しかし若者は間違いを犯すものだ。桃田選手がこれを反省して闇賭博行為から手をひき、精進するならば一定の期間の謹慎の後は現役に復帰させるのが適切だ。
そうでないと日本のハイレベルのバトミントン男子選手などいなくなってしまうし、巨人軍などは高橋監督以外の選手がだれもいなくなってしまう。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については

 

| | コメント (2)

(28.4.8) 世界経済は低成長時代が続く  高度成長時代の終わり!!

 Dscf5459

 世界経済は急速に悪化しており、いつもは楽観的な世界経済予測を出しているIMFがとうとう本心を語りだした。
どこをむいても経済が好転する要因はない。低成長で、雇用創出がなく、世界はデフレで、しかも新興国は高債務だ。どこにも成長要因はなく、中国のような新興国は先進国になることに失敗した」とラガルド専務理事が語り始めた。

 IMFの予想は過去いつもはずれていたのだがその要因は中国のGDPの見積もりの誤りにある。
中国は今年も公表6.5%の信じられないような高成長を遂げる予定で、この経済規模でこれほど成長している国はないがこの数字が全くの眉唾なのだ。
IMFはこのありえない中国の6.5%を前提に景気予測をしてきたのですべて楽観的な予測になってしまう。

 なにしろ中国のGDPは世界全体の13%程度だが、もしこの6.5%が全くの嘘で実際はマイナスかあるいはせいぜい0%だったら大変なことになる。
もし本当は0%だとするとその世界のGDPの押し下げ効果は約0.8%になる。
大雑把に言ってIMFの世界経済の予測は1%程度上振れている

 これで予測をするなどはあまりに馬鹿馬鹿しい数字になるので最近では定量的な予想より定性的な予想をするようになった。
中国のアホがバカな数字を出すのでIMFもアホ扱いされている。中国のバカげた数字で計算すると世界のGDPは3%台の数字だが、実際は2%程度がいいとこだ。もう定量的な説明は止めよう!!」

 実際EUや日本は完全な低成長の時代に入り、現在指標金利はヨーロッパと日本はマイナスだが、このことは資金需要が全くなく借り手が存在しないことを意味している。
しばらく前までは株と不動産に投資をしていれば収益を上げられたがそれもできなくなった。
経済が右肩下がりだから株式も不動産も値上がりするはずはなく、だから誰もが投資を手控える。

 原油についてはロシアとOPECの盟主サウジアラビアがこれ以上の増産をしないことで協定をむすびそうだったが、イランの抜け駆けがあってサウジアラビアが切れた。
イランが増産する以上はわが国も増産する。協定には参加しない
原油については中国がすっかり景気減速で爆買いを止めているから、追加的な最終需要者がいない。
価格は需要者が現れれば上がるがいなくなっているのだから低下するのは当たり前で再び30ドルに向かいだした。

 今や世界経済は完全に成長の谷間に陥ってしまった。新興国は中国をはじめとして全滅で、中国の爆買いに依存していたオーストラリアやブラジルや南アフリカ経済は完全失速状態だ。また韓国のように主要な貿易取引先が中国だった国も経済が崩壊し始めた。
日本も中国との貿易量が相応に多いので関連産業の倒産が始まっている。
中国経済が凋落した後の新しいプレイヤーがいないので世界経済は大幅な減速が始まっている。

 ラガルド氏でなくても叫びたいだろう、「もういや、どうやっても成長なんかできないわ、こんな時に専務理事なんてしたくなかったわ

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html 

 

| | コメント (2)

(28.4.7) 世紀のスキャンダル「パナマ文書」流出 習近平氏の晩年は真っ暗

22419_043 

 今度は「パナマ文書」の流出だそうだ。しばらく前にCIAの職員だったスノーデン氏が大量のCIA文書を流出させたが、今度のパナマ文書はパナマにある法律事務所から流出したもので、所得隠しや税金逃れやマネーロンダリングの情報が山のように含まれているという。
パナマの事務所は「自社のコンピュータがハッキングされて大量の情報が流出した」と事務所は被害者だと公表している。
パナマはタックスヘイブンの国だが、そこの法律事務所を通じて主としてバージン諸島等との取引が活発に行われていらしいことが分かった。

