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(27.1.8) 中国進出企業の怒涛の回帰が始まる。 世界中で最も優れた生産拠点が日本になった!!

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 人間長く生きていると何が起こるか分からないものだ。
しばらく前まで日本企業は中国こそが日本企業の最後のフロンティアと言って怒涛のごとく中国に進出していたが、今やその波は完全に収まり引き潮になってしまった。
今はまだ緩い引き潮レベルだがこれが怒涛のような引き潮に変わるのは時間の問題だ

 パナソニック、シャープ、ホンダ、TDK、ダイキン工業、キャノンと言った企業が中国で採算割れをしている商品の日本国内での生産を急いでいる。
何しろ為替相場が120円では海外で生産して逆輸入しては赤字になってしまうので、企業経営として持たない。
中国での生産は中国の消費者向けに限定して輸出用は日本での生産に切り替えるという。

 もともと中国への進出は賃金が安かったからだが今では数年で倍の賃上げラッシュだし、地方政府からはわけの分からない税金実際はワイロ)を要求されるし、労働者はすぐに辞めていってしまうので中国で生産するメリットはほとんどなくなっていた。
そればかりでなくパナソニックなどは日本たたきの標的にまでされて工場は焼打ちに会い損害賠償にも応じてくれない(ただし一部は北京政府に内緒で地方政府が損害賠償に応じている)。

 日本企業が中国にいても我慢できるのは自動車のような中国の消費者が相手の企業だけで、それ以外の企業にとっては中国に生産拠点を持っている理由は全くなくなってしまった。
こんなことなら真面目な従業員と清廉な役人がいて、なんでもクリーンな日本で生産した方がいい
中国の魑魅魍魎とした世界にほとほと愛想をつかして日本回帰が始まっている。

 アベノミクスとは日本のたたき売りであり、円を刷りまくって円安を誘導して輸出産業を後押しする政策だ。何しろアベノミクスが始まる前の資金供給量(残高)は100兆円ベースだったのに今や日銀券は300兆円に迫っている。
さあ、兄さん、買った買った、安いよ。今日は特別に半額にしちゃおう!!」なんて寅さん並のバナナのたたき売りだと思えばいい。
おかげで円安は劇的に進み世界中で最も魅力的な生産拠点が日本になってしまった。
今まで閉鎖や規模縮小が続いていた地方経済にとっては福音であり、国内中で仕事場があれば若者が止まるから地方の衰退も緩和される。

 もともと円安政策にはデメリットがあって食料や燃料と言った輸入価格が高騰し一般庶民の生活を直撃するが、思わぬ資源価格の下落でそうしたデメリットも出にくくなっている。
原油価格などは半額になってしまい電力会社やガス会社も経営が改善しており信じられないような好環境だ。
それというのも中国経済の失速で石油や鉄鉱石や銅と言った資源の輸入が減少したからで、日本企業が中国から撤退すればするほど中国経済は落ち込むのでこの資源価格の低迷は当面続く。

 正直に言うがアベノミクスがこれほど成功を収めるとは私には予想ができなかった。物価上昇に消費者が根を上げて政策変更を余儀なくさせれると思っていたが予想が外れた。
反対にアベノミクスとは日本経済を大復活させた経済史に残る快挙として語られることになりそうだ。

 戦後の日本のフレームワークを作ったのは吉田茂だが、そのフレームワークがほころびて衰退の一途をたどっていた日本を立て直したのが安倍首相ということになるだろう。
徳川幕府の例でいえば吉田茂が家康で、安倍首相は徳川吉宗と言った立場だ。
日本の歴史の教科書に「日本経済を立て直し、中国を蹴散らした勇者」として安倍首相の名が刻まれる日が早晩きそうになってきた。

 

 

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