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(27.4.4) 再びハイホンがシャープに資本参加を要請 「俺が助けるから経営権をよこせ!!」

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 シャープの経営に再びホンハイが名乗りを上げている。
12年3月だから今から5年前に約670億円規模の資本参加でいったん合意したのだが、その後シャープの株価が暴落したため話し合いは白紙に戻っていた。
その資本参加の話が今再び復活している。今回の規模は約1000億円だという。

  シャープは17年3期の決算見込みで、当初は約300億の黒字といっていたが、昨年末に修正があって約300億の赤字と修正した。その後も経営環境は悪化を続け、リストラ費用を含めると最終的に約1000億円の赤字見込みだという。
日本の輸出産業はどこもかしこも過去最高益になると言うのに、このシャープの惨状はひどい。

 個別に見ると液晶部門はそこそこ利益を上げているのだが、テレビ部門太陽光パネル部門の赤字が大きすぎてとてもカバーしきれないという。
確かにシャープのテレビAQUOSなどは叩き売りの状態で私が10年ぐらい前に買った32型は当時15万前後だったが今は5万円前後だ。スマートフォンと殆ど変わらない値段なのだからこれでは儲けは出ないと思う。

 メインのみずほ三菱UFJに対し1500億円規模の資本参加を依頼しているが、なんとか債務超過にならないための措置だ。
両銀行からは不採算部門の切り捨てと3000人規模の人員整理を要請されており、それに応じなければ資本参加はないと冷たく言われている。

 私も金融機関にいたからよく知っているが、金融機関の再建策は決まっていて不採算部門の撤退と人員削減、それと手持ち資産の売却の3点セットだ。
企業から見たら今まで営々と築いてきた資産や技術者を手放せという要請だから、こんなにきつい要請はない。
しかし金融機関は商売そのものを知らないのだからこれ以外の対応策などなく、どうしようもないのだ。

 その点になるとホンハイは違う。ホンハイはシャープの技術がほしいのであり何より優秀な研究者がほしい。また生産をするための工場は必須だからその売却などは絶対に要請しない。販売については自身の販売網を使ってさばくつもりだから、シャープをリストラするよりは利用を考える。
だから企業による支援の方が金融機関による支援よりは経営者や従業員にとってはメリットが大きい場合が多い

 ただし金融機関との最大の違いは経営権の乗っ取りで商売をする以上経営権がなくてはどうにもならない。
シャープさんお金も出しますが経営に口出しますよ!!」
一方金融機関は経営そのもののノウハウがないこともあって経営権には興味を示さない(しても必ず失敗する)。通常は再建上手と定評のある経営者に再建を依頼して黒字になれば満足する。

 シャープとしては思案のしどころだ。金融団に頼めば徹底したリストラが見返り条件になるし、ホンハイに頼めば経営権が危うくなる。
私はホンハイとシャープの提携は決して悪い組み合わせではなく、商売下手で研究一筋のシャープに商売上手の血が入るのは良いことだと思う。

 現在ホンハイは中国本土から追い出しをかけられており、対中国政策について修正を迫られている。
中国と手を組むよりやはり日本ではなかろうか・・・・・・・・・
私はシャープとホンハイの提携に賛成だが、果たしてシャープはどのような判断をするのだろうか。

注)ホンハイが中国から追い出されつつある経緯は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-1547.html


(コメントを一部抜粋して掲載します)

 銀行と経営コンサルタントが登場するとその企業がどうなるか結果は火を見るよりも明らかです。
おっしゃる通りの事が情け容赦なく無慈悲に始まります。 技術も職人も設備機械も企業文化も彼らから見て一文の価値もありません。

 シャープさんは私が当時接した開発部門の方々の印象から新しい技術に突出して熱心な独特な会社でした。

 私も少し関係したのですが、当時極めて困難な非接触型超高速モーターの開発で成果をあげられたと後日聞いた時は驚きました。
超高速回転故の 熱による異種金属の膨張差、鏡面の歪み 、うしても発生してくる軸の傾きと回転ムラ、コンタミの発生など立ちはだかる絶望的な壁をシャープさんが独自に乗り越えたと聞いた時は本当にどうやってと驚きました。

 あの時の若手の開発者も今は40代後半から50代、金貸し達から見たらただの中高年、まだ居られたらリストラ対象の一番手でしょう。
社長 重役連の無謀な経営が従業員をその家族を途方に暮れさせます。




(別件1)私のブログの読者からブログで以下のお礼を掲載してほしいとの依頼がありましたので掲載します。

 
今朝(3日)、 我が家の次男が鎌取駅で7時20分頃 トイレに寄り 財布を忘れて来ましたが幸い財布は駅員さんへ届けられ、無事に手元に戻ってまいりました。
届けてくださった方は名前を告げずに去ったそうで次男はその方にお礼も申すことができませんでした。

 財布には住基カードや銀行カード現金等が入っており届けてくださった方へには 本当に 感謝です
息子は社会人に成り立で緊張のあまりミスをしたのだと思いますが、思いもかけない親切に遭遇いたしました。私の息子も今回財布を届けてくださった方のような周りの方へ優し人間になってほしいと思っております。
お名前が分からないため山崎さんのブログを借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

(別件2) カンパ募集中


 市民の財産は市民が守るおゆみ野クリーンクラブの活動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いしております。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修のテスト用資材に使用いたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)


なお、カンパ依頼の具体的な内容は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-6213.html

 

 

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評論 日本の経済 シャープの経営問題」カテゴリの記事

コメント

銀行と経営コンサルタントが登場するとその企業がどうなるか結果は火を見るよりも明らかです。
おっしゃる通りの事が情け容赦なく無慈悲に始まります。 技術も職人も設備機械も企業文化も彼らから見て一文の価値もありません。

シャープさんは私が当時接した開発部門の方々の印象から新しい技術に突出して熱心な独特な会社でした。

私も少し関係したのですが、 当時極めて困難な非接触型超高速モーターの開発で成果をあげられたと後日聞いた時は驚きました。
超高速回転故の 熱による異種金属の膨張差 鏡面の歪み どうしても発生してくる軸の傾きと回転ムラ、コンタミの発生など立ちはだかる絶望的な壁をシャープさんが独自に乗り越えたと聞いた時は本当にどうやってと驚きました。

あの時の若手の開発者も今は40代後半から50代、金貸し達から見たらただの中高年、まだ居られたらリストラ対象の一番手でしょう。
社長 重役連の無謀な馬鹿な経営が従業員をその家族を途方に暮れさせます。

神よ 試練を与え荒野を彷徨させる人間を間違えていらっしゃいませんか。 あのひとたちのどこがお気に召しませんか。 救いの手は台湾からさしのべられているようにも思いますが信じていいのでしょうか。 やっぱりニセの救い主でしょうか。


投稿: 絶望人 | 2015年4月 4日 (土) 11時06分

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