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(27.4.14) マカオのカジノが大揺れだ。「大変だマネーロンダリングができなくなった!!」

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 先日NHKの国際報道2015マカオのカジノの実態をレポートしていた。カジノが共産党幹部のマネーロンダリングの温床になっているとの内容だった。
中国人と汚職は同義語で何をするにもわいろを要求される。一般に事業規模の2割から3割だから何ともすさまじい汚職体質だが、こうした資金は党幹部や官僚上級官僚は共産党員)の懐にはいるのだが、これをそのまま持っていてはいつ当局の摘発を受けるか分からない。

 最近逮捕された軍のトップだった除才厚氏が逮捕されたときは氏の豪邸からヒスイ、金、現金等がトラック10台分で運び出されたというから汚職は半端ではないが、中国国内にとどめておく限りこのように習近平氏の査察部隊に押し入られる。
そこで資金を海外に送金したいが中国では為替取引が自由化されてないので、資金を自由に海外に送金できない。

注)中国人民解放軍の汚職体質については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-67ca.html


 そこで考え出されたスキームはマカオのカジノを使用する方法である。
中国には地下銀行という存在がありここを通して資金の送金ができるのだが、地下銀行のブローカーが党幹部の金をマカオのカジノの胴元に送付する。
党幹部は現金など持たずにマカオに出かけ(金を持っていると習近平の査察部隊に逮捕される)、送金先のカジノで遊んだことにして資金を受け取るのだが、名目はカジノの勝負で勝った資金ということにする。
もちろん胴元にはそれなりの手数料を支払わなければならないが、晴れてワイロの金がきれいなカジノでもうけた金になる。誰にも文句を言わせないマネーロンダリングされた資金ということになってそれをマカオから外国に送金すればいい。

注)マカオは特別区でカジノで勝った資金は自由に外国に持ち出せる。なお地下銀行から直接送金するとマネーロンダリングされてない怪しい金となって海外の銀行が対応してくれない。

 もちろんこうした方法は習近平指導部も熟知しており(自分たちも行っている)、マカオにでいるする党幹部は片っ端から査察部隊の尋問を受けることになってしまった。
これではいくらなんでもマカオをマネーロンダリングの場所にするわけにいかない。
おかげでマカオのカジノの売上高は月5000億円レベルから昨年は4割も減収になり月3000億円程度になったという。
差額の金額単純計算で2000億×12か月=2兆5千億)は実際はわいろの洗浄資金だったことになる。

注)上記は単純計算だがこの世界は表面的な売上以外の魑魅魍魎の世界だから実際はもっと多いはずだ。

 現在この習近平氏の汚職撲滅部隊による査察でせっかくマカオに送った資金を本国に持ち帰れなくなった党幹部(マカオに行くこと自体もできないので)が約850人いるそうで、こうした人の宙に浮いた金が約2000億あるのだそうだ。
いかにも中国らしい話で、マネーロンダリングに使用できなくなったおかげでマカオがすっかり寂れてしまった。
ついこの間ラスベガスを抜いて世界一のカジノになったばかりだが、汚職資金が入らなくなればアウトだ。

 放送ではレポーターが「上に政策があれば下に対策あり」が中国だからマカオが使用できなくなれば他の東南アジアのカジノでマネーロンダリングをするはずだと述べていたが、中国人と汚職は同義語だからそうなるだろう。
習近平政権のトラ退治はいつまでも続きほとんど泥沼の様相を呈している。

注)日本でもカジノを解禁しようという動きがあるが、できればこうしたマネーロンダリングの洗浄に使用されると想定しなければならない

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