« (28.1.9) 世界経済の転換点 中国経済崩壊の始まり 「大変だ、中国経済が脳死した!!」 | トップページ | (28.1.11)「 韓国に最重要情報を教えるな」 アメリカの情報戦略 水爆実験情報は日本にだけ!! »

(28.1.10) アフリカ中国組の経済大失速 中国とアフリカの蜜月時代の終わり!!

23112_004 

  アフリカの中国組
が大崩壊している。中国はアフリカの資源国に対し積極的に開発投資援助を実施してきたが、それが完全に裏目に出てしまった。
資源価格が低迷してピーク時から石油などは3分の1の価格になり、他の資源価格も半値以下になってとてもペイする水準でなく、さらに中国経済の失速で資源そのものがいらなくなったからだ。
大変だ、すべてが過剰投資になっている。どうすりゃいいんだ・・・・・・

 普段日本人は私を含めてアフリカのことを気にかけることはない。アラブの春のような動乱が発生すればその時は興味を持って推移を見るが、そうしたことがなければアフリカは日本人にとってひどく遠い存在だ。
しかし中国にとってアフリカは明確な戦略上の要諦の地で、特に資源国に対しては開発投資資金をつぎ込んできており、その資源の最大の顧客でもあった。
だからアフリカの資源国にとっては中国こそが自国が発展するための最大の援助国であり、中国抜きに政治も経済も語られることがないほどの結びつきをしてきた。

 アフリカ最大の経済大国ナイジェリアであり、ここは石油資源が豊富で国家収入の約7割が原油代金に依存してきた。経済構造としてはロシアにそっくりだ。
資源開発はもっぱら中国資本であり、原油の輸出先も中国だから簡単に言えば中国の経済的植民地といってしまった方がイメージがわく。

 このナイジェリアに今危機が訪れている。最大の理由は原油価格がひところの100ドルから30ドルと3分の1近くまで落ちてしまい、国家収入が約半分に減少してしまったからだ。
中国資本も石油の開発に投入すれば即赤字になるから動くことができず、すっかり経済が低迷、通貨は対ドルで3割以上も安くなっている。
アフリカ諸国のアキレス腱は食料を自国で賄うことができないことで、小麦やコメを大量に輸入しているが、通貨安に伴い食料品価格が上昇して国民生活を圧迫し始めた。

 そこに台頭してきたのがボコ・ハラムというイスラム過激派集団でナイジェリア北部で反政府運動を繰り返し、女子学生を拉致して自爆テロの要員に教育するなどシリア内戦に匹敵する騒乱になっている。
経済は低迷し、治安は悪化しナイジェリアがアフリカの星だった時代は終わり今は最も危険な地域の一つになってしまった。第二のシリアといった状況だ。

 アフリカ第2の経済大国は南アフリカだが、ここもナイジェリアとさして変わらない。ここは鉄鉱石や石炭や金といった鉱物資源の産地で、中国資本の開発が盛んだったが今や鉄鉱石も石炭もほればほるほど赤字になってしまうような状況で、経済は極端に低迷してマイナス成長に陥っている。
輸出先はナイジェリアと同じく中国が最大の顧客だったが、その中国経済が失速し資源の輸出先がなくなってしまった。
通貨は4割近くも値下がりして輸入物価の高騰に悲鳴を上げている。

 それ以外にアンゴラ、ガーナといった資源国にも中国資本は進出してきたが、こちらも資源価格の低迷でどうしようもない状況だ。
中国のアフリカ投資は、投資資金を資源の売却で回収するというものだが、まったく資金回収がままならなくなっている。
すべてといっていいほど焦付き債権になっており、中国投資は大失敗に終わりかつ資源国自体の経済も低迷して、アフリカの経済成長がストップしてしまった。
こうして中国とアフリカ資源国の蜜月時代が終わりを遂げ、今は暗中模索の状況だ。

 

|

« (28.1.9) 世界経済の転換点 中国経済崩壊の始まり 「大変だ、中国経済が脳死した!!」 | トップページ | (28.1.11)「 韓国に最重要情報を教えるな」 アメリカの情報戦略 水爆実験情報は日本にだけ!! »

評論 世界経済 アフリカ経済」カテゴリの記事

コメント

アフリカ諸国は国の成り立ちを基本の教育から始めもう一度出直しでしょう。
シナを金持ちで気前のいい足長おじさんと安易に信じたのが、そしてこんないい人と信じたのが、そんな安直な世界観で世界に船出したのが間違いでした。
国連でもどこでも彼らはシナの言いなり、ユネスコの南京事件世界記憶遺産登録もみなシナの一方的主張に従いました。
南京事件が全くなかったと言ってるのではありませんよ、出動師団の記録など読んでも大変な事態・・・・戦争でしたからね。 誤解のないように。 
ただあまりにも単純な連中ですね。 頼りのシナは経済的には5年10年かかっても出口は見つかりません。 一緒に闇の中で暗中模索、混乱した社会に居続けることでしょうね。 
南無阿弥陀仏。自業自得。

投稿: 絶望人 | 2016年1月10日 (日) 10時43分

お邪魔します。

 前の記事も合わせてですが、かつて大躍進で減価償却を行わなかった事を考えても、中国は「経済を知らない」というか「経済には経済固有のメカニズムがあり、それを無視して動かす事はできず、無理に動かせばそのツケを払う羽目になる」という事が(国他の)意思決定には反映されていない」のではないでしょうか。韓非子の『説難』にある通り「人間関係>>客観的事実」で、未だ「命じさえすれば、その通りになる。」という考えなのでは。「世界経済の中で占める割合が小さくない経済大国が、経済のメカニズムを知らず、知ろうともしない」というのは身の毛もよだつ程恐ろしい事だと思います(軍事面では南沙諸島の人口島や防衛識別圏も同様?)。長く「東アジアでのオンリーワン」であった中国は「自分達のルール以外のルール」には無関心なのでは。

 後アフリカ諸国に関しては未だ部族や宗派が中心で、「国」意識が未だ育っていません。その中で国の体裁を保つためには「(配る他のための)金」が必要で、欧米のように「人権」等をうるさく言わず、気前の良い中国は好ましかったのでしょう。しかしやはり「他力の限界」にぶち当たったようで。

投稿: ブロガー(志望) | 2016年1月10日 (日) 15時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (28.1.9) 世界経済の転換点 中国経済崩壊の始まり 「大変だ、中国経済が脳死した!!」 | トップページ | (28.1.11)「 韓国に最重要情報を教えるな」 アメリカの情報戦略 水爆実験情報は日本にだけ!! »