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(27.6.8) ひどいボタンの掛け違い  新国立競技場がオリンピックに間に合わないじゃないか!!

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 ここに来て新国立競技場の建設をめぐり、二つの大きな問題が発生している。
一つは舛添東京都知事がヘソを曲げていることと、もう一つは過剰投資問題である。

 もともと東京オリンピックは石原元都知事が熱心に誘致運動をしてきて、オリンピッの誘致に成功し国立競技場を建て替える場合は建設費の半分は東京都が負担すると文部科学省に約束していた。
石原氏の後を継いだ猪瀬氏もこの約束に同意していたが、猪瀬氏が徳洲会グループから資金提供を受けていたことが判明して辞任したため、この負担金問題が宙に浮いてしまった。

 新たに舛添氏が知事になったのだが、文部科学省は従来通り東京都が分担金支払いに応じてくれるものとばかり思っていたが、舛添氏「そんなことは引き継いでない」という。
だから正式に文部科学省から話がなければ都民の金を支出することはできない」と居直った。

 下村文部科学相と舛添氏の話し合いは5月18日に行われたが、下村氏としては晴天の霹靂でまさか舛添氏がケツをまくると思っていなかったので、そのあとはてんやわんやの大騒ぎになってしまった。
オリンピックは東京都が誘致したのだから分担金に応じるのは当然だろう
それなら資料を持ってちゃんと説明しろ。第一、建設予定費用1692億も資材の高騰等でさらに膨らむというでははないか。一体いくら膨らむのだ。説明がなければ東京都はビタ一文出さない
しかし石原さんや猪瀬さんとは約束をしてきた」
私は石原でも猪瀬でもない。今までの話など知らない

 仲を取り持っているのは日本スポーツ振興センターISC)の元総理の森会長だが、「舛添さん、あんた東京都でオリンピックを開くのに金をびた一文出さないなんて方はないだろう」と仲裁役もへそを曲げている。
分担金問題はどう見ても舛添知事が依怙地を張っているとしか思われない。
俺の顔をたてろ」といっているのだ。

 だがことの本質はこの分担金問題というよりも過剰投資問題になっており、文部科学省はその対応で手いっぱいだったというのが実態だ。
新国立競技場のデザインコンペは2012年に行われたのだが、デザインはイギリスの設計事務所のザハ・ハディド氏が設計をしたものが採用された。一見すると兜カニのような形のUFOで、スターウォーズのイメージに近い。
建設費用は1300億円を予定したが、この金額は今までのどのオリンピック会場の建設資金よりも高い。

 メインの会場の建設費はアテネ大会で300億北京大会で650億、ロンドン大会で700億程度だったから、1300億も相当高い値段だが、さらにザハ・ハディド氏のデザインを正確に守って建設すると3000億はすると建設会社がはじいた。
計算したのは請け負った大成建設と竹中工務店である。
特に屋根を支える二本のアーチは特殊すぎてお金よりも工期が間に合わないことがあります
オリンピックのための会場なのに間に合わなければ世界に恥をさらしてしまう。
大成建設と竹中工務店に言われて文部科学省は真っ青になってしまった。

 そこで新国立競技場の売りだった開閉式屋根を取りやめ、また自動的に客席をせり出す装置も止めて予算を切り詰め、1693億円に抑えることでなんとか設計を修正することにした(ただしザハ・ハディド氏の正式な了承は得ていない)。
そして5月18日に舛添氏にその話を持っていったところ舛添氏からけんもほろろな態度を示されたわけだ。

 文部科学省としては東京都から梯子を外されたようなものだ。、
舛添のやつ、いったい何を考えてるんだ。お前のとこのオリンピックだろう
金を出してほしければ俺に手をついて頼め
文部科学省としてはさらに高騰する資材費の調達問題や、ザハ・ハディド氏との契約見直しのほかに舛添氏の説得が加わり、すっかりいやになってしまっている。

 しかしオリンピックを開催するのに競技場がなければ恰好がつかない。
国立競技場を解体するんじゃなかった」なんて話しも出てきて収拾がつかない。
本質的な問題としては「そんなにバカ高い国立競技場を作ってどうするの?」という問題がある。
毎年の維持費だけで50億円はかかりそうで、その維持費の負担で国と東京都は悩むだろう。
オリンピックを当て込んで公共工事で景気回復を図ろうとしたが、費用の調達問題でつまずいてしまった。
この問題は日本の今後の公共投資のあり方に一石を投げそうで十分トレースしていく価値がある。過剰投資はどこまで許していいかという問題である。

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評論 日本の政治 東京オリンピック」カテゴリの記事

コメント

舛添知事のテレビで発言される様子を拝見すると彼は今かなり思い上がったと言うかカッとのぼせ上がった状態の様に私には見えます。
相手が誰であれ怖いものなし, 言いたい放題 私舛添がOKしなければ何も通さない 先ず私に相談依頼すべき 私が決める・・・・・独裁的権力者は選挙で選ばれた私舛添であると吠えまくっていますね。 選挙民はそこまで突っ走る権利は与えていないと思ってるはずですが どうでしょうか。

沖縄の知事もこの状態でしょう。 吠えまくっています。 しかし尖閣諸島に中国公船が侵犯しても一切吠えないし抗議の様子もないし, いや沖縄住民からも抗議の声が上がったようには聞いてませんが 彼ら琉球人は本土の連中が勝手に中国と争っているんで独立すれば中国と仲良くやれると思ってるんでしょう。 住民が立ち上がらなくても声を上げなくても親切な中国は何にも手を出さないと思ってるんです。
だったら奄美諸島までで結構, もう沖縄は切り捨てましょう。 あの島の連中はあの景色から想像されるような明るい人の好さはありません。 何年か前に米軍関係者が思わず本音を漏らし問題になりましたが本質はかなり・・・・・ですよ。 仕事で何度も何度も行って滞在した感じです。

舛添知事から話が脱線して申し訳ございません。

投稿: 絶望人 | 2015年6月 8日 (月) 08時35分

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