 この資料は膨大なもので約21万の団体の資料が含まれており、主要な政治家や著名人が120名、そのうち現役が12名だそうだ。
名前が上がっているのはロシア・プーチン氏の側近、中国・習近平氏の親族、イギリス・キャメロン首相の父親、シリア・アサド氏の従弟、マレーシア・ナジブ氏の息子やパキスタン首相、ウクライナ大統領、そしてアイスランドのグンロイグソン首相だが、直接本人がとりひきしていたグンロイグソン首相は辞任してしまった。
グンロイグソン氏はリーマンショックのさなかに資産を守ろうと妻との共同名義で自国の債券をタックスヘイブン地域に移していたという。
首相にもなろうとした人物が、自ら進んで自分の財産だけを守るとは何事か」つるし上げられてしまった。

 この「パナマ文書」にはいままでは極秘とされて証拠がないため見過ごされてきた多くの税金逃れやマネーロンダリングの情報が含まれている。
すっぱ抜いたのはドイツの新聞社で、これを精査して公表したのはICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連盟)という非営利法人だ。
私はICIJなる組織があること自体知らなかったが、今世界中で大騒ぎになっている。

注)ドイツの新聞社に情報を持ち込んだのはおそらくアノニマスのメンバーだろう。

 議会制民主主義の国では議会の追及が激しいからアイルランドの首相などは早速辞任においこまれたが、イギリス・キャメロン首相も枕を高くして寝られなくなった。
ロシアのプーチン首相の側近が取引に関与した問題ではロシアは「これはプーチン政権を陥れようとしたアメリカの陰謀だ」と反論しているが、いかにも謀略好きのロシアらしい。

 また中国では大急ぎでネット検閲をはじめ、ネット上から「パナマ文書」に関する情報をすべて消し去っている。何しろ習近平氏の実姉の夫が関与しており、この取引は習近平氏が主席になった途端終了したのだそうだが、明らかに習近平一族の資産隠しといえる。
俺がマネロンしていたことがばれてしまうと主席の地位すら危うくなる、くわばら、くわばら」というとこだろうが、まさか1978年から2015年のすべての文書が外にもれるとは予想していなかっただろう。

 中国は当面はネット検閲で逃れるつもりだが、今回発表されて資料はその一部に過ぎないから次々に暴露されては対応にも限界がくる。
くそ、中国人が汚職をしてそれを海外に隠すのは常識でないか。それをわざわざ暴露するとはICIJは世の中の常識をしらないとんでもない連中だ」ブツブツ。

 ネット時代は恐ろしい。政府の文書もタックスヘイブンの文書も一瞬のうちに世界に伝搬してしまう。
習近平氏にしてもプーチン氏にしても独裁者はこうした情報を抹殺するが、それは自身が権力の地位にいる間だけで、引退すればさっそく検察の手が伸びてくる。
習近平氏などは反対派が手ぐすねをしいているから晩年を全うすることなどほぼ不可能になってきた。
そしてこれからもこの「パナマ文書」に悩み続ける大物が続出しそうで、世紀のスキャンダルになってきた。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html
 

| | コメント (2)

(28.4.6) 千葉の中学生の英語能力が日本一だという。 うれしいじゃござんせんか

20120408_081203_2 

 私がここ千葉市のおゆみ野にひっこしてきてからはや20年がたとうとしている。
今ではすっかり千葉の住民になり切ってしまい「千葉」という言葉を聞くとそれがどのようなものであれ敏感に反応するようになった。
昨日新聞を見ていたら「千葉の中学生の英語力が日本一」だという調査結果を文部科学省が発表していた。ちなみに高校では2位だそうだ。

 調査の方法は中学の場合は英検3級を取っているか、それと同等の学力を有」していると判断される中学3年の学生数を各学校から報告してもらうもので、3級相当というところは学校の判断に任しているのでやや恣意性が残っている。
高校の場合は英検準2級を取っているかそれに相当する生徒を報告させている。
千葉県の結果は英検3級および相当数が52%で英検準2級および相当数が46%になっていた。
へー、千葉の学生は英語が得意なのか・・・・・・」感心した。

 私が教えている中学生が懸命に英検3級レベルのテスト問題に取り組んでいたので聞いたことがある。
千葉県の入試では英検は関係ないのだけれど、どうしてそんなに熱心に英検をとろうとするの?」
英検をとると英語の内申点が上がるのと、私立受験ではとても有利になるからです
千葉県では英語検定協会と協力して英検IBAという「聞く」と「読む」の学力を図るテストを開発しこれを受験させる体制になっていた。
また教員に対しても千葉にある神田外語大の講師による講習を積極的に受けさせている。

