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(27.10.21) 中国派ヒラリー・クリントン氏の変節 「TPPなんて知らないわ!!」

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 ヒラリー・クリントン氏
は権謀術数にたけた政治家だが、時に権力奪取のためにかなりあこぎな政策変更もする。
来年11月の大統領選挙に向けてヒラリー氏TPPについて、「TPPには現時点では支持できない」と自身がオバマ政権の国務長官時代に熱心に推進していた立場を180度転換した。
閣僚時代と今は違うとのことだが、オバマ大統領はこの変節にあわてて「最も高い水準の貿易協定で、多くの人を納得させる自信がある」と反論している。

 ヒラリー氏がなぜTPPに反対を表明したかの理由は明確で、そうすることで民主党の基盤である労組の支持を得ようとしたからだ。どこの国にもTPPに反対する勢力はいてアメリカの場合は自動車労組がもっと強い反対をしてきた。
TPPが締結されると日本車に席巻されてアメリカの労働者は失業する!!」
選挙に勝つためならTPP等知ったことかということだが、TPPがアメリカを中心とする経済連合で中国包囲網なのをヒラリー氏は知悉してあえて反対の立場を表明した。

 ヒラリー氏の過去をみると権力の階段を登るにあたってかなり無理をしてきた。
夫のビル・クリントン氏がアーカンソー州の知事だったころホワイトゲート事件というものがあり、怪しげな建設会社による宅地開発案件だったが、ここに夫妻が深く関与しかなりの額の金額の上前をはねていた。
この事件は結局はウヤムヤになったが、当時から夫妻は資金的に困窮していたので「金の出し手が最高の友人」となっていた。

 このことが中国が夫妻に付け入るスキを与えて、ビル・クリントン氏とヒラリー氏に対し中国資金が大量に流れている。その結果ビル・クリントン氏は日本を完全に無視して中国シフトをしたし、ヒラリー氏も中国資金に頼って選挙運動をしてきた経緯がある。影のスポンサーが中国なので中国とクリントン一家はとても親しい。

注)クリントン陣営が親中国派であることの詳細は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/20123-cdf7.html

 現在ヒラリー氏が共和党から追及を受けているのは電子メールのサーバーを私的に立てて国務長官時代のメールを公開しないようにしてきたことだが、これは公開されると非常にピンチになる案件が含まれているからだ(最も政治家のメールが公開されれば誰でもピンチになる)。
問題になったのは2012年9月に発生したリビア・ベンガジでのアメリカ大使を含む4名が殺害された事件だが、「なぜ大使がベンガジのような田舎にいて、しかも警備も手薄な中でやすやすと殺害されたか」ということだった。
ベンガジはカダフィ大佐に反対するイスラム勢力の拠点だったが、当時アメリカはこの反体制派に資金と武器の供給をしていた。
その交渉役がアメリカ大使だったのだが、当然カダフィ側からは敵対行為になるので警備が手薄なところを襲撃して殺害したといわれている。

注)他の説として、カダフィ大佐側の劣勢が明確になっていたので、大使がそれまでの武器を回収してシリアに送る話し合いをしていたところ、シリアとロシアの特殊部隊が大使を殺害したともいわれている。

 いづれにしてもその間の経緯が明確でないため、議会は調査委員会を立ち上げ、ヒラリー氏に当時の電子メールの提出を求めたところ公的には一切存在しないことで大騒ぎになった。メールはすべて私的サーバーの中にあり、しかもベンガジ関連はすべて抹消されていたからだ。
この事件はヒラリー国務長官時代の大使殺害という大失策であり、ヒラリー氏が政治的に無能な候補であるとの証明にうってつけなので、共和党が追求してやまない案件になっている。

注)その間の詳しい経緯は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-bb51.html

 ヒラリー氏にはホワイトゲート事件、ベンガジでの大使殺害にまでなった対応のまずさ、私的サーバーによる電子メール疑惑、そしてクリントン一家に忍び寄る中国マネーと何とも胡散臭い話が多すぎるのだ。
私はクリントン一家と中国のあまりに濃密な関係を危惧しているが、ヒラリー氏が大統領になると再び日本無視政策に戻る可能性があって日本にとっては厳しい状況になるだろう。

 民主党では現在のところヒラリー氏が断然優位で、一方共和党は何かトランプ氏が一人でおどけているようなところがあって、ヒラリー氏の大統領就任はかなり可能性が高い。
そのヒラリー氏がTPPに反対したことはこの協定の締結に暗雲が垂れ込めているといっていい。
ヒラリー氏は中国を封じ込める意志などないから、オバマ氏と安倍氏が推進した21世紀の中国包囲網に穴が開くかもしれない危惧がある。

(別件)  現在高校1年生の数学の指導を行っています。以下の条件で対応いたします。

・ 対象: 高校1年生で中学時代の数学は理解できていたが高校になって急に困難になった生徒
・ 場所の制限: 我が家で指導をしているのでおゆみ野等近在に住んでいる人
・ 勉強方法: 当初は集中的に指導を行ってある程度実力がついたら週1回程度に変更する。指導に基づいて必ず毎日1時間は数学の勉強をしてもらう。
・ 目標レベル: 教科書を完全に理解できるレベルを目指すので、使用している教科書に基づく指導になる(大学受験レベルはさらに高いので落ちこぼれつつある生徒が目指しても無理)
・ 費用:実費レベルを徴収 月1万円(高校生を教えるために資材の購入やそのための準備で多大のエネルギーがいるため実費レベルの徴収をする。ただし家庭の事情で支払いが困難でかつ本人が勉学の意志が固ければ費用の免除も検討する)

 
希望者はこのブログの「コメント欄」か「メール機能」を使用して連絡してほしい。なお募集人員は1名なので採用者が決まれば後の方はお断りする。

なお私がなぜ高校一年生の指導をするかの経緯は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/ppppp-5.html





 

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