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(27.4.23) 中国は幼児誘拐の常習国 年間20万人が誘拐される

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 中国は何でもありの国だがさすがにこれには驚いた。
NHKのクローズアップ現代が報じるところによると中国では毎年20万件の幼児誘拐が発生しているという。
日本の人口比に引き直すと日本で毎年2万人の幼児誘拐が発生することになり、もしそのようなことが起これば日本中が蜂の巣を突っついたような騒ぎになる。

 しかし中国では幼児誘拐問題が社会的関心を呼び始めたのは最近のことで、それまではよくある事件の一つとして警察の捜査も今一つおざなりだったという。
中国の警察の本当の目的は共産党に反対する人々の弾圧で政治警察日本的感覚では特高)だから当然と言えば当然だ。

 誘拐される幼児は都市部の幼児がほとんどで、私は最初裕福になった都市部の住民から金を強奪するための誘拐が盛んになっているのだと思った。中南米でよく発生する身代金目的の誘拐だ。
しかしこれが全く間違いで、誘拐された幼児は農村部に売られてゆくのだという
農村部は都市部に比較し圧倒的に貧しく平均所得は都市部の約4分の1と言われているが、なぜ農村部に売られるかというと中国特有の事情があるからだ。

 農村部では子供は労働力として働かされ、大人になれば養育者の父母の面倒を一生見るための生活保護の担い手にさせるのだという。
都市部では子供は金のかかる一種の消費財だが、農村部では金を生む生産財であるとことが全く違う。一種の奴隷売買のようなもので労働力確保のための強奪だ。

 中国は農村部と都市部では戸籍が異なり、戸籍が違うということは国が違うのと同様と思えばいい。中国の中に都市国と農村国があると思えばイメージがあってくる。
都市国は鄧小平氏の改革開放路線が功を奏して日本とさして変わらないくらい豊かになったが、農村は昔のままの貧しさのままで毛沢東が中華人民共和国を創設したころとさして変わらない。
中国の人口13億人のうち農村人口は半分の6億5千万人だから、中国人の半分は極度の貧困にあえいでいる

 その貧しさは特に社会保障の面であらわれており、都市住民は月平均3万円の年金が支給されているが、農村部では月平均1500円程度の年金しかもらえない。
これでは全く生活できないから個人的に生活保障をせざる得ず、そのための手段が子供である。
中国の農村では老後保障として子供に食わせてもらうのが一般的で、男の子がいればその子供に世話になる。子が親の面倒を見ることが当然視されており、それが中国5000年の歴史だ。

 しかし農村部でも中国政府の一人っ子政策は浸透しており、子供が生まれなかったり生まれても女子の場合はどうしても男の子欲しさに誘拐された子供を購入するのだそうだ。
インタビュウーに応じた農村部の男性が「子供がいなければ当然子供を買うでしょう」と平然と言っていたから中国農村の日常的風景のようだ。

 相場は男の子で100万から120万円、女の子で60万から80万円だそうだ。
農村部の所得は極度に低いがこうした金は借金をしてでも調達して子供を買い入れているという。
中国には子供誘拐のネットワークができており、全国的な規模で幼児誘拐を繰り返しているという。
もちろん誘拐された父母はキチガイのようになって子供を探すが、警察は基本的に見てみぬふりをする。
誘拐組織から警察官にわいろが送られており、このため警察が真面目に幼児誘拐に取り組むことをしない。1920年代のアメリカの禁酒法時代とおなじで警察官と誘拐組織は持ちつ持たれつの関係だ。
たまにパフォーマンスとして取り締まりをしているふりはするが、あくまでもパフォーマンスだから幼児誘拐の件数は全く減ることがない。

 私は驚きあきれたが、しかし考えてみれは中国の農村部では昔から幼児の売買は日常的には行われてきた。第二次世界大戦の末期に多くの日本人が満州から逃げ帰ったが、その時多くの子供が中国人に引き取られた。私はこうした中国人の態度は善意に満ちた行為だと思っていたが、それは誤解で農村部では労働力が必要だったのと、成長してからは女子であれば売春婦として売れるし、男子であれば親の面倒を見させる老後保障として役立つことを知った。一種の奴隷売買は中国農村の原風景だった。

 しかしまさか現代も同じ状況だとは知らなかった。
これでは国連の人権問題担当者が騒ぎ出してもよさそうなものだが、こと中国と聞くと国連はおじけづいてしまい、日本のようににはるかに人権が守られている国の男女間格差などが大げさに取り上げられる。

 中国はどこまでいっても闇が多く、見てくれは立派だが実際は魑魅魍魎の世界だ。今回のクローズアップ現代の特集は最近の番組ではトップクラスのスクープでNHKもなかなか頑張っていると感心してしまった。

(とても興味深いコメントがありましたので転写します)
 
 満州引上げ家族と大変懇意にさせていただいておりました。 もう遠い昔、60年程前の熊本での思い出です。 

 大変な引き揚げ時の苦労話をお聞きしたことがありますが、満人 華人達に子供を置いて行けと何度も何度も強要された とよく聞かされました。
小学生だった私にはこの話、衝撃的な遠い世界の暗い暗い話、遠い故郷での思い出の一つです。 
こちらからお願いしたり、黙って置いて来たり、現地の方々のお世話になった場合もまたあったやにも聞いておりますが、日本人が忘れてはならない悲劇だったと思います。

 子供が老後の生活云々.........、とありますが, その時も「日本人の子供は親孝行するから置いて行け」と言われた,と聞きましたよ。

 横浜中心部の商店街に小さな雑貨屋があり,女性の店員さんがチョット訛りが気になりお聞きしました。「 中国人」? 「いいえ引き揚げてきたのよ,親も連れて日本にきたわ。」 頑張ってね,応援するからね,と言いましたがもう店はなくなりました。

 どうしてるでしょうか。 今も傷跡はすぐそこにあります。  通りかかるたびに閉まったままの店が気にかかります。

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コメント

満州引上げ家族と大変懇意にさせていただいておりました。 もう遠い昔、60年程前の熊本での思い出です。 

大変な引き揚げ時の苦労話をお聞きしたことがありますが、満人 華人達に子供を置いて行けと何度も何度も強要された とよく聞かされました。
小学生だった私にはこの話、衝撃的な遠い世界の暗い暗い話、遠い故郷での思い出の一つです。 
こちらからお願いしたり、黙って置いて来たり、現地の方々のお世話になった場合もまたあったやにも聞いておりますが、日本人が忘れてはならない悲劇だったと思います。

子供が老後の生活云々.........、とありますが, その時も「日本人の子供は親孝行するから置いて行け」と言われた,と聞きましたよ。

横浜中心部の商店街に小さな雑貨屋があり,女性の店員さんがチョット訛りが気になりお聞きしました。「 中国人」? 「いいえ引き揚げてきたのよ,親も連れて日本にきたわ。」 頑張ってね,応援するからね,と言いましたがもう店はなくなりました。

どうしてるでしょうか。 今も傷跡はすぐそこにあります。  通りかかるたびに閉まったままの店が気にかかります。


投稿: 絶望人 | 2015年4月24日 (金) 08時25分

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