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(27.6.5) ギリシャ危機は終わった。 もうみんなで緊縮財政は放棄だ!!

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  2009年以降津波のようにし寄せては引いていたギリシャ危機はどうやら欧州の最大の問題ではなくなったらしい。
15年2月にギリシャ支援策の延長ですったもんだし、結局15年6月末までその支援策を継続することにしたのだが、今は互いに条件闘争を行っており市場の観測は「どうせどこかで妥協して支援は継続される。だからギリシャ危機は発生しない」と読んでいる。

注)15年2月段階でのギリシャ支援騒動については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-8d2d.html

 ギリシャの国庫は完全に底をついており、5月のIMFへの返済金7.5億ユーロ(約1000億円)などはIIMFに積んでいた預金を取り崩して行ったし(SDR引き出し権という)、公務員給与や年金支払いは地方政府や政府の準機関が隠し持ってた預金をかき集めて支払った。
しかし6月分はもうない。

 6月にはIMFに対しさらに16億ユーロ(約2100億円)の返済をしないとならないし、さらに7月にはECB(欧州中央銀行)に70億ユーロ(約9500億円)の返済をしなければならない。
だがギリシャ政府の金庫はからだからびた一文も返せない状況になっている。
それでも急進左派連合のチプラス首相が平然としていられるのは、必ずEUは妥協してこの返済資金の手当てをしてくれると踏んでいるからだ。

 なぜチプラス氏が自信があるかというと、ECBがこの3月からドイツの反対を押し切って金融緩和策を展開しているからだ。毎月10兆円規模の(建前は優良な)国債を購入して市場にばらまいているが、これはアメリカのFRB、日本の日銀に順じた金融緩和策で、ヨーロッパも金融緩和に舵を切った。
金はいくらでも出すから公共工事でも年金増額でも好きなことをして景気を上向かせろ」といっているので、一人ギリシャだけに緊縮財政を強いるわけにいかなくなった。
真面目に緊縮財政を守っているのはドイツだけで後のユーロ各国はこのECBの超資金緩和を喜んで受け入れている。
やはりヨーロッパもアメリカや日本並みの緩和策で景気を刺激せんとあきませんわ!!まあ、ギリシャさんもおなじこってすわ!!」

 6月末の支援期限がせまったのでさすがのドイツも妥協案を示した。
財政健全化の目標年次を先に延ばしたり目標基準を大幅に下げたりしてチプラス政権が妥協しやすいようにした。
チプラスさん、これで妥協してくれ、そっちがその気を見せてくれさえすればわが国の国民も納得する
もはやドイツも本気でギリシャに緊縮策を求めていない。実行するふりさえしてくれればOKを出すということだ。


 今や緊縮財政の時代は終わり、現在は金融大緩和の時代に入っている。アメリカも日本も中国も大緩和を実施しているし、ドイツの反対で緩和策ができなかったECBもついにドイツを口説いてこのグループに滑り込んだ。そんな中でギリシャにだけ緊縮財政を説いても迫力がない。
父ちゃんはキャバレーで豪遊だ。だが坊主おまえには小遣いはなしだ!!」とは言えない。

 何度も同じことを言って恐縮だが高度に発展した資本主義経済では何もしなければ経済は失速する。それは当たり前で公共工事などやりすぎて保守に困っており、自動車や家電商品などは家にあふれかえっているのでこれ以上買いたくもない。
旅行しように老人ばかりだから体力に限界があっておいそれとは海外旅行にも出かけられない。簡単に言えば消費が伸びないのが普通だ。

 だからそうした経済では金を印刷して株価と地価を上げなんとか経済成長をしている素振りでもしなければどうしようもないのだ。
21世紀に入ってアメリカも日本もそのことに気づき、一斉に金融緩和に乗り出した。
まあ、花見酒の経済みたいだが伸びないよりましだろう
みんなが酔っぱらって花見をしている間は楽しく、高度に発展した資本主義経済は無駄をすることだけが生き延びる唯一の方法だ。
ECBがこの花見酒の経済に舵を切った以上、ギリシャに緊縮策を求める時代は終わったといってよい。


 




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評論 世界経済 ギリシャ経済」カテゴリの記事

コメント

ギリシャのバルファキス財務相はオーストリア国籍も持ってるとか, 学歴はイギリスの国立大学卒, 大の親ロシア経済学者でモスクワにいる時が一番リラックスしプーチン氏とはツーカーの仲とか, あるいはアメリカの例のソロス氏の企業にも関係していた市場経済信奉者であるとか・・・・・・、。
そして今日はギリシャの債務は全部支払う, と言うニュースもありますが 大変な人脈をお持ちの複雑怪奇な方のようですね。 

こういう複雑怪奇でどこにでも通用する 国際的人脈を持ってる人物が日本にもこの際必要と思いますが,とてもとても絶望的。  原爆を二発も落とされそれても単純にアメリカ追随単細胞首相しか持てない日本は今大変危険な分水嶺に立っていると思います。 沖縄は怒り独立するのも時間の問題です。

勿論日本経済は単純な花見酒経済です。 間違いありません。 花見に行く途中で酒は飲み干されてしまい 酔っ払いが 日本人が 皆途方に暮れる事態になるでしょうね。 最後の審判がいつ下されるのか もうどうしょうもありません。 日本の国家がバルファキス氏のような人物を育てず 東大信奉のみの矮小国家であることが致命的でした。  日本経済のほうが破綻するのは確実で早いでしょね。

投稿: 絶望人 | 2015年6月 5日 (金) 07時00分

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