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(27.8.16) 夏休みシリーズ NO11 毒物餃子事件を隠蔽しているのは誰だ

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 夏休みに入ります。この間は過去のブログ記事の再掲になります。

  毒入り餃子事件のことを覚えておられるだろうか。中国政府は絶対に中国の責任ではないと突っぱねていたあの事件である。
ところが途中で中国の責任であることに中国は気づき、そっと日本に通知してきた。しかしこの事実は読売新聞がスクープするまでは国民に知らされなかった。この隠ぺい工作は外務省が行ったと私は判断してこの一文を記載した。

(20.9.2) 毒物餃子事件を隠蔽しているのは誰だ

 とても不思議なことが起こっている。昨年末から今年の1月にかけて、千葉県と兵庫県の3家族10名が中国産餃子を食べて食中毒を起こした事件の真相を、日本側で隠蔽しようとする動きがある

 信じられないことだ

 日中両国の警察当局がそれぞれメタミドホスの混入は自国ではないと主張して対立していたが、6月中旬、洞爺湖サミットを前に中国は外交ルートを通じて「天洋食品が中国国内で回収した餃子を食べた人が、重大な健康被害におちいった」と通知してきた。

 中国国内で発生したのだから、これは日本でメタミドホスを混入したことはありえない。中国で混入したことの決定的証拠だが、なぜかこの事実が伏せられた。

 この事実が明らかになったのは読売新聞8月6日の朝刊で、「天洋食品が事件後に中国国内で回収した餃子が流通し、この餃子を食べた中国人が有機リン系殺虫剤メタミドホスによる中毒被害を起こして、重大な健康被害が出ていることが分かった」と報道したからである。
この報道は読売新聞のスクープで他紙にはこの記事はなかった

 それからの日本政府のドタバタぶりはひどかった。
福田首相が当日「わが国の捜査当局と情報交換している状況だ。どういう状況か今申しあげるわけには行かない」とコメントしたが、翌日高村外相が「情報提供者が公表しないでほしいといっている以上、公表しない。捜査のことだからということにも一定の合理性がある」とコメントした。

 さて、この高村外相の言葉は本当に真実か。「一定の合理性」とはなんとも奥歯に物が挟まったような言い方だ。
ここからはホームズワトソン君の出番だ。

ホームズ、今回の高村外相の言葉は真実だろうか。それにしても6月中旬に中国から通知があったのに8月6日に読売新聞がスクープするまで国民に知らせなかったのはなぜだろう

この鍵は読売新聞の記事がスクープだったことに隠されている。誰か内部のものがそっと記者に語ったのだ。
このまま隠しておくのはまずいと思った人がいたわけだが、その人が誰かと言うことだ


高村外相周辺の政府関係者じゃないのかい

いや、これは政治家ではない。この種の情報は外交ルート、すなわち外務省経由で通知される。知っていたのは外務省の中国ロビーと言われる人たちだ。だからそれをそっと知らせたのは外務省関係者だ

なぜ、そんなことをするのだろう。高村外相はどうして隠そうとしていたのだろうか

いや、高村外相は読売新聞がスクープするまで、事実を知らなかったと思われる。外務省の中国ロビーが情報を隠匿していた可能性が一番高い。

高村氏は政治家だから、日中間で政治問題化した案件で中国よりの立場をとれば国民がどう反応するか読める。
お前は中国の手先か』と思われることが一番怖い。そうなると選挙で勝てない。

一方外務省の中国ロビーは選挙はないので国民のことは考えない。自分の栄達だけを考える。将来中国大使になりたければ、中国のご機嫌を損ねたくない。中国から『公表しないでくれ』と頼まれれば恩を売りたくなるだろう

福田首相も高村外相も読売新聞のスクープで事実を知ったと言うわけか。それであんなにドタバタしていたんだな。すると高村外相の会見はどう判断すればいいのだろうか

政治家として知らなかったと言えば、それこそ『何をやっていたんだ』と言われてしまう。泣く泣くあのような会見になったはずだ。本心は『中国ロビーのやろう』という気持ちだろう

8月31日の毎日新聞の記事に『中国の捜査当局が従来の方針を転換し、中国国内での毒物混入の可能性を含めた捜査を進めており、これは胡錦濤国家主席の指示だ』と載っていたが、これは事実だろうか

こっちは中国国内の官僚機構の問題で、中国の警察当局は『メタミドホスは中国で混入されたことはない』と大見得を切った手前、捜査を適当にサボタージュしているからだ

そうなると、日本も中国も官僚機構が情報隠匿したりサボタージュしたりしているので、政治家が翻弄されていると言う構図なんだな。なんともひどい状態だね

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