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(28.1.12) 韓国造船業界の凋落 中国と日本の谷間に落ちた!!

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 今韓国造船業界が苦境のただなかにある。1990年代の半ばころから日本の造船業界を蹴散らし世界の約半分の受注を維持してきた造船業界だが、2012年ごろに中国に受注量で世界一の座を追われた。
中国は安い人件費と韓国の造船技術を盗んで小型タンカーや小型コンテナ船といった比較的技術のいらない船舶の受注でシェアをのばした。
これに対する韓国造船業界の対応は海洋プラント事業に乗り出すことと、中国が真似のできない超大型コンテナ船やタンカー、それにLNG運搬船へのシフトだった。
中国にはまだまだ負けられない。何しろこちらは技術があるのだ

 韓国に は現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業という造船ビッグ3があって、この3社は同時に韓国製造業の誇りでもあった。
韓国は中国の追い上げをかわすために、中国が進出していない海洋プラントの受注を懸命に伸ばしてきたが、14年夏以降の原油価格の値下がりでプラントそのものの建設が急停車してしまった。
請け負っていたプラントが次々にキャンセルになり、今では全くと言っていいほど海洋プラントの建設はなくなっている。
何と言うことだ。経営方針を造船から海洋プラントに変えたとたんにプラント需要が消えてしまった・・・・・・

 さらに追い打ちをかけたのが日本の円安による造船業界の復活で、それまでは中国造船業界しか目がいかなかったのに、日本が急復活をはじめた。
14年度の受注額シェアは中国39%、韓国30%、日本20%だったが、15年に入り韓国の凋落は著しく最近時点の受注(15年7月から9月)は中国40%、日本27%、韓国24%と韓国は日本に抜かれて3位になってしまった。
この傾向は続いており、日を追って韓国のシェアは低下しつつある。

 現在、安価で技術がいらない船舶の受注は中国が圧倒的なシェアを保ち、一方技術が必要な超大型のタンカーやコンテナ船はもともと技術の高かった日本が円安を背景に受注を伸ばしている。特に今治造船は2万TEU(コンテナ換算で2万台という意味)の超大型ドックを完成して追撃をはじめたので、韓国の出る幕がなくなった。
海洋プラントはだめ、超大型タンカーやコンテナ船は日本に持っていかれる。生き残るすべがあるのだろうか・・・・・・・・

 韓国のビッグ3社は赤字経営に悩んでおり、特に現代重工業と大宇造船海洋の赤字がますます広がって、最新時点で3社合わせて1兆円規模の赤字になってしまった。
プラント建設がキャンセルになったことに伴う評価損が大きく今後もさらに損失は拡大していきそうだ。
また中小の造船所は倒産があいついでおり、韓国が造船王国であった時代が終わりを遂げつつある。

 今後の造船業界は中国と日本が激突する構図で、低級船舶は中国、高級船舶は日本というすみわけにあり、中級品を安価に提供していた韓国は、日本の円安政策で価格面でとても立ちいかなくなっている。
韓国は造船だけでなく、鉄鋼、自動車、半導体といった韓国経済を支えてきた屋台骨にひびが入り現在のウォンレートではとても復活は不可能な状況だ。

 韓国に果たして明日があるのだろうか。中国と日本に挟撃されて韓国製造業の立ち位置がなくなっている。「安くてそれなりの製品」が韓国の売りだったが、日本が「安くて高品質の製品」を提供している以上韓国製品が販売できる余地は狭まっている。

 

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評論 世界経済 韓国経済」カテゴリの記事

コメント

1974年から78年、私29歳から33歳まで某流体産業機械メーカー高松営業所に勤務しておりました。同僚に船舶用油圧駆動ウインチ担当者がおり造船業界の厳しい話を聞いておりました。まだ円高苦境に入る前だったと思いますが当時から既に国際競争は大変だった様です。 
そして 川崎重工坂出工場にフィリッピンのイメルダ大統領夫人がフィリッピン企業発注の大型輸送船進水式に来られたことも思い出です。

坪内寿夫氏が造船界に一世を風靡、四国の大将とも呼ばれ、高松市内の料亭の女将が「坪内さんがお見えになった」と自慢していた事も。彼の本陣 来島船渠の本社波止浜だったと思いますが一度お伺いしたところ驚きました!!。 何と田舎の木造小学校そのままを本社に使っていらっしゃいました。 勿論空調など無くあの「二十四の瞳」の映画に出て来るあの小学校を少し大きくしただけの小学校をご本社とされていました。彼の経営合理化とはこう言う事かと驚きました。

日本の造船界、勿論何も知ってる訳ではありませんが栄枯盛衰激しい中、合併合理化 厳しい労働争議 泥沼の経営を続けられてきましたが今何とか光明が指して来ているようですね。 ご苦労様でした。そして今後も益々のご努力奮闘を祈ります。 造船と聞くと四国を思い出します。

投稿: 絶望人 | 2016年1月12日 (火) 09時49分

このまま日本の造船業が安くて高品質な船を提供できれば、いいのですが、円高になれば、「安い」方は難しくなります。
韓国がまた、日韓スワップを復活させろといっています。「するわけないだろ、クラア!」といってやりたいが、外務省の御殿女中はそういうことはできません。
ああいう国とは早々に縁切りをしたいものですが、年末に安倍首相は逆をやってしまいました。しかし、擦り寄ってきてほしくないですねえ。

投稿: NINJA300 | 2016年1月12日 (火) 11時49分

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