 そうした努力の結果として千葉県の学生の英語の実力が中学で日本一になったのは実に慶賀すべきことで、こうした学力も都道府県別に競争しないとどうしても向上しない。ちょうど都道府県単位で高校駅伝を京都で実施しているが、ああした取り組みは必要だと思う。

 英語力は千葉県のようだが、小学生と中学生の国語と数学では文部科学省のテストで上位を占めるのは秋田県、福井県、石川県、富山県といった日本海側の県になっている。
この順位は最近ではほとんど変わらず、特に秋田県は小学校では絶対の一番で中学は福井県とトップを常に争ってきた。

 こうした県では農業以外にさしたる産業はなく、多くの学生は大学を卒業すると東京や大阪や名古屋の企業に就職する。
自分の住んでいる県内では公務員や教員以外には魅力的な職場はほとんど存在しない。
こうした相対的に貧しい県では、児童を社会と戦わせるは教育を授ける以外に手段がない。

 私はいつも秋田や福井の教育委員会と教員が懸命に児童の教育を行っていることに感銘してきた。
そうだよ、貧しさに打ち勝つ唯一の方法は十分な教育を受けさせることしかないのだ。頑張れ、秋田、福井!!」
この日本海に面した「何もないところ」でも教育だけは授けられるというとても良い見本だ。
秋田や福井の子供は実に幸福だと思う。子供たちはそれとは気が付かないと思うが、大人たちの懸命な努力にいつか感謝する日がくる。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html
 

 

| | コメント (1)

(28.4.5) 中国国営企業と国営銀行の末路  すべてがゾンビに変わっていく!!

Dscf5431

 どうやら中国の国営銀行の不良債権が激増していることを中国当局も認め始めた。
中国の銀行業監督管理委員会の発表では不良債権の増加率は14年12月末で約40%UP,15年12月末で50%UPしたという。
与信総額に対する比率は15年12月末で1.7%だから、同年度の日本の不良債権比率1.3%よりやや高いぐらいで、アメリカの3%やEUの5%に比較すれば健全だと中国当局は胸を張った。

 しかし中国の発表する数字で信頼できる数字はほとんどなく、わずかに信ぴょう性が高いのは傾向が分かる対前年比較の数字ぐらいだ。
だから不良債権は15年度対前年で5割増加し増加率が上昇していることが重要だ。
中国には大手の国有銀行が5行あるのだが、当局の発表によるとその中で中国農業銀行の不良債権の額は約3.6兆円で際立って大きく対前年比で約70%も増加している。
他の4行の不良債権は中国農業銀行より少なく1~3兆円規模で伸び率は50%程度だ。

 なぜ農業銀行の不良債権が激増しているかの詳細は不明だが、主に農村地域を地盤としていて他の都市を地盤とする銀行より融資環境が悪いのだと推定される。
最もこうした不良債権額の実数については意味がなく、いづれも50%以上悪化したということが大事で、特に農業銀行の経営が悪化していることをおさえればいい。

  中国全体の不良債権の金額は約22兆円だそうだが、この金額は日本がバブル倒産した長銀や日債銀に供給した公的資金18兆円より多い。
不良債権と公的資金は直接比較ができる性質のものではないが、それでも公式発表でも日本のバブル崩壊時とほぼ同様な状況になっているのが推定できる。

 そして問題なのはこの中国当局の公式数字はどう見ても数字をごまかしているとしか思えないことだ。
中国では不良債権の定義がひどく狭義に解釈されており、倒産した企業への貸付以外は健全債権になっている。
そしてここが中国最大の問題点なのだが国有企業はどんなに赤字を累積しても基本的には倒産しない。倒産しているのは民間会社だけだ。

 最近になり習近平政権は鉄鋼やセメント業界といった完全なゾンビ企業の倒産を容認する方針に転換したが、そうした命令に地方政府が唯々諾々と従うことはない。
中国の各省はいわば独立国家のようなもので中央政府の統制などはほとんど無視される。
もし中央政府の方針に従って地方政府が管轄の国営企業を倒産させるといっぺんに失業者が発生するが、現在こうした失業者を救済できるような新たな職場はない。
そうなると省内で騒動が絶えなくなってこれが中央政府に知られるとその省のトップは共産党内部で出世ができなくなってしまう。
だから自身の出世のためには自分が治めている省内で問題が発生するのをなんとか抑えようとする。
国営企業をつぶすことはあいならん。国営銀行は融資を行って救済しろ!!」

