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(28.1.22) イエレン議長の大失敗 ゼロ金利政策終了で世界経済が崩壊し始めた!!

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 FRBのイエレン議長ゼロ金利政策の終了は大失敗に終わりつつある。
昨年の12月、アメリカは失業率が十分に低下しGDPも3%程度の順調な伸びをしていたため長く続けてきたゼロ金利政策を終了した。
14年10月にはリーマンショック後市場に毎月10兆円規模でばらまいてきた資金の量的緩和を終了していたので、FRBはこれで緩和から引き締めに転換したことになる。
いくらなんでも0%じゃ、金利の上げ下げもできないじゃない。これでは中央銀行の金利政策がいつまでたっても発動できないわ!!」

注)イエレン議長がゼロ金利政策をいつ終了するか苦悩していたことは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/ppp-2.html

 イエレン議長としては十分自信を持ってゼロ金利政策を止めたのだが、この措置が発表されると世界中がおおさわぎになり、世界の株式市場が崩壊過程に入ってきた。
ダウは18000ポイントから16000ポイントまで1か月間に2000ポイントも値下がりしてしまったし、日本もヨーロッパも中国もいづれも同じで日本の日経平均は19000から16000とアメリカより激しく値下がりしている。

 そればかりでなく原油価格30ドルを大きく割り込み26ドル台になってこの先どこまで落ちるのかも分からなくなった。
アメリカのシェールガスやオイル産業はあまりの価格の低下で操業を継続できない企業が続出しており、リグ数は半減している。
このまま行くとせっかく立ち上げたアメリカのシェールガス産業まで崩壊しそうだ。

なぜ、なぜ、こんなに世界景気が悪くなったの、信じられない。私のせいじゃないはずよ・・・・イエレン議長が慌てふためいている。
実際アメリカは3%程度のGDPの伸びだったし、中国は7%と信じられないような高成長を続けているはずだった。
この2か国で世界のGDPの約35%を稼ぎ出しているのだから、この2国の経済さえしっかりしていれば世界経済は安泰のはずだ。
アメリカも中国も順調に成長しているのになぜ世界経済が変調するの????」
だがしかし何かリーマンショックの二の舞のような大騒ぎになってしまった。

 イエレン議長には気の毒だが、完全にイエレン氏は世界経済を読み間違っている。
最大の誤算は中国経済が7%程度の発展をしていると誤認したことで、今では中国の統計数字がイカサマだと広く知れ渡っていても「それなら本当は何%」なのか分からないことだ。
イエレン議長はとりあえず信じたふりをしてゼロ金利政策を止めたのだが、実際の中国経済はマイナス成長かよくても0%程度の成長しかしていない。
それを7%の成長と誤認した判断はいたい。
中国経済がほとんど崩壊過程に入っていたときに、急にアメリカが生命維持装置を外したようなものだからだ。

 もし0%だと中国経済のシェアは世界の10%程度だから、世界経済全体を▲0.7の押し下げていることになる。
たとえばIMFは16年度の世界全体の伸び率を3.4%と予想しているが、中国の実態を考慮すれば2.7%と推定しなければならない。
常に中国のGDPが過大評価されているためIMFも世界銀行もそしてイエレン議長も世界の動向を見誤ってしまうのだ。
本当の中国経済は今や資金が怒涛のように逃げ出し資金繰り倒産が起こるかもしれない状況になってきた。
なぜ、なぜ、こんなに世界経済が縮小するの・・・・なぜ・・・・イエレン議長の悲鳴が聞こえる。

 「もしイエレン議長が山崎経済研究所の私のブログを読んでいたらこうしたヘマはしなかっただろう」と山崎所長が言っていた。。
でも所長のブログはマイナーだからとてもイエレン議長が読むとは思われないのですが・・・」
君ねー、孔子でさえ3歳の童が真実を述べていればそれに従うといっているじゃないか、いわんやイエレン議長おやだよ

