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(27.2.10) ソニーの復活は本物だろうか? ようやく黒字化にこぎつけたが・・・

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  ソニー本体
の経営が急回復しているとの発表で市場がわいている。しばらく前まで2000円前後だった株価が3000円前後まで回復し、時価総額ではパナソニックを抜いた。
当初は15年3期は400億円の赤字とアナウンスされていたので「やれやれソニーは一体いつになったら黒字になるのだろうか」とため息をついたものだ。
それが急遽200億円の黒字に転換すると発表されたので世界中が驚いた。

注)ただしソニーは最盛時の株価は30000円程度だったから3000円ではとても回復したとはいえない。

 ソニーといえば1990年代は世界のトップブランドで、当時経営不振にあえいでいたアップルをしり目に我が世の春を謳歌して居た。それがアップルiPod2001年に発売して巻き返しを図ったころからソニーに黄昏が訪れた。
ソニーショックと言われた2003年にそれまで増収増益があたりまえだったソニーが減収減益になって世界を驚かせたものだ。
現在サムスンが減収減益にあえいでいるが、このサムスンショックと当時のソニーショックはうり二つだ。

 ソニー凋落の原因は特に音楽のインターネット配信で遅れてアップルに敗北したことが大きいが、それは大きな決断ができなかった経営者の器の問題ではないかと言われている。
第一世代の井深大氏盛田昭夫氏と異なり、第二世代は巨大なソニーをマネジメントするには荷が重すぎて経営が悪化しても決断を先延ばしにした。結局現在の経営者がマネジメントできる大きさまで縮小してようやっと黒字化にこぎつけたという指摘だ。

注)サムスンも李会長が昨年病気で入院してからさっぱりになっているが、これも巨大サムスンをマネジメントできる人材がいないことがその原因とも言われている。

 ソニーショック後はソニーは何をやってもうまくいかなくなり、完全に赤字体質となってリストラを繰り返している。パソコン事業から撤退し、テレビ事業を分社化し、スマートフォン事業を縮小してリストラを実施し、ようやく今季営業利益を黒字化することができるようになった。
説明では世界シェア首位のイメージセンサーの売れ行きがスマホやタブレット端末の普及で急拡大しており、今期の利益を押し上げたという。

 イメージセンサーなどと言われても今一つピンとこず、スマホやタブレットで使用されているといわれても「どこにあるのだろう」という感度で、何かソニーは部品メーカーになったような感じだ。
しかしこうした部品の優位性がいつまでも続くと考えるとひどい過ちを犯しそうで、最近ではシャープが中小型向け液晶のイグゾーで比較優位性を失ったばかりだ

 だから今季ようやく黒字になったからといって来期は4000億程度の黒字になるというアナウンスメントをそのまま信じるわけにはいかない。
いくら稼いでも不振事業の減損処理を毎年3000億規模で繰り返していてはとても収益の急回復は望めない。
特にスマートフォンは問題で、今や中国のシャオミやレノボやファーウェイの時代になり、世界のサムスンでさえ対抗できなくなっているのだからソニーに対応策はないだろう。

 私はソニーの復活を心から望んでいるが、イメージセンサーだけでソニーの業績を急回復させることは不可能だと思っている。この孝行息子のイメージセンサーが収益を稼いでいる間に次のコンテンツを立ち上げなければ、シャープと同様に一期だけのユーフォリアに終わってしまうことも予想される。
果たしてソニーの復活はあるのだろうか。そうあってほしいが必ずしも楽観できる状況とは言えないようだ。

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