 中国では共産党の序列がすべてだから組織が違っても序列上位のものからの命令を無視することはできない。国営銀行の幹部の序列など省長の序列にはるかにおよばない。
こうして地方のゾンビ企業は温存され、一方金融機関の不良債権は激増していく。
だから中国の不良債権の金額は22兆円などと生易しいものではなく、中国ウオッチャーの宮崎正弘氏などはその10倍の200兆円規模を見積もっているし、ゴールドマンサックスの見積もりは約100兆円だ。
山崎経済研究所の山崎所長などは「国営企業に貸付ている債権で健全なものなどありはしない」と笑っていた。

 中国の鉄鋼、板ガラス、造船、セメント、石炭といった国営企業で黒字なのはほとんどなく(ただし表面的に黒字を装っている企業はいくらでもある)国営銀行からの融資でかろうじて生き延びているだけだ。
中国は今ゾンビ企業とゾンビ銀行ばかりになっている。だがそれでも倒産しないのは中国人民銀行が最後の砦としてゾンビ銀行にファイナンスしているからだ。
国営企業、国営銀行、そして中国政府は三位一体だから倒産する時はすべてがいっぺんで倒産する。ソビエトロシアと同じ構造だといっていい。
こうした構造を持つ中国経済が再び復活することはなく、ただひたすら衰亡を続けており19世紀末の清朝とおなじような様相を帯びてきた。

注)習近平氏の指令で江蘇省の国有造船会社が会社破産法の適用を受けたが、これはパホーマンスで一社程度つぶさないと恰好がつかないからだ。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html
 

 

| | コメント (2)

(28.4.4) 文部科学省の大学入試改革は本当に必要か? 大学が独自に動き出した

 23416_026

 大学入試改革
といわれても、私などはもう50年近く前に大学を卒業していて個人的には全く関係のないことがらと思っていたが、そうも言っていられなくなってきた。
私は今高校生3名と中学生2名を教えているが、中学生のうちの1名が今年から2年になるので、大学改革が目指す2020年の新テスト導入時期に重なる。
したがって新テストなるものがどう言うものか知識がないと子供の指導もできなくなってきた。
やれやれ面倒なことだ。大学入試改革って何のことだろうか・・・・・・

 改革の骨子は現行のセンター試験マークシート方式がもっぱら記憶と知識量を試すテストになっていて、このままでは世界の主要な大学が行っている思考力や判断力重視の入試試験から遅れをとっているからそれを改革するのだろいう。
そこで日本でも世界の流れに後れをとらないためにテストに記述式を入れることが最大の入試改革の眼目になっている。
「記述でないと人間の思考力が分からんだろう!!」ということのようだ。

 さらに当初はこの記述式入試以外に複数回の入試を可能にするという案があったのだが、こちらは見送られてしまった。
複数回は「とてもそんなことをしていられる時間がない」ということだ。

  2020年導入予定の記述式は最初は国語と数学から導入し、順次拡大して行く予定だそうだが、問題点は採点者が少なくとても短時間に採点ができないことだという。
仕方がないので文部科学省の案は記述式の試験は前年の11月ごろ実施し、現在のマークシートと同じような試験と切り離す計画をたてている。
そうでもしないととても採点できません・・・・・・・
センター試験の受験者数は約50万人だから記述式を導入すればどうしても採点に時間がかかる。

注)もともとセンター試験がマークシート方式だったのは受験者数が多いことを想定して短時間で採点できる方式としてマークシートが採用されていた。

 しかしこの試験を2回に分けて行う方法は高校の現場からはすこぶる評判が悪い。
そんなことをすれば受験者にいらない負荷をかけすぎる」というのが反対の理由だ。
文部科学省としたら何としてでも記述式のテストを導入しようとしていて、あらゆる反対を無視しているが、少し考えてみるとこの大学入試改革はおかしな点が多い。

 現在国公立大学受験者にはセンター試験の受験を義務づけており、さらに各大学で独自に2次試験を実施しているが、この2次試験というものはセンター試験のさらに上を行く記憶と知識偏重の試験だ。
センター試験は単なる参考資料で大学入学の決定に は各大学で実施している二次試験で決まる。
「センター試験なんてまあ刺身のツマですな!!」というのが実態だ。

