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(27.3.15) 米中金融戦争 中国がイギリスの取り込みに成功した!

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 中国とアメリカの金融戦争が始まった。中国がアジアインフラ投資銀行AIID)と称する国際金融機関を今年末にも立ち上げるからだ。
戦後の国際金融秩序はアメリカによってすべて取り仕切られてきた。世界銀行IMFアジア開発銀行ADB)もすべてアメリカの別働隊と思っていい。
組織が別別なのは若干の色合いが違うからで、たとえばアジア開発銀行は日本とのタイアップでアジアを金融的に支配しようとした組織といえる。

 中国は経済力が増加するにしたがってIMFにもADMにも中国の資本参加の増額要請をしてきた。中国も世界金融支配の一端を担うとの意思表明だがこれにアメリカが大反対し日本も追随した。
中国などに大きな顔をされれば世界の金融秩序をアメリカ方式に統一することに何かと反対される。中国は絶対に駄目だ

 IMFADM評決は出資割合だからアメリカ組が半数を抑えていれば中国などは単に便利な財布の役割しかない。だから中国にとってはIMFADMも金をとられるだけで中国の世界戦略には何も貢献してこなかった。
我慢ならん、それなら中国が半数の出資を持つ国際金融機関を作ろう
世界中にこの案を提案したが、BRICSは賛成したがアメリカや日本は全く乗り気はなく、中国と関係が深いオーストラリアと韓国がさっそく入会しようとしたのをアメリカが阻止した。
あんたら、アメリカ組を抜ける気か!!」

 AIIDの出資金は500億ドルADMとほぼ同額だが、この出資金の半分は中国が出資する。それは当然で世界から金を集める組織を作ってその金は中国の息のかかった国に貸し出しをするのだから、50%の出資比率がぜひ必要だ。
中国は過去単独で中国輸銀を通じて主として独裁政権に金を貸してきたが、それだけでは限界がある。
こうした国際機関を作る最大のメリットは市場から資金の調達がしやすくなることで、通常出資金の3倍程度の債券発行ができるが、500億ドルの出資金で1500億ドル相当の債券を発行しそれを中国組に優先的に融資を行うということだ。

 今まではこの恩恵にあずからろうと主として東南アジア諸国が参加を表明していたが、ここに来てイギリスがこの組織に参加表明をしたので世界を驚かせた。
アメリカと日本が反対している組織にイギリスが堂々と参加表明をしたからだ。
イギリスにはイギリスの思惑があって、いままで世界のローカルカレンシーで国際決済にはほとんど使用されない中国元をロンドン市場で国際通貨にする野望がある。
中国元の取引をシティがすべてを取り仕切ろう・・・・

注)現在中国元が使用されているのはバーター貿易の決済のような二国間取引で、多国間取引の通貨になっていない。日本のイメージでいえば市町村が発行するクーポン券のようなものだ。

 イギリスが先走って中国元を取りこむということだが、これにはアメリカも日本も鼻白んでいる。
くそ、イギリスのやつ、戦後アメリカが築いてきた国際金融秩序を壊すつもりか・・・・・・・
中国にとっては大成功だが、問題は果たしてこの組織がうまく機能するかということだ。
イギリスは機能しようがすまいがそんなことは関係なく、中国に恩を売り中国元の最大の取引場所にシティがなればいいだけだが、今後アメリカと日本の巻き返しがどうなされるか注目される。


 

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コメント

(=゚ω゚)ノ 毎度!
紅茶紳士の意図がマスコミでは良く解りませんでしたが、山崎様の説明で解せました。いずれにせよ、世界は腹黒い。

投稿: ポテ珍3号 | 2015年3月15日 (日) 08時53分

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