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(28.2.9) 中国から短期資金が逃げ出し、外貨準備が枯渇し始めた。 元高時代の終わり

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(友達のブログ 「ちば公園のベンチから」の利根川の風景。このブログには毎日のように利根川の朝の風景が載っている

 中国の外貨準備毎月1000億ドル12兆円)規模で減少している。14年6月のピーク時4兆ドル(480兆円あった外貨準備は16年1月末では3.2兆ドル(378兆円)になってしまった。
この間8000億ドル減少したのだが、日本円に換算して約100兆円だ。
14年6月は中国経済がピークアウトした記憶すべき月で、以来中国経済は奈落の底に落ちつつある。

 一般の人はGDPといったようなマクロ数字に注目して中国経済を論じるが、市場関係者はもっぱらその資金繰りに注目する。
前にも記載したことがあるが私が金融機関の貸出担当者だった時、最も重視した分析手法は資金繰り分析だった。
決算上は黒字で何の問題もないような会社でみょうに資金繰りが苦しい会社があったが、そうした会社は不良資産があって資金化できずやむなく金融機関に泣きついてくるのがほとんどだった。
決算はごまかせても資金繰りはごまかせない

 中国は公表では毎期経常収支は黒字で、GDPなどは7%程度と世界でもうらやむような高成長をしているのだが、一方外貨準備高は毎月1000億ドル単位で減少している。
本来経常収支の黒字分が積みあがってもよさそうなもので、実際14年6月まではそうした好循環にあったが、以来外貨準備は傾向的に低下してきた。

 外貨準備の減少は、直接的には中国人民銀行人民元安を防ぐために為替介入を行い、市中から人民元を吸い上げて外貨準備のドルを放出しているからだが、問題はなぜ人民元が低下しているかだ。
中国には外貨準備と同程度の海外からの借入があり、その3割相当が短期の足の速い資金といわれている。
こうした短期の資金は人民元が元高に振れると見て中国に流れ込んだ資金だが、反対に元安になると予想されると一斉に逃げ出してしまう。この資金が1兆ドル程度あって今その資金が雪崩を打つように逃げている最中だ。

 放置すれば急激に人民元安に振れるので仕方なしに人民銀行がドル売り人民元買いを行って人民元安にならないように買い支えているのが今の状況だろう。
簡単に言えば外貨準備が減少した分に相当する短期資金が中国から逃げ出しているといっていい。
それでも3.2兆ドルあれば月に1000億ドル逃げ出しても約3年あまりは問題ないことになるが、中国の外貨準備に は漆黒の闇に包まれているところがある
明確に中国が保有しているのはアメリカ国債の1.2兆ドルぐらいで、あとの2兆ドルはどこにあるのか、本当にあるのか不明なのだ。

 中国が過去に世界の独裁政権に投資をし資源を買いあさってきた債権がこの2兆ドルなのではないかと世界の市場関係者から疑われている。
実際中国はスーダンやリビヤやベネズエラといった独裁政権に多額のわいろと投資を行ってきたが、そうした資金は完全に焦げ付いて回収不能になっている。
簡単に言えば中国が自由にできる金は1.2兆ドル(約140兆円)で現在の資金流失が続くと約1年後に は枯渇をしてしまう計算になる。思いのほかそこが浅く、観光地のお土産の上げ底と同じだと思えばいい。

 したがって中国人民銀行の人民元買い支えはそろそろ限度で、買い支えを諦めれば人民元安が急激に進む。だから一層中国に流れ込んだ短期資金は懸命に逃げ出すことになる。
何しろ逃げろ、元は半値になるかもしれない。逃げるのは今だ!!」
現在春節で相変わらず中国人の爆買いが続いているがそれも元高の今年ぐらいが限度だろう。
人民元を世界が求めた時代が終わりつつある。

 

 

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評論 世界経済 中国経済」カテゴリの記事

コメント

この春節から爆買い禁止発令かなと思っていました。 「何で日本なんかに行って買い物するんだ、,国民は馬鹿か」と習近平のイラついた顔が目に浮かびます。
彼は経済の一部を市場経済(彼らに言わせると帝国主義国家)に開放しても根本を統制しているから大丈夫。そして何よりもシナは労働力が、富を生み出す根本である生産力が世界一豊富だからシナこそ世界最強である、とマルクス経済学の頭で世界を制覇席巻したつもりでいました。

日本も「マル経」が若い頃は全盛を誇っていましたね、東大始め旧帝 国立。 対する「近経」一ツ橋 慶応組。 結果戦後70年、後者の完勝です。
シナは今 恐らく最優秀の頭脳を持った経済理論集団が、日本の旧帝大教授の権威学識理論で指導してるんでしょう。 恐らく日本の様に名前を変えて、社会経済学とかなんとか言って。 でも日本と一緒で連中には現実問題に対応する能力は全く無し、ユダヤ人投機屋に翻弄されもう沈没寸前ですね。

投稿: 絶望人 | 2016年2月 9日 (火) 10時17分

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