 しかしこれは実に無駄な作業を受験者にしいていることになる。
本来なら知識はセンター試験で確認されているのだから、あとは各大学で思考力や判断力を見るために記述式のテストや論文や面接を行えばよいので、何も2回も知識偏重の試験をする必要はない。
しかし有名大学はどうしても独自の知識偏重型のテストをしなければ気が済まないらしい。

 だからセンター試験でいくら記述式を導入しても大学の2次試験が相変わらず知識偏重型だったら何の改革にもならない。
どうして文部科学省と大学は試験内容を分担して、センター試験では知識を確認し、個別の大学では思考力や判断力を確認するテストをしないのか不思議でならない。

 さすがに大学もこうした大学入試改革が馬鹿馬鹿しくなったのか、個別の大学が入試改革に動き出した。
2020年でなく2016年からAO入試や推薦入試が始まったからだ。
東北大では約20%がAO入試で決まり、九大は10%がAOで決まるという。AOでは論文と面接が主体で知識の確認はセンター試験の結果で判断したのだそうだ。
また名古屋大では20%が推薦入試だという。この場合は小論文が課せられているらしい。
その他東大でも3%程度の推薦枠を設けたし,京大は特別入試だそうだ。

 この動きは文部科学省の入試改革をすでに先取りしており、今後ともこうしたAOや推薦入学が増加していく傾向にある。
いくらセンター試験で記述式を導入しても大学が相変わらずの知識偏重型の試験を行っているのでは何の改革にならない。
はっきり言えばセンター試験を各大学は全く無視して独自に知識偏重型試験を行っているのだから、改革するのは大学の二次試験の方だ。

 大学生なのだから知識が必要なことは当然で数学も英語も一定以上の学力がなくては話にならない。しかしそれは現行のセンター試験でも十分に確認できるのだから、わざわざとてつもなく難しい知識偏重型の試験を各大学が実施してきたことが間違いだと私は思っている。
ここに来て各有名大学でAO入試や推薦入試が始まったことは。センター試験の改革より重要であり、これが本当の大学入試改革といえるだろう。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

 

 

| | コメント (2)

(28.4.3) JALのシステムトラブル  社長は徹底解明というけれど・・・・

22425_070_2 

 ここにきてANAJALが続けざまにシステムトラブルを起こしている。
安倍政権が観光大国日本をめざして、訪日客6000万人を目標にかかげたのに、航空会社がシステムトラブル続きでは様にならない。

 ANAとJALのトラブル内容は全く異なっていて、ANAシステム移行に伴う一時的なトラブルと思われるのに対し、JALの方は原因不明のトラブルで再発可能性が濃厚であるところが違う。
JALで発生したトラブルは「重量バランス管理システム」で発生している。機体の重量チェックとバランスを計算するシステムだそうだが、私はこうしたシステムがあることを知らなかった。
へー、昔は人が機内や倉庫を見まわして判断していたのに今はシステムでチェックか!!」

 このシステムはJALがルフトハンザから購入したものだが、基幹システム以外は外国製品をパッケージとして購入することは多い。
自社で開発するより安いし早くシステムが稼働するから便利なのだが、最大の欠点はトラブルが発生した場合JALのシステムマンが対処できないことだ
仕様書はドイツ語で書かれているし、自分で作ったのでないのでプログラムも分からないし、第一このプログラム言語は何だ、特殊言語でないか!!」なんてことによくなってお手上げになる。

注)私がかつて現役だったころIBMから紹介された国際取引システムのパッケージを導入したが、トラブルが発生した時はIBMも対応ができず、このシステムの開発者が海外からやってきてようやく解決したものの数か月かかった。

 このシステムは14年6月にもトラブルが発生して174便が欠航になっていた。この時のトラブル原因は今回と同じでメッセージを保管していたファイルにメッセージが異常にたまってシステムが動かなくなったのだそうだ。
ファイルに はため込める最大容量があってそれを越えるとシステムダウンするから、トラブルとしてはよくある内容だ。

 14年6月の時はこのメッセージファイルのメッセージを抹消するとシステムが稼働したので、それで復旧した。
やれやれ、原因は不明だがなぜかメッセージがたまってしまう構造になっている。仕方がないからファイル容量をチェックして、その都度メッセージを消すのがよさそうだ