 世界経済は中国という病人を抱えたままアメリカが引き締めに転じたために崩壊過程に入ったのだ。
何度も言うが21世紀の経済は先進国が金融緩和を続けることでかろうじて維持しており、間違っても引き締めなどするとたちまちのうちに新興国経済が崩壊する。
イエレン議長のゼロ金利政策の終了は中国経済の大きく開いた傷口に塩をぬってしまった。

 

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評論 世界経済 アメリカ経済」カテゴリの記事

コメント

ゼロ金利を続けるべきだったということですか…?
それはいつまでも…?
もしかして永久に?
今が最悪のタイミングだったということ? 
では、どのタイミング、どの指標が真の好機なのか…
もっともっと中国に鬼城を増やすことで
スーパーサイクルを延命し続けなければならなかった? 
イエレンの経済洞察力は山崎所長以下なのか… 本当に?
バブルでかろうじて成長している世界経済なら、
バブルは膨らませ続けなければならないのだろうか…
バブルが膨らみ続ければ、結局のところ不可避の調整局面の傷が大きくなるだけのことではないのか?

色々と考えさせるエントリーですね。

投稿: ルイス | 2016年1月22日 (金) 08時22分

アハハ、「雌鶏が時を告げると国が亡ぶ」。 「女 賢しゅうして牛売り損なう」。
こういう事ですよ。 女が指揮を執ると、その浅知恵 短慮 が混乱を招き全てをぶち壊すのです。 韓国 ドイツと違いこの女はアメリカ、影響は甚大ですね。 私の身近で聞いた話、最近銀行窓口ではNISAをしきりに推奨してますが、ついウッカリ年寄りの小金持ちさんが窓口の若いベッピンさんに甘い顔してOK、挙句大分損してるようですよ。こぼしていましたがこれも小さな女難だと皆で大笑いでした。

ガソリンが安く助かってます。北国の方、農業漁業をはじめ洗濯屋、運送バス業界も全産業挙げて嬉しいじゃーありませんか。 神風です。未曾有の神風が日本を吹き渡っています。 日本はあのバカ高い石油ガスを廉価で極安値で買ってるんです。日本の富が、がつがつ稼がなくとも富が逃げ出さないじゃーありませんか。イエレンもひと役買ってくれてるんですからあまりボロクソはいけないか。

ところが口を揃えて馬鹿の一つ話、原油が下がったから世界経済が云々・・・、株が下がっても庶民は関係ない。 石油ガスがあれだけ下がれば世界で最も利があるのは日本です。 先ず儲かってるのが日本。そこを言わずして株屋の責任逃れのお説教馬鹿話などお笑い草です。

投稿: 絶望人 | 2016年1月22日 (金) 09時26分

同じく、原油安メリットは日本やインドにとっては大きいと思います。でもメディアは一切報道してないようですね。ロシアを追い詰めるのもいい加減いしろですがね

投稿: NINJA300 | 2016年1月22日 (金) 12時47分

イエレンは確信犯でしょう。
ただ。今さら上げても遅いような気がしますが。

投稿: KS | 2016年1月22日 (金) 14時26分

私が考えるドルの量的緩和の総括は以下のようになる。

ドルの量的緩和の終了はその後の利上げとは無関係に世界経済を金欠病で汚染する。なぜこうなるのだろうか。

それは量的緩和がマネーの好循環を生み出すための手段にすぎないからだ。ドルの米国内外で好循環が長く続くほど、米国内外に債権と債務がどんどん蓄積される。蓄積された債務の総額に対して、好循環を生み出したドルの供給量はそれほど増えない。量的緩和が終了すれば、ドル不足は債務の返済に支障をきたすほどになる。

さらに、人々がマネーをほしがるマネー志向が始まるとドルは循環から離脱してしまう。マネー志向による世界規模のドルの偏在は世界経済にデフレ色を強めるように作用し、それ故にマネー志向は一層促進される。

投稿: pij | 2016年1月23日 (土) 07時46分

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