« (27.5.12) 視力は8割まで回復した。退院だ。 | トップページ | (27.5.14) 日本の医療水準は世界最高 日本の絶対の切り札になれる »

(27.5.13) 失敗記 ほとんど失明しかけた。 原因は・・・・・

Photo

 私は人生で何度か馬鹿げたことをしてきたが、今回の病気についてはそれをさらに思い知らされた。ほとんど目が失明しかけたからだ。

 急に字が読めなくなり背景の画面が揺らぎだした。あまりの異常さにびっくりしたがこうした場合は一日寝ると翌日には治ることが多いため、翌日まで待ったらさらに悪化していた。慌てて眼医者に飛び込んだら大病院に行けという。
千葉メディカルセンターという千葉県 では著名な病院に飛び込んだら、ブドウ膜炎の一種の原田病だという。聞いたこともない病名なので「先生、それなんですか?」と聞いた。

 私は全く知らなかったが目にはブドウ膜というバリアーが目を取り囲んでいてこれが外部の菌等の異物の侵入を防いでいる。丁度のブドウの粒ような形で皮が目を取り囲んでいると思えばいい。色もブドウ色だそうだ。
城で言えば外堀の役目でここが突破されるとその次には網膜が攻撃される。ここが内堀なのだが網膜は簡単に突破されてその結果網膜の後ろに水がたまる。そうなると網膜が後ろから押されて凸凹になって像を結ぶことができなくなる病気だそうだ。

 対応は大量のステロイドを注入してブドウ膜と網膜の炎症を抑えることで、これを3日間行う。入院しなければならないのは糖尿病や高血圧の患者の場合は症状を悪化させるからで、経過を見ながらの投入になる。
これで炎症は収まるが背後の水はすぐにはひかないから全快というわけにはいかない。数日間は今度は量を減らしてステロイド剤を飲んで水の引くのを待つ。
私の現在の状況はそうした段階でまだ見え方は非常に悪い。

 原田病の原因は一般的には明確でないといわれているが、それはブドウ膜の損傷のパターンにいろいろな場合があるからだ。
私の場合は思い当たるふしがある。なぜこの原田病になったのかというと非常に悲しいほどの失敗があるからだ。
最初の症状が現れたのは昨年の12月で、右目がいたんで炎症を起こした。たぶんブドウ膜が痛んでいたのだろう。この時はステロイド剤で1週間ほどで治ったので安心していたら、3月末ごろからまた急激に右目が痛むようになった。さらに左右にフラッシュバックという白い影まで出る。誰かいるのかと見てみると幻影であったことが分かる。
この時は脳外科医を紹介されてMRIでチェックしたが脳には損傷はなかった。

 だがその数日後に決定的な原因が分かる事象が発生した。私が自転車に乗って坂を思いっきり速いスピードで走り下りていたら、目に花粉状のものが飛び込み目に刺さったのだ。
かなりの痛みですぐに眼医者で抜いてもらったが花粉が刺さるなんて異常だ。
実は私は昨年から腰と膝がいたんでマラソンができなくなったため専ら自転車に乗っていた。天候が良ければ日に2時間から3時間で月に700km前後だ
自転車の種類はクロスバイクといってママチャリとロードレーサーの中間の位置づけだが結構スピードが出る。
最初はサイクリング程度だったがそのうちにレーサー模様になってきた。特に昨年の12月頃からある区間のタイムトライアルをしたり、坂道になると思いい切りギヤを踏み込んで体を前傾姿勢で坂に突っ込みとクロスバイクでも65km程度のスピードになる。

 私はこのスピードによってしまったが、このころから目が急激に痛み出していた。目をゴーグル等で全く防御しなかったのが失敗だったのだ。人間はいくら速く走っても40kmが限界だ。それ以上の防御は必要ないからブドウ膜は65kmの風圧でごみや花粉や木くずや虫が目に飛び込んで来たら耐えられない。
それを昨年の12月から4か月にわたって私は何も目を防御しないままに自転車をノリまわしていた。
そして花粉が突き刺さりブドウ膜の防衛線を突破されてしまった。
5月の連休前には左目もいたくなり、目の視力は急激に落ちて細かい字が徐々に見えなくなっていた。

 あとは上記に記した経緯をたどって網膜剥離の一歩手前に行ってしまったわけだ。人間の防御能力を超えた運動をするときにはそれなりの装備をする必要があるがそれをしなかった天罰だ。人類の進化史を無視した行動で自業自得というものだろう。えらい失敗だったと反省している。

 

|

« (27.5.12) 視力は8割まで回復した。退院だ。 | トップページ | (27.5.14) 日本の医療水準は世界最高 日本の絶対の切り札になれる »

健康 眼病」カテゴリの記事

コメント

退院、おめでとうございます。

思い当たるフシがあったのですね。
自転車競技選手やマラソン選手なども、競技の際にはサングラスをかけているところを見かけます。
伊達めがねではなかったのか・・・。

これから夏に向かって、日常でも紫外線が気になる季節になりました。
自転車に乗らなくても、サングラスをしていて、変には思われないと思いますよ。

回復後のブログ再開を楽しみにしておりますが、お大事になさってください。

投稿: 回復されてよかったです。 | 2015年5月13日 (水) 07時14分

そういうことでしたか。 それにしても凄いスピード, 大変な運動をされているんですね。 尊敬。
ゴーグルで目の保護も勿論ですが, 今後あまりスピードをお出しにならないように十分お気をつけください。

ゴーグルで余談、恐縮ですが,
子供のころ陸軍戦闘機の有名な撃墜王の方のインタビュー記事の記憶です。  隼戦闘機でよくキャノピーを開けて空中戦をしていたが........。との質問に対し, 視界向上の為ちょっとスピードが落ちるが敵機を発見するとキャノピーを開けた,そして ゴーグルも外した。 ゴーグルは飾りみたいなものだった。 とあったのが強烈な記憶で残っています。

空中戦で銃弾や 飛び跳ねる破片等で危険なはずですが, それでも視界優先だったんですね。
それにしても高い空は, 上空5,6千メートルは空気がきれいなんだと思います。 高い空は花粉も何も飛んでないほんとにきれいな空気なんだと思いました。

投稿: 絶望人 | 2015年5月13日 (水) 09時42分

鉄人、ご自愛ください。
でもこの行動が鉄人の由来かもしれませんね。

投稿: ポンポコ狸 | 2015年5月13日 (水) 14時32分

大変、勉強になりました。
大変でしたね。なによりです。

投稿: 芝桜 | 2015年5月13日 (水) 18時44分

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺にある
大風→土埃→盲人増加の流れを聞いて
「土埃くらいで失明するんだろうか?」と、ずっと疑問に思っていました。

この話を聞くと、「土埃」ではなく「大風+土埃」が危険だったのですね。
雨を伴わない激しい大風の日は、自転車でなくても気をつけようと思います。

投稿: トシロー | 2015年5月15日 (金) 21時37分

こんな 病気があるなんて 初めて知りました!
私は 原付だと 唯のおわんヘルメットで走ってましたが
これからは ゴーグルをする様にします!
30キロで走ってたって 向かい風の突風が来たら
簡単に 凄い風圧になりますものね!

大分 良くなってる様なので 一安心です
面白い(面白がっちゃイカンか?)コラムを載せて下さい

投稿: kuwankahn | 2015年5月19日 (火) 06時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (27.5.12) 視力は8割まで回復した。退院だ。 | トップページ | (27.5.14) 日本の医療水準は世界最高 日本の絶対の切り札になれる »