 JALのシステムマンとしては原因究明はできなかったが対処方法は分かったのでそれで良しとしたらしい
ところが今回も予想に反してメッセージファイルにメッセージが異常にたまって再びトラブルが発生してしまった。今度は46便が欠航している。

「あんたら、不要なメッセージを定期的に抹消しているから二度とトラブルは起こらないといったのに、このざまはなんだ。必ず早期に原因を究明して二度とこのようなことが発生しないようにしろ植木社長が激怒した。
システム担当役員は恐縮してすぐに対処を約束したが、現場はてんてこ舞いだ。
そんなことを言ったってドイツ語なんてさっぱり分からないし、これはルフトハンザで開発を担当した担当者に来てもらう以外に手はないじゃないか・・・・・・・」

 だが、ルフトハンザとしてもすぐに担当者を送る体制になっていない。第一システム開発は外注だし、実際に開発したシステムマンはすでに退職しているかもしれない。
自社開発でなくパッケージを外国から購入すると必ず起こるトラブルで、JALはその罠に落ちてしまった
仕方がないからメッセージファイルの監視をさらに強化してすぐにメッセージを抹消しておこう
根本的解決までは対処療法しか手はないのだが、果たして根本的解決は可能だろうか。
植木社長はすぐに原因を究明せよと命令しているが、現場ではどうしてよいか分からないのが本音だ。

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

| | コメント (1)

(28.4.2) オーストラリア ターンブル政権の二股外交 「俺はほんとは中国が好きなのだ!!」

22429_018 

 オーストラリア政権
は果たして信頼できる相手だろうかと、オバマ政権が悩んでいる。
ここに来て豪州のターンブル首相中国の国策会社にオーストラリア北部のダーウィンの港湾を99年間にわたって貸与する契約を結んだのだが、ここはオバマ政権がアジアシフトの最重要拠点としている海兵隊が駐留する場所だ。

 オバマ氏は「なんで事前に相談してくれなかったんだ、これでは海兵隊が中国軍に丸裸にされて戦争時に は簡単に標的になってしまう。安全保障上の大問題だ」とかみついた。
しかしターンブル首相は「これは単なる商取引に過ぎない。安全保障の問題でない」といいはなった。
99年の貸与の金額は430億円で、この地を管理している北部準州にとっては思わぬボーナスだが、アメリカにとっては世界戦略上危険極まりないターンブル首相の二股政策だ。

 ターンブル氏は自由党の党首だが、2013年に労働党政権を破った前任者のアボット氏明確な反中国政策、親日本、親アメリカ政策をとったのと違って中国とアメリカの二股外交を続けている。丁度韓国のパク・クネ政権と同じスタンスだ。
もともとターンブル氏は中国共産党員と親戚関係にあるなど中国との関係が深く、親中国を公然と表明し「オーストラリアと中国は日本と戦った同盟国だ」とまで言いきっている。

 オーストラリアは中国との貿易量が全体の約25%で圧倒的に多い。
ここ数年中国経済の失速で貿易額は激減しているが、それでも中国との取引が一番なことは変わりがない。
鉄鉱石と石炭を売るなら中国しかない。中国のご機嫌を損ねるわけにいかない
経済では親中国、安全保障は親アメリカだが、この二股政策がダーウィンで激突してしまった。

 オーストラリアは労働党政権の間中国の尻馬に乗って日本バッシングを続け、特にシー・シェパードはオーストラリア政府の別部隊として活躍したが2013年の労働党政権の敗北によって日本バッシングは終わった。
勝利した自由党のアボット政権は日本との関係改善に努力したが、一方で経済の失速はどうにもならず、党内闘争で15年9月ターンブル氏にアボット氏は敗れてしまった。
アボットさん、あんたは経済政策を実行する能力がない」ということだ。

 小躍りしたのは中国で、以来再び中国の揺り戻しが始まっている。中国はアメリカの世界戦略にくさびを刺すためにここダーウィンの港湾を430億という破格の値段で賃貸したのだが、そうした中国の世界戦略にターンブル氏は実に好意的だ。
「俺は中国が好きだ。日本とアメリカを中国と組んで蹴散らそう!!」それがターンブル氏の本音だ。

 オーストラリアを西側陣営の一員としてアメリカも日本も信頼してきたが、ターンブル氏は中国の犬でとても信頼に値する人間でない。
オーストラリア経済はがたがただからターンブル氏の命脈もそのうち尽きるだろうが、それまでは日本にとってもアメリカにとっても苦難の日々が続きそうだ。


