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(27.8.5) 資源価格の低迷と世界経済のパラダイムシフト 資源立国の時代の終わり!

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 ここに来て国際商品の価格が急激に低下しリーマンショック時を下回り12年ぶりの安値だという。
国際商品とは原油や天然ガスや鉄鉱石や金や石炭等を言うのだが、こうした価格の平均が急激に低下し始めた。世界経済に明らかに異変が生じている。

注)ロイターのコアコモディティー指数の推移はリーマンショック前は450程度だったのがリーマンショックで約200に落ちた。その後350まで回復したがここに来て200を切ってしまった。

 ここ10年程度に限って言えば世界の国際商品を買いあさっていたのは中国で、そのために高騰が続いていたが、昨年の夏ごろからこうした国際商品の価格が低下し始めていた。
特に目を引いたのが原油価格で当時1バーレル100ドルを超えていたのに、今では50ドルを割り込んでいる。
金価格も同様で、1トロイオンスが最高時には2000ドル近くまで行ったのに、今では1000ドルが目前に迫った。

 簡単に言えば国際商品価格はリーマンショック前の価格の約半額になってしまった。
日本等はLNGの輸入金額が劇的に減少するので願ったりかなったりだが、一方資源輸出国は塗炭の苦しみだ。
OPEC、ロシア、ブラジル、南アフリカ、オーストラリア等が主要な鉱物資源輸出国だが、特にロシアとブラジルと南アフリカは国家財政が赤字に陥っている。
アメリカではシェールガスやシェールオイルの掘削を行ってきた企業が次々に倒産し始め、日本の商社はシェールガスや石炭等の資源事業から撤退を始めた。
資源は今では収益を上げる事業ではなく反対に赤字が加算していく。

 ここ10年中国の成長が即世界経済の成長と結びついておりロシアもブラジルも、南アフリカも石油や天然ガスや鉄鉱石や金を中国に売ることによって経済を維持発展させてきた。中国の資源がぶ飲み体質が世界経済を引っ張ってきたといえる。
その中国経済がほとんど急ストップといっていいほどのスピードで停車したのが昨年の夏場で、今では中国経済は逆回転している。
公表のGDPは約7%の成長をしていることにしているが、世界中でこの数字を信じている人は中国人を含めて誰もいない。

 世界貿易は委縮をはじめ15年1月から5月間で輸出は約11%、貿易総額は約13%対前年比で減少した。
中国も韓国も貿易額が減少しており、特に韓国は国際経済の委縮をもろに受けて経済は崩壊の瀬戸際にある。
ロシアなどは石油と天然ガスだけで経済を維持してきたのにその価格が半減したことで国内経済はがたがたになり国内に貧乏人があふれ出した。

 先進国は十分に経済成長を遂げているので今後の成長率は1~3%の間で、それも金融政策で紙幣を印刷することでかろうじて維持できるのが実態だ。
一方新興国はエースだった中国経済の急失速でけん引役がいなくなってしまった。
インドが今後の成長の牽引役を期待されているがまだ経済規模が小さくとても世界を引っ張っていくほどの力はない。

 だから今後10年程度を見ると世界経済は後退期にはいり、資源価格に対する需要は低迷し、資源立国の収支は悪化する。
世界経済のパラダイムがシフトし、新たな時代に入ってきたといえる。
これを世界経済の委縮の時代と山崎経済研究所の山崎所長は名付けていた。

 

 

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