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(27.4.3) 日銀短観の悲観症 これ以上の好況はないのになぜ悲観なの?

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  日本人はつくづく悲観症なのではないかと、あきれ返ってしまった。
日銀が短期観測(日銀短観)を発表したが、3か月前と好況感は横ばいで先行きについては悲観的だという。
日銀短観とは日銀が資本金2000万以上の企業1万社を対象にアンケート調査した結果をまとめたものだが、企業に景気が良いか悪いかを尋ね「良い」から「悪い」を引いた値を業況判断指数DI)として発表しているものだ。

 それによると3月のDI全規模全産業で+7、大企業製造業は+12、大企業非製造業が+19、そして中小企業全産業が+2だった。
これを見て私などは「そうか大企業はほぼ好況感に包まれていて、一方中小企業にはまだ十分浸透していないのだな・・・」という判断をするが、毎日新聞の見出しなどは「景況改善せず。先行きは悪化」となっていた。
私がもし見出しをつけるとしたら「リーマンショック以前の好況感に戻る。中小企業にも明るさ。しかし先行きに慎重」というところだ。

 「悲観症」には二つの側面があって企業の悲観症とマスコミの悲観症がハーモニーとなって日本経済の見方が下振れしている。
中国だったら「わが国の経済は有史以来の最高の状態になっている」というだろう。

 現状を見てほしい。大企業の決算状況は輸出産業を中心に過去最高益を稼ぎ出しているし、株価は2万円に迫ろうとしているし、不動産価格も都心を中心に上昇している。
大学生や高校生の就職状況はほとんどバブル状態で賃金を上げなければ人手が集まらない。
確かに住友商事などはシェールオイルの投資に失敗し減損処理に追い込まれて赤字を計上しているし、シャープなどはこの期に及んで液晶パネルの販売に失敗し赤字になっている。
しかし全体で見ると上場企業の営業利益率は27年3月期は6.3%と1980年以降で過去最高になり、これ以上儲かったらどうしようというような状況だ。
これで景況が悪いと判断するなら「いったい良いとはどのような状況を言うのですか」と聞きたくなるくらいだ。

 安倍首相と黒田日銀は過去に例を見ない通貨の膨張で円安政策を推進し輸出産業に未曾有の収益を上げられる環境を演出した。
黙っていても収益が上がるのにこれで業況が悪い会社はほとんど自業自得で言ってみればがん患者のようなものだ。
さすがの名医も末期のがん患者は救えないがそれと同じだ。

 さらに視点を変えて日本がいかに好調かはライバルの韓国の経済状況を見ればはっきりする。韓国経済は日本経済を見る鏡なのだ。停滞の20年間日本企業は韓国企業に蹴散らされてきた。
サムスンに対抗できる企業はなくソニーもパナソニックも赤字に苦しみ、シャープなどはほとんど倒産直前に陥った。
そのサムスンが今急激に収益を減らしており、現代自動車はぱったり売れなくなってきた。
ウォン安だけが韓国経済のけん引役だったので、そこを安倍首相につかれては韓国企業の生き残るすべはない。
韓国の新聞の論調は悲観一色で、韓国が停滞の20年に入り日本病になったと報じているが韓国が病人になれば日本が復活する。

注)サムスンの経営悪化状況については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-69f6.html

 何しろ韓国の輸出産業はサムスンが出現するまではすべて日本のコピーで、日本製品よりは品質は悪いが圧倒的に安く、特に中国やインドと言った新興国で人気があったからだ。
日本製品はいいんだけれど高いから韓国製品で我慢するわ!!」
それが安倍首相と黒田日銀の円安政策で高品質の日本製品と低品質の韓国製品の値段がほぼ同じになったのだから韓国に勝ち目はない。出血輸出という手が残されて懸命に我慢しているが、これはいつまでも継続できるものでなく血がなくなれば死んでしまう。
日本輸出産業の復活は世界から見たら確実だ。

 日銀短観で大企業の製造業が将来(と言いても3か月後)を見て、「いつ円安が終わるかもしれないので楽観できない」という判断をしているが、私だったら「安倍政権が存続する限り円安政策は継続され将来の見通しは明るい」と評価する。
今が日本経済が過去のどのような時よりも輝いている時だとなぜ認識しないか不思議なくらいだ。
韓国を蹴散らし、停滞の中国から撤退し、インドやアセアンとの提携を強化する日本経済はバラ色だという方がはるかに現実的判断だとなぜ思わないのだろうか?
企業もマスコミも悲観論さえ出していれば「俺は立派な判断をしている」と思っているようだが、それでは現実を見誤るというものだ。

「最近私のブログにとてもレベルの高いコメントを寄せてくださる読者がいます。単にコメント欄に追いておくだけではもったいないのでブログ本文に転写します。なお転写の基準は私の意見に賛成反対を問わず内容が充実しているものは転写いたします。」

 すべての悲観論の根源はただ一点、財政赤字、つまり国債残高がうなぎ上りに上昇しいずれ破綻するのではないかとの不安です。

 財政が大きく傷ついているのは確かでその立て直しは言うまでもなく必要ではあるが、だがしかし、それは世界と日本の経済社会状況を勘案しながらなされなければならないと思います。
日本国民の慎重さ 善良さ 悲観主義に陥りやすい心配性の強さにつけこみ、ユダヤ金融資本の双璧ニューヨーク、ロンドンの金融界の手先たる格付け機関と称するムーディーズ社、それに便乗することしか能のない日本の経済評論家の言動、マスコミの不勉強等が一体となって日本社会に不安感を与えています。

 これは日本人が不勉強だからでもあります。
財政政策に関する古典派自由主義経済学者の学説を読んだこともなく、ただテレビを見、大衆新聞を読めば,自分は一応の中間階級物知りと思っている 夜郎自大的無知蒙昧 がそうさせていると思います。

 財政 経済運営にあたって 社会情勢 失業等経済雇用の運営のためにはいわゆる 「健全財政の必要はない」。

 もう学校を出て50年近くも経ちますが、この一文は記憶にありありと残っています。
この経済学者名前は失念いたしましたが、もしお分かりの方が居られましたらご教示下さい。 ケインズ経済学などもう用はないと言う金融資本に手玉に取られ 言われっぱなし右往左往する自信喪失の日本人は哀れです。

 我々はもっと自分の頭で考え 経済学を世界の経済史を勉強すべきです。
もし日本政府が財政出動しなかったらあの戦前のアメリカ経済破綻の二の舞い、いやそれ以上の惨状となり、日本はもう二度と立ち直れなかったことでしょうに。
日本は再建しました。財政再建は必要。 でもよくよく計画的に時間をかけ経済状況を慎重に考案しながら行うべきです。 
日本を破滅に追い込みたい、自滅に追い込み儲けたい鬼のような国ばかりですよ世界は。



(別件) カンパ募集中

 市民の財産は市民が守るおゆみ野クリーンクラブの活動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いしております。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修のテスト用資材に使用いたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、カンパ依頼の具体的な内容は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-6213.html

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コメント

全ての悲観論の根源はただ一点、財政赤字、つまり国債残高がうなぎ上りに上昇しいずれ破綻するのではないかとの不安です。

財政が大きく傷ついているのは確かでその立て直しは言うまでもなく必要ではあるが、だがしかし、それは世界と日本の経済社会状況を勘案しながらなされなければならないと思います。
日本国民の慎重さ 善良さ 悲観主義に陥りやすい心配性の強さにつけこみ、ユダヤ金融資本の双璧ニューヨーク、ロンドンの金融界の手先たる格付け機関と称するムーディーズ社、それに便乗することしか能のない日本の経済評論家の言動、マスコミの不勉強、等が一体となって日本社会に不安感を与えています。

これは日本人が不勉強だからでもあります。
財政政策に関する古典派自由主義経済学者の学説を読んだこともなく、ただテレビを見、大衆新聞を読めば,自分は一応の中間階級物知りと思っている 夜郎自大的無知蒙昧 がそうさせていると思います。

財政 経済運営にあたって 社会情勢 失業等経済雇用の運営のためにはいわゆる 「健全財政の必要はない」。

もう学校を出て50年近くも経ちますが、この一文は記憶にありありと残っています。
この経済学者名前は失念いたしましたが、もしお分かりの方が居られましたらご教示下さい。 ケインズ経済学などもう用はないと言う金融資本に手玉に取られ 言われっぱなし右往左往する自信喪失の日本人は哀れです。

我々はもっと自分の頭で考え 経済学を世界の経済史を勉強すべきです。
もし日本政府が財政出動しなかったらあの戦前のアメリカ経済破綻の二の舞い、いやそれ以上の惨状となり、日本はもう二度と立ち直れなかったことでしょうに。
日本は再建しました。財政再建は必要。 でもよくよく計画的に時間をかけ経済状況を慎重に考案しながら行うべきです。 
日本を破滅に追い込みたい、自滅に追い込み儲けたい鬼のような国ばかりですよ世界は。

投稿: 絶望人 | 2015年4月 3日 (金) 09時36分

山崎様の本音は『報道陣の人間的質の低下、フィロソフィーの低さによる・見識の無さ・真剣さの低下』いわゆる私生活時の努力不足を嘆いている?
といったところなのではないでしょうか。
報道者は賢兄の嘆きに真摯に耳をかたむけて、報道者の誇りをもって坂の上の雲に想いを馳せて進んでいただきたいと私も念願しております。
(でもまあ~なんと幸せな日本の嘆きでありましょうか(o^-^o))

投稿: さより | 2015年4月 3日 (金) 11時55分

世界経済は一体化しているので、量的緩和で先行した米国経済が、量的緩和なしの経済環境で力強く成長できれば、日本経済の未来もそれほど悲観的になる必要はない。しかし、経済関係者が今、心配しているのは、中国経済が失速し、米国経済が一進一退の動きをしていることで、世界の貿易が拡大しないことなのだ。8年近くづづけてきた量的緩和の効果がほとんどなく、米国の金利は上がるどころかさらに下がり、日米金利差の縮小で円安傾向が完全に終焉してしまうこともあり得る。まさに、FRBの量的緩和後の世界経済が吉と出るか凶と出るか今年が正念場だろう。

投稿: pij | 2015年4月 3日 (金) 17時57分

悲観的にもなると思います。何故なら、実質賃金が低下しているからです。いくら企業が利益をあげたところで賃金への還元もなく、消費税増税による物価上昇に賃金上昇が追いついていません。結果、消費税増税分の物価上昇を引いた物価上昇率は再度デフレに突入する水準にまでなっています。結局企業の収益は海外でのもので国内の需要は皆無です。需要が無ければGDPの創出も捗りません。結局は政府が財政政策をもって需要を創出すべきだったのですが、政府が行うのはデフレ促進策ばかりです。これでは悲観的にならない方が可笑しいと思いますが、如何でしょうか。

(山崎)DIは企業の心理をしめしたもので消費者の心理ではありません。このブログ記事の趣旨は企業がこれほどの収益を上げているのに悲観的なのはなぜかという疑問から発したものです。

投稿: ミルポッサ | 2015年4月 4日 (土) 18時25分

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