「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

 

 

| | コメント (1)

(28.4.1) おゆみ野クリーンクラブの27年実績と28年の予定 およびカンパの依頼

Dscf7085 
(補修し終わった泉谷公園のベンチ)

Dscf7084
(補修前はこんな感じで、すでに耐用年数を過ぎている)
 
  おゆみ野クリーンクラブ
の活動については日ごろから地区の皆様の支援を得て、27年度27年4月から28年3月)の活動を行いましたが、私が不覚にも眼病を患い入院等をしていたために26年度ほどの活発な活動はできませんでした。

 26年度から始めたベンチ補修事業カーペンター・オクさんと小太郎姐さんと私の3名が主要メンバーとなって実施をした結果、なんとか26年並みの17基のベンチの補修が実施できました。なおこちらは市の補助金を得て資材の購入をしましたので別会計にしております。

 今回27年度の活動実績報告、27年度カンパおよび 使用状況、および28年度の活動方針について報告をさせてもらいたいと思います。

  なお市の補助金は27年度限りですので、28年度は全額皆様方のカンパによる事業になります。
 
(1) 27年度活動実施報告


① 清掃活動(四季の道6kmおよびその周辺の公園7か所)


  雨の日や入院等でどうしても実施できなかった日を除いて毎日実施しています。なお最近は両足が動かないため自転車に乗って行っています

② 塗装活動(四季の道および公園のベンチ およそ50か所)

 10回程度   防腐剤の塗布を上記の古いベンチに塗布いたしました。特にお花見のシーズン前のベンチの塗装を今回も実施しております。

③ 草刈り活動(四季の道の夏の道と秋の道)

 眼病の入院や足の骨折により、今回は十分な草刈作業ができませんでした。前年は50回程度しましたが27年度は10回程度でした。

④ ベンチの補修作業  17基
 
 春の道公園 1基、泉谷公園 4基、はちまんがた公園 4基、六通公園 8基


 現地での作業を行う前に材木の製材や塗装をすべておえて、現地では取り付け作業だけを実施しました。

(2) カンパ状況および使用状況

 このブログでカンパを依頼したところ188、000円のカンパを支援していただきました。厚くお礼をもうしあげます。このカンパを利用して以下のガソリン代、防腐剤および燃料、作業用具の購入等をしております。

・前期繰越    6、360円
・収入総額  188,024円(24円は利息)

・支出総額  109,784円 
・後期繰越    84,600円

内訳

:草刈機           29,386(従来使用していた草刈機が壊れたため新調した)
:防腐剤           24,277        
:ガソリン            1,300       
:ナイロンカッター等備品 28,110 
:作業服等          26,711

注1)ベンチの補修費用は市の補助金20万円を当てていて別会計です。一基あたりの木材とねじの費用が約1万円、17基で17万円、残りの3万円は塗料代でした。

注2)市の補助金は27年度で終了したため28年度は一切補助金はありません。このため28年度のベンチの補修費はすべてカンパで賄うことにします。

注3)27年度の残高が8万円余りあるのは、28年度は補助金がないためできるだけ残高を残して28年度の費用としたためです。


(3) 28年度活動計画(通常作業)

① 清掃活動(四季の道、おゆみ野道、中の道、およびその周辺の公園) 100回程度
② 防腐剤塗装活動(四季の道、おゆみ野道、中の道、およびその周辺の公園) 10回程度   毎年防腐剤を塗布しないとはがれてしまうので今年も実施したします。
③ 草刈り活動(四季の道全体)  体力が回復した場合実施

(4) ベンチ補修作業

① 27年度は六通公園等のベンチ17基の補修を終了しました。
  28年度は大百池公園のベンチの補修をいたします。

② クリーンクラブでは1基1万円で作業を行いますが、業者に頼む場合は約7万5千円支払うとのことですのでクリーンクラブが行うと6万5千円ほど安上がりに実施できることになります

「カンパの依頼 」

 市民の財産は市民が守る運動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いできないでしょうか。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修用資材に使用いたします。

  28年度のカンパ目標を10万円とし、ベンチの補修目標を10基にいたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。

・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、おゆみ野クリーンクラブの活動状況については以下にまとめてあります。 http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45485858/index.html

| | コメント (1)

« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »