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(27.9.12) 鬼怒川大水害 日本の救助体制は実にしっかりしている!!

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(ブログ 「ちば公園のベンチから」に掲載された利根川河口付近の様子。樹木からこちら側は公園の広場だが水没している) 

 鬼怒川は昔から暴れ川だった、江戸時代にも何回も決壊しているが戦後は鬼怒川水系でいくつもダム建設が行われ、特に川治ダムが昭和58年に建設されると水害の被害がほとんどなくなった。
やれやれ、これで鬼が暴れることはあるまい

 しかしこの予想は甘かったようだ。50年に一度という豪雨が鬼怒川水系に襲い掛かり、2日間で500㎜から600mmの集中豪雨を降らせたが、鬼怒川の堤防はそれを支えきれなかったようだ。
茨城県常総市の新石毛地区の堤防が約140mにわたって決壊し、その近くにあった民家を押し流していた。

NHKがその場面を継続して実況中継していたが、恐ろしいほどの水流で堤防近くにあった民家が次々に押し流されていた。
ある男性は電信柱につかまりかろうじて流されるのを防いでいたし、確実に流失しそうな民家の屋根にも救助を待っている人もいた。

 自衛隊や消防庁や海上保安庁や警察のヘリコプターが次々にそうした人を救助していた。私は救助が間に合わないのではないかと心配したが、実に的確なタイミングで救助が行われその心配は杞憂だった。
しかしこうした民家が林立している場所の救助は本当は難しいのだ。
民家の周辺には電信柱がいくつも立っていてヘリの羽が引っかかったら墜落は免れそうもなかったが、レポーターが「電気は止めているのでヘリが感電することはありません」と説明していた。

 特に危険が迫る新石毛地区の救助は陸上自衛隊のヘリが旋回していたが、その運転技術には驚愕した。実に見事なホバリングでまたレスキュウ隊員の手際もすばらしい。
な、なんて救助が上手なんだ・・・・・」。

 近年日本では過去に例を見ないといわれる災害がやたらと発生している。東日本大震災は特にそうだが、それ以外に昨年の広島市の集中豪雨による住宅の消失や、今回の鬼怒川の堤防決壊や、また異常気象として夏がやたらと暑くなっている。何か日本は亜熱帯になったみたいだ。
今回の台風17号と18号もそうで生まれて数日で日本に襲い掛かった
ここは熱帯じゃないよ・・・・・

 先日NHK でメガ・デザースターという番組をやっていたが、「歴史的に気象を追うと20世紀は相対的な気候の安定期だったが、21世紀は気候が大きく崩れて降水量が増える世紀になる」と研究者が説明していた。
長期的な変動では日本は雨期に入るようだが、それに輪をかけて中国が温暖化ガスを排出しているので「今後信じられないような集中豪雨による災害が発生するとおもわなければならない」と番組が警告していた。
その警告の舌の根が乾かないうちにこの鬼怒川大水害が起こった。

 今回は50年に一度の降雨だそうだが、今後こうした○○年に一度というような降雨量がどこでも降ってもおかしくなくなってきたようだ。
現在の堤防設計はそうした想定外まで備えていないから、今後ますます過去に例を見ない洪水が発生するのだろう。

 今回鬼怒川水域に集中的に雨が降ったが、テレビの気象予報官が「南から北に一直線に積乱雲が次々に発生していますが、これは線状降水滞といって今回はこれが二日間にわたって居座ったために500㎜を越す豪雨になった」と説明していた。
画面を見ると私の住んでいる千葉から茨城、栃木にかけて厚い雨雲が帯状に北上していくのだが、南からすぐ雨雲がわいていつまでも途切れることがなかった。
線状降水滞なんて初めて知った名前だ・・・・・・・・・・
通常線状降水滞は一か所にとどまることなく数時間で東に移動していくものだそうだが、今回はそれが全く場所の移動をしなかったため思わぬ雨量になったのだという。

 今回の大規模水害で死者行方不明者は現在30名程度になっている。私はかつて伊勢湾台風で約5000名の死者が出たのを知っているので「ひどい水害だが死者が少なくて良かった」とほっとしている。
自衛隊や消防庁や海上保安庁や警察の救助も実にしっかりしていたし、NHKも適切な情報を全国に途切れることなく流していた。
そして安倍総理を中心に救助体制がよく整えられていたと私は思う。
それは他の災害対応と比較すると分かるので昨年の韓国のパク・クネ大統領のセウォル号事件の対応や、東日本大震災の時のヒステリーを爆発させていただけの菅直人氏とはえらい違いで、やはり指導者がしっかりしていれば救助体制もしっかりする。

 今回の鬼怒川大水害はそれ自体としてはひどい悲劇だが、一方日本の救助体制が十分整備されて機能したことをみて私はホッとした。
大丈夫だ、メガ・デザースターの時代に日本は生き残れる実力を示している

 



 

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評論 日本の政治 危機管理」カテゴリの記事

コメント

当日、安倍首相は、昨年の自衛隊統幕長の米国への説明事実の確認のために、関係者と協議しており、
洪水被害対策本部を設置したのは午後3時頃だったと聞いています。
当然対策本部が優先のはずで、設置が遅いと思います。国民軽視だと思います。

投稿: 謙 | 2015年9月12日 (土) 11時33分

アメダスを多数設置しても、気象庁、国土交通省のアメダスのデータ利用がだめです。
鬼怒川は、「鬼が怒る」と書くのは、洪水が周期的に発生してきたからでしょ。
だったら住民に有益な情報をもっと早く、だして,それを住民が判断する必要があると思います。

投稿: NINJA300 | 2015年9月15日 (火) 13時07分

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