« (27.4.18) 毎日新聞の誤った「反安倍キャンペーン」 ジニ係数でずっこけた!! | トップページ | 827.4.20) ようやくだ、黒田日銀の異次元緩和が勤労者を潤し始めた!! »

(27.4.19)翁長氏の 無駄なパフォーマンス  国防は住民運動の上位概念だ。

23423_035 

 話し合いをして妥協点を探るのが政治だが、時としてそれが不可能ではないかと思えることがある。たとえばイスラム国といくら話し合いをしてもイスラム国が停戦に応じるはずがなく、またプーチン大統領がドネツク地方を手放すとも思われない。
戦争論の著者クラウゼビッツは「戦争とは他の手段をもってする政策の継続であると言ったが、政治決着がつかないときは戦争に訴えるよりほかに手段がない。
日本の太平洋戦争突入はクラウゼビッツの言う通りの経緯をたどった。

 4月17日に安倍首相翁長沖縄県知事との初めての会談が行われたが、普天間基地の移設に関して全く接点が見いだせないものだった。双方とも「会談をしたことに意義がある」とコメントしていたが、正直な印象は「いくら話し合いをしても無駄だ」と思われた。
安倍首相は「普天間飛行場の辺野古への移設が唯一の解決策だ」と述べたのに対し、翁長氏は憮然とした顔で「戦後自ら土地を奪っておきながら(老朽化したから、世界一危険だから、沖縄が負担すべきだ。嫌なら代替案を示せ)というのは理不尽だ」と反論していた。
互いに自己主張をしただけだ。

 政府はもはや辺野古以外の代替案はなく、一方翁長氏は「沖縄県民の意思」に背くことはできないと突っ張っている以上、話し合いは半永久的に平行線に終わるだろう。
どちらも妥協できない場合はガチンコの勝負になり、実力勝負になる。国家間だったら戦争だ。

 安倍首相は日本国の国防の責任をになっており、特に中国が尖閣諸島を虎視眈々と狙っている時に沖縄の防備を手薄にする選択肢はない。
もし沖縄の防衛を後退させればそれは中国に対し「日本は尖閣諸島を放棄してもいい」というメッセージを発することになる。

 国防は住民の意思の上位概念でたとえ住民が反対しても対応をしなければならない問題だ。少なくとも中国の脅威が去らない限り沖縄方面の軍備増強は必須だ。
もともと国防と住民の意思は本来同等でないのだから、話し合いをする筋合いのものでもなく、また話し合っても何らかの解決策が出てくるわけでない。
今回の会談は互いにパフォーマンスとしてのジェスチャーがほしいだけであり、両者とも話し合えば解決するとは少しも思っていないことは確かだ。

 翁長氏は仲井眞前知事のような政治家ではなく、住民運動の闘士だから政治的妥協を図ることはしない。「国外か県外」以外の選択肢はなく、もし沖縄の辺野古への移設を認めたらその段階で住民運動の闘士としての役割は終わる。
住民運動とはそういうもので仲井眞前知事は沖縄振興策と引き換えに辺野古への移設を認めたとたん選挙で敗北してしまった。
沖縄県民は「住民運動家支持」との意思表示をしたが、住民運動家と政治家安倍首相との話し合いは無駄だ。

 左派系の新聞や週刊誌はさかんに話し合いを主張しているが、妥協なき話し合いなどはしても無駄だ。かつて私が学生時代全共闘の活動家が東大の安田講堂で徹底抗戦したが、翁長氏のパホーマンスはそれに近い。
辺野古への移設は菅官房長官が言っていたように「粛々と進める」以外に方策はない。
住民運動は国防の下位概念であり、住民の意思を持って国防の重要事項をゆがめるようなことはありえないのだ。

 

|

« (27.4.18) 毎日新聞の誤った「反安倍キャンペーン」 ジニ係数でずっこけた!! | トップページ | 827.4.20) ようやくだ、黒田日銀の異次元緩和が勤労者を潤し始めた!! »

評論 日本の政治 普天間基地」カテゴリの記事

コメント

先日「沖縄の不都合な真実 」(新潮新書601)を読みました。
知事の行動が手に取るようにわかります。呆れてモノも言えない内容です。ぜひご一読を。

(山崎)さっそくアマゾンに注文しました。

投稿: 通ったすがり | 2015年4月19日 (日) 08時41分

「冷静に周辺事態も考えろ、現実に今出来ることは辺野古移設しかない」、よくわかるような気がいたします。

ただ政治、感情は別物。 安倍さん国家の運命を背負っている自負をお持ちなら、それなら自分で行動を、翁長さんに負けず行動をとるべきです。

日本は明治以来山口県人、長州人が政治 陸軍トップを占め国家運営に当たり、その流れの中先の大戦で大敗北を喫しました。 そのツケを沖縄に大きく負担させ今日に至っております。 彼も防長の人 そのツケはどう支払うのか、基地はどう始末つけるのか、先輩の大失敗、日本の大失態、大敗戦のこの残った傷をどう癒すのか、沖縄県民に説明しなければ誰も納得しないでしょう。 一基地の問題ではありません。

彼が宰相の器なら、 石を投げつけられ、唾を吐きかけられ、どんな暴言を浴びせられても、身の危険を感じても、自身沖縄に赴きよくよく説得説明すべきでしょう。 大変な事態です。移転は強行すべきではありません。  理由はよくご存知のとおりです。

事態は沖縄の分離独立、国家分裂の序章となるでしょう。  中国の狙いはは尖閣諸島どころではありません。

投稿: 絶望人 | 2015年4月19日 (日) 10時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (27.4.18) 毎日新聞の誤った「反安倍キャンペーン」 ジニ係数でずっこけた!! | トップページ | 827.4.20) ようやくだ、黒田日銀の異次元緩和が勤労者を潤し始めた!! »