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(27.4.1) 世界の経済プレーヤーが中国からインドに変わった。 インドの躍進と日本の安全保障の強化

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 ここにきて世界経済のけん引役が変わった。中国の時代が終わりインドの時代になってきたとアジア開発銀行が報じた。かつては最も経済成長が高かったのは中国だったが、14年の後半からインドが最速のプレーヤーになっている。
15年16年と8%前後の成長が見込まれ、一方中国は7%前後になる見込みだという。
最も新興国の経済成長率の計算は先進国に比べるとかなり大雑把で、特に中国の場合はGDPの報告者とGDPの成長担当者が同じ共産党指導者なので数値にバイアスがかかっていて信頼できない。
だから実際はアジア開発銀行の予測数字よりインドと中国の成長率の差は大きくなっている。

 インドは人口規模は中国とほとんど同じで賃金は圧倒的に安く、しかもIT関連の人材は非常に豊富であり、さらに中国と異なり民主主義国家だ。
官僚が腐敗しているのはどちらも同じだが中国の場合は一党独裁で自浄作用がほとんどないのに対し(ただし権力闘争での失脚はある)、インドでは法の支配と選挙による住民の監視が相応に確立されている。
それに何よりインドが非常な親日国で、さらに中国が仮想敵国であることが日本とぴったり合ってほとんど相思相愛の仲と言っていい。

 従来それなのに日本商品の販売が(マルチスズキを除いて)今一つだったのは円高とインド内の規制が厳しかったからで、インドは長い間社会主義政策をとってきたため企業活動に制約が多い
ところが昨年5月にモディ政権が誕生すると、各種の規制緩和に乗り出し(ただし既得権益層の抵抗が大きく大成功というわけではない)外資の進出がしやすくなっている。

 インド経済にとって幸いなのは原油価格の値下がりで、約半値になったことにより消費者物価がすっかり落ち着いてきた。従来10%程度だったのが現在は5%前後に落ち、インド経済のアキレス腱だった8%程度の政策金利企業等の借入金利が高すぎる)の引き下げが可能になってきた。
この1月と3月に引き下げを行って7%近くになってきたが、消費者物価が5%程度で落ち着けば更なる利下げの余地があって、インド経済への景気刺激策を打てる。

  日本との関係ではモディ首相と安倍首相は政治的朋友でグジャラート州のインド新幹線の建設は日本連合が行うことがほぼ決まった。インドのインフラについては従来中国や韓国が安値攻勢で日本勢を寄せ付けなかったが、ここに来て日本の巻き返しが功を奏している。
日本にとりインドは戦略的に重要なパートナーであり、特に中国対策においては切っても切れない間柄だ。

注)インド新幹線の具体的な内容は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-fa3c.html


 幸いなことに中国経済は失速し、一方インド経済はIMFのラガルド専務理事の言葉を借りると「新興国の中でもインドはひときは輝きを放とうとしている」国になっている。
インドの経済成長は同時にインドの政治的プレゼンスを大きくし、インド洋での軍事力強化につながる。中国海軍のインド洋進出で日本の原油輸入ルートを中国に抑えられつつあったがインドがそれを阻止してくれる。

 日本の安全保障にとってインド経済の躍進は実に喜ばしい環境変化だ。インドが躍進すればするほど中国のプレゼンスは低下し日本の安全は確実に向上する構造になっている。


(別件) カンパ募集中

 市民の財産は市民が守るおゆみ野クリーンクラブの活動の一環として昨年に引き続き一人当たり3000円のカンパをお願いしております。カンパは塗料、草刈のガソリン代、ベンチ補修のテスト用資材に使用いたします。

 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです(お礼のメールを出したいため)。


・千葉銀行 鎌取支店(092) ・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)
・郵貯銀行 店名 058 (ゼロゴハチ)・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3695852)

なお、カンパ依頼の具体的な内容は以下を参照してください。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-6213.html



 

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評論 世界経済 インド経済」カテゴリの記事

コメント

嬉しい記事拝見いたしました。

是非そうあって欲しいものです。 インドの発展に日本も寄与できればうれしい限りです。
インドは英国に対する憧れ敬意が今も強く、日本の商売は難しいと聞いておりましたが今後協力関係が構築されるといいですね。

スズキ自動車の頑張りは目を見張るものがあります。 ホンダ カワサキの二輪も順調に売れているようですね。
国民を反日国歌 反日ドラマで毎日洗脳、いつかすぐ始まる 反日ボイコットの中国 などまったく信用すべき国ではありません。
爆買中国人など明日にも消えてなくなるでしょう。


毎日拝見いたしております。 新聞が書かない 書けない正当な見識に最大の敬意を捧げます。

(山崎)毎日見ていただいて感謝申し上げます。

投稿: 絶望人 | 2015年4月 1日 (水) 11時00分

山崎様、私もそうなってほしいと思いますが二つ疑問があります。
①下記の記事
「中国が設立を主導しているAIIB(アジアインフラ投資銀行)は、3月31日で、中国政府が設定した創設メンバーとなるための申請期限を迎え、イギリスやドイツなど、ヨーロッパの主要国を含む、46カ国が創設メンバーとして名を連ねることになった。」
疑問、中国の経済力が弱まろうとしているのなら、何故かくも多くの国がAIIBに参加するのでしょうか?

②現実にまだカースト制度が厳しいインドが発展するとは思えない。日本の士農工商時代より厳しいと聞きましたが?

(山崎)前者についてはどこの国も確実な判断ができないので、とりあえず保険をかけているのです。イギリスは通貨元の取引をシティで行うことの裏約がありますから確信犯なのですが、その他の国は付和雷同型です。
私のブログでは「みんなで渡れば怖くない」方式はとっておりませんので、ヨーロッパ主要国の判断とは別に私の判断を記載しております。

後者については問題がありますので、こちらはじっくり分析していきたいと思っています。


投稿: うぐいす | 2015年4月 1日 (水) 